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2009年06月29日
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カテゴリ: 本のレビュー
またまた星新一ネタですが。


星新一氏は「ショート・ショート三原則」というのを打ち立てていたらしいです。
1、セックスネタを扱わない
2、時事ネタを扱わない
3、残虐ネタを扱わない

言われて見れば、彼のショートショート小説にはそういう話はなかったかも。

栗本薫さんも、あとがきでこう書いてます。
『世の中の作家どもがとかくサービスというと「ではエロ場面をふやそう」と考える、あのお手軽さ、読者を甘く見ていること、リアリティというと「では時事問題をテーマにしてみよう」と考える、あのわかってなさ、皮相さ、そしてインパクトというと「ではもっと血を流して、大勢ブチ殺してみよう」と考える、この救いがたい単細胞さ加減、小説のイロハもわきまえておらぬこと、これにはつねづねもう呆れかえるほかない。』



でも、実際はその1~3があって売れる話もあるわけで。
客を甘く見てるわけじゃないけど、商売として考えるとそれらがあった方が部数が伸びるわけじゃないですか。
でも栗本さんは、それらの技を使わない星新一を称えています。
もしかしたら、そういう単純な技で喜んで本を買ってしまう客=読者が、世の中の作家のレベルを下げてるのでしょうか?

前にも書いたかもしれないけど、とある少年漫画で必殺技を放つとき周囲に居る人が
「あぁ!○○の放った必殺技が敵に命中した!」
とセリフで書いてあるものがあります。
絵見りゃわかるだろ!
読者なめんな!
と思いますが、もしかしたらそれも「そういうのがあった方がわかりやすいから」という理由なのかも。なんぼ漫画とは言え、そこまで読者もバカじゃないと思うけど、もしかしたらそういう客向けに漫画家もバカにならならざるを得ない世の中なのかも…

と、まあこの時点で言ってる「世の中」も昭和54年の話ですが。

そんな思考の人だから、あの「グイン・サーガ」がヒットしたんでしょうね。


ちなみに、彼女の書いたあとがきで、もう一箇所「うほっ♪」と思った部分。
『いや私はべつだんエロが嫌いというわけではない、エロ話を聞くと侮辱されたと考える女性では、SF作家の集まりなんぞに一分と耐えることはできない。』
笑いましたw
あぁ、この人はやっぱり並の女じゃないなと。


なんだか誰のレビューを書いてるのか、わからなくなりましたorz

■星新一ショートショート1001





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最終更新日  2009年06月30日 01時02分19秒
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