●●●陽だまりのグラウンド

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2004.06.12

(2)

テーマ：レンタル映画(833)

カテゴリ：カテゴリ未分類

コナー・オニールのどこに
黒人の少年達は心惹かれたのだろうか。
野球のコーチとして尊敬できるところもない。
ましてや人としても。

どうしようもないギャンブル狂。
それにあの大勝負のブルズ戦での熱狂に見える。
まるで自分の命がかかっているかのように
テレビの中の選手の一挙手一投足を
食い入るように見つめリアクション。

キアヌ・リーヴスは熱演する。

子供のような大人だから？
とんでもない、コナーはあくまでも勝手な大人だ。
だがマイルスをステレオ付きで試合に送り込み
年齢の足りないGベイビーを代打に送り出す。
わがままコーフィーとも
真正面からぶつかっている。

バカ正直に顔に心が出る男だ。
賭け試合に負けて大損しているときの顔
ウィルクス先生が気になっている顔
大勝負に熱狂する顔。

声をかけたり試合に熱中する顔。

ユニフォームのないチームだった。
子供達と一緒にコナーは悔しい思いとした。
キカンバス、
揃いのユニフォームに手にする。

銃弾が生活の側にある。
命は危険に晒されている。
まだ自分を守る術を知らない子供は
だからこそ信用できる人間を捜すのだろう。
理屈ではなく本能で
コナー・オニールに何かを
嗅ぎつけたのだろう。

ドミニカの英雄のいる野球場へ
コナー・オニールは子供達を連れてゆく。
サミー・ソーサーが振り向く。
過去３度の６０本塁打を記録しているバッターが
この瞬間子供達の夢のカタチになる。
プロの野球の試合が
子供達に与える大きな影響を
コナーは最初から知っているようだった。

教師でもなく親でもなく
ただ信頼できる大人としてのコナー・オニール。
彼が子供達に教えたものは大きい。

だがそれ以上に
彼は自分自身でも学んだ。
ギャンブル狂の狭い視野では見えなかった世界。
子供達が観ている世界。
野球が大好きで、
ベンチから必死でチームを応援する
小さなGベイビーたちを通して。

そういうコナー・オニールだから
黒人の少年達は心惹かれていたのだろう。

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Last updated 2004.06.13 01:08:50
コメント(2) | コメントを書く

■コメント

Re:●●●陽だまりのグラウンド(06/12)

gacha-danjhon さん

おっと、これは、、借りたのに観ずに返した奴。。何故観なかったのか。。感動して泣いたという人に薦められて、ちょっと、気分が乗らなかったか、他に読みたい本に行ってしまったか。。です。
ネオじゃないキアヌ。どうなんでしょうね。
犯人役もピタッとこないっつうか。。ゲイリー・オールドマンとか、性格俳優方面には行けなさそう。。ラブコメ？でも、端正すぎるお顔のせいでしょうか。。嫌な奴の役が合わない。。様な気がするのはわたしだけしょうか。
「陽だまり～」はいつか仕切りなおして、見なくては～ (2004.06.29 20:16:59)

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Re[1]:●●●陽だまりのグラウンド(06/12)

トーベのミーさん

gacha-danjhonさん

おっと、思わぬところにコメントをいただいてました。嬉しゅうございます～。

キアヌとジュリアの役柄ってほんとニュートラルだと雑誌にも書いてありました。ハリウッド俳優さんって最近話題の宗教やポリティカルな側面もあって役が片寄りやすいよーです。カミングアウトなんて大変らしいし。

キアヌ、博打ぐるいのキアヌ、熱演です。
どこで研究したんだろう？ (2004.07.01 02:42:21)

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