今日も歩いて健康になろう

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ロンドンの街の色使い

アンティーク
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ベルリンの街は重厚で物静かな大都市だと思う。
それに比べると、ロンドンはにぎやかな街だと感じた。
道もベルリンに比べると少し狭く、「ごちゃごちゃした」という印象があった。

建物や看板のところどころに、強い色彩が使われていたり、
ゴールドの色がよくあしらわれていたからだろうか?
バスの色ひとつとっても、赤だったり、タクシーの色も真っ黒。
建物の外壁やドアなどに、濃紺などもよく使われていて、
私にはイギリスらしい色づかい象徴のようにも感じた。

ドイツではクリーム色やベージュなどの、比較的薄い色が建物の壁に使われていることが多かったと思う。屋根の色1つとっても茶色のいわゆる「アースカラー」と言われる、地球の自然になじみやすい色がつかわれていた。
町全体が落ち着いていて、整然と感じられたのは、こうした色使いにもあると思った。

私達が、旅行にきてまず最初にやったことは、ロンドンの町の繁華街を歩くことだった。
とにかく、散策しながらそれぞれの街の特徴をつかんでいく。

骨董通りには、イギリスのアンティークが飾られていて古いものの持つ時代の重さなどが感じられたし、ハロッズなどの有名デパートの立ち並ぶエリアも老舗の重厚さがあって、日本やアメリカのデパートとは違ったイギリスらしい可憐ななかにも伝統を感じさせるようなデザインのプリント柄が目についたり、
各ブロックごとの街の持つ特徴の変化を楽しんだ。

ハロッズでは明日からのバーゲンの準備が行われており、私達はそこである気になるものを食器売り場で見つけた。

ウエッジウッドというイギリスの有名な食器が置かれているコーナーで、なんと食器が山済みになって白い布がかぶされていたのだ。
何だろう?と思ってちらっと、その布をのぞいてみると、食器の裏に赤いペンで印が書いてある。
そう、どこかしらに難のある食器が置かれていたのである。
私達は顔を見合わせた。

「明日また来ますかあ!?」
と言葉で言わなくてもお互い、わかっていた。
難があるといっても、良く見ても気付かない程度のプリントミスだったりして、お値段は日本で買う大体3分の1程度だった。

しかも私が前からほしいと思っていた、「フロレンティーン・ターコイズ」だった。
誕生石がサファイヤだからだろうか?
昔リボンの岸のサファイヤ姫に似ていると言われた事がある。
あまり関係なさそうだが・・・・
私は、そのサファイヤの透き通ったブルーが好きだ。

また、透明ではないがウエッジウッドのターコイズブルーも
私にとって、なんとはなしに選びたくなる色だった。
いつの頃からか、たぶんアメリカに旅行へ何度か行ってからだと思う。
ターコイズブルーは私の好きな色になっていた。
かくして、私たちはこれらの山済みになった「ターコイズシリーズ」
手に入れる作戦を練ることとなったわけである。
                        つづく


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