今日も歩いて健康になろう

今日も歩いて健康になろう

ダイエットのすすめ


「太ってもいない若い女子が,
やみくもに,食事だけを減らして行うもの」
とか,
「太り過ぎた人が,病気になり,やむなくやるもの」
というイメージを抱く方もいらっしゃるかと思いますが,
ダイエットとは人がよりよく生きるために,
食べ方であり,生活の仕方なのです。
従って,若い一部の人が行うものではなく,
よりよく生きていくために,
あらゆる人が取り組んでいくものだと思います。

「ダイエットをして病気になる」
「ダイエットをして体調が悪くなる」
のは,間違ったダイエットをしたからであり,
「ダイエット」が間違いではないのです。

ずいぶん前の話ですが,
「活性酸素」という言葉が世に出てきたばかりの頃,
活性酸素が細胞を傷つけるので,
「運動は体に良くない」あるいは,
「運動は体にとって悪だ」ということを言いだした専門家がいました。
本にもなって,ずいぶん話題になりました。
おかげで,健康のために運動を推奨する活動をしていた私達トレーナーは,
どれだけ迷惑を被ったか・・・・
「先生!活性酸素が出るから運動って体に悪いんでしょ?」
こんな質問をずいぶん受けたことを思い出します。
確かに,活性酸素は確かに細胞を傷つけますが,
それを無毒化し,傷をリカバリーする力を,
人は持っています。
そのリカバリーする能力を向上させるのが運動です。
正確には「正しい運動」とでも言った方がいいのかもしれません。
間違ったやり方で行えば,運動は体にとって悪になりますが,
正しい方法で行えば,決して悪にはならないのです。
(全くリスクがないわけではありませんけど。)
言葉って難しいですよね。
ひとつの言葉がどんどん独り歩きしていきます。
「活性酸素は悪だ」という言葉が「運動は悪だ」につながって行ったのですから。
最近は,ようやく活性酸素が出るから運動は悪だと言う人は少なくなりましたが,
それでも,未だにその言葉を信じて,
運動を行わないと豪語している人もいます。
それも健康関連の著書を出している先生と言われる人だからびっくりです。
先日,その人をテレビで拝見したのですが,
顔やからだのたるみ,座っているその姿勢などから,
「やっぱりこうなったか」と思いました。
表現が難しいですが,
「緊張感がなくなんかだるそうな感じ」でした。
専門的な言い方をすれば,
「背中の筋肉が衰えているために,
脊柱を支えられなくなり,正しい姿勢を保てないため,
セロトニン神経が働いていない状態」
だったのです。

なので,私は最近は,
本を買うときに,著者の風貌を一応チェックします。
チェックするポイントは,本人健康的で美しいかどうかです。
美しいと書くと,少々漠然としていますけど,
正しいやり方で運動を行うと,
均整のとれた,機能的で美しいからだになります。
たとえ,スーツなどでからだが隠れていても,
顔の筋肉のつき方などからも,
ある程度は推測できます。
世の中で成功している運動選手などを
想像してみればわかりやすいかもしれません。
造形的に美男,美女ではないけれど,
なんとなく美しさというか,
オーラのようなものを感じますよね。

ということで,ダイエットも運動はじめ,
どんなことでも,間違った方法で行えば悪になります。
「正しいダイエット」
「正しい運動」
これを心がける,意識することが大切だと思います。
それから,ダイエットは若い女性のためだけにあるものではありません。
代謝が悪くなり,痩せにくくなったり,
筋肉が激減していく中高年こそ真剣に取り組むものではないかと思います。
ぜひぜひ,毛嫌いせず,ダイエットの知識を深めて,
日常生活に取り入れていってほしいと思います。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: