みどりの日記                  ~gardener's hum~

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庭づくりは楽しい! 3 ~個人邸の庭~

design ++dalu++



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-*-* 物語の案内人 *-*-




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お庭の中を巡る動線を「何で」「どのように造るか」…というのは、
庭づくりをするうえで大きな悩みでもあり醍醐味でもあります。

前にもお話したことがありますが、お庭が“物語”であれば、
庭を巡る小道は“ストーリーテラー”のようなものです。

「ここには、おいしい実のなる植物があるんです」
「そこは香りの強いバラが咲くので春先はいい匂いがします」
「あっちの植物の葉は紅葉がきれいなんです」
「あ…テラスにもお寄りになりますか?」


“小道”はお庭に足を踏み入れたお客様に饒舌に語ります。
そしてお客様はますます先へと歩みを進みたくなります。
私の中では、そんなどんどん先へ行きたくなるような小道が理想です。


H邸のお庭でも“奥にある小屋まで続く道を作ろう!”とデザインを考え、
それをもとに道づくりの作業に入りました。


デザインだけではやっぱりダメで、色んな条件を考慮に入れないと
いけません。 その時に考えるのが勾配です。

水はけですね。

水の流れがどうなっているのか?
どこに向かって流れているのか?
……気になります。
水のたまる場所に植物なんて植えたら一発で腐ってしまいます。


家はだいたい敷地の中で一番高い位置に建っています。
そして、玄関レベル→お庭→アプローチ→門扉付近…と向かいます。
ここが一番低いのか。
そうなると、ここから庭に向けて少し高くなるのをしっかりアピール
することで、誰の目にも高さがはっきりわかるようになります。

あとは、曲がりながら勾配を揃えていきます。
庭の中でも微妙に高さが変わっているので、一つ一つの作業の中に
水平を確かめながら設置していきます。

小道…なんて言えないくらい重厚感のある“語り部”が現れました。
「尾瀬だ…、尾瀬。」


すっごく素敵なんだけれど、感傷に浸っている時間はありません。
冬の日暮れは早いです。
ちょっと時間も押してきてパッパッと動かないと明るいうちに作業が
終わらなくなってきます。


そうして、本日の作業は終了です。
…何といえばいいのでしょう。この充実感と達成感!
でも、完璧には終わっていません。
いや…正確に言うと完璧には終わらせていません…でしょうか。

あとは、続きをじっくりと進めていけますものね。
〇年後のお庭も楽しみにしています。


…つづく。



みどりデザイン研究所はみなさまの店舗・医院のイメージアップの

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