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2009年06月08日
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カテゴリ: 本のレビュー
最近、寝る前に星新一の本を読んでます。
星新一といえばショートショートの神様ですが、長編も書いてます。当たり前か。


古本屋で100円で売ってたので買って読みました。(←ちょっと失礼)
タイトルの通り、「明治時代に生まれた星新一のお父さんがアメリカに行った」話です。
そもそも星新一は好きだけど、彼のお父さんは…知らん!
と、最初から読む気ナッシング。

ところが星新一の文章はやはり面白い。次が読みたくなる書き方をしてるのです。
星新一が息子から見た父親という目線ではなく、一個人として父親を、まるで他人のごとく彼を主人公にして物語を進めています。それが実に読みやすい。
そしてその主人公も文書に負けないくらいの行動をしています。

つまらない所はさらっと書いて…ると思うのですが、なにせ行動が突飛過ぎる。しかしちゃんと考えた上でのこと。まさにマンガのような展開です。


最後は主人公のお父さん、つまり星新一の祖父が亡くなったところで物語は終ってます。
その祖父という人もこれまたスゴイ人で、町の世話役から議員までやってて地元でえらく人望のある方でした。
彼は地元に悲願の小学校を作り、そのすぐあと亡くなりました。
主人公は小学校のそばに父親の碑を立て、漢文で坦々と完結に経歴を綴ったというコトです。
それについて星新一はこう書いてました。

”むすこが亡父に関して、なにか記録を残すとすれば、この程度が適当なもののようである。
その点、私はいささか多く書きすぎた。”

こういう〆方が実に星新一らしいw


…と、ここまで読んで「あれ?星新一うまれてないじゃん?」と気づきました。
主人公である星新一の父親はまだこのとき独身…

えーこれで終わり?と思ったら、続編「人民は弱し官吏は強し」で、その後のことが書かれていました。あーよかったwまだ買ってませんけどね。

うん、本2冊分の父親の記録は多いわ(笑)

■明治・父・アメリカ/著:星新一

■人民は弱し官吏は強し/著:星新一





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最終更新日  2009年06月09日 00時38分24秒
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