●●●ニルヴァーナ

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2004.08.03

(2)

テーマ：レンタル映画(833)

カテゴリ：合作映画

さあ、

ニルヴァーナ、涅槃。
無限地獄の向こうに救いはあるのかい？。
イタリア=フランス合作。
サイバーパンクSF。
と聞いたら退廃的な上に
ノーモラル、科学でなくて人間主体で。

ゲームの中のキャラクターが

無限地獄を感じてしまうのか。
ゲームの中で同じ会話、生活の繰り返し。
「もう、イヤだこんな生活」ってワケで、
丸い身体にヒゲの丸い顔のっけたソロは
自分を作ったゲームデザイナー、ジミーに懇願する。
現実側のジミーはクリストファー・ランバート。
ソロよりもずっとカッコイイ。
だがジミーは失意のドン底。
恋人リザに突然去られたりしていた。
現実もまたかなり厳しい。

さてどこへ連れていってくれるのか。

モノクロとカラーが
現実と虚構の境界線だな。

他の登場人物もサイバーパンク
両目を売って電子機器に変えたのは
ハッカーのジョイスティック。

記憶移植手術とやらのせい。

東南アジアの街
インドの寺院。
黄色い扉を開ければどこへ。
床は白と黒と白と黒が無限に続いている。
実体化している。
何が？
あの青い肌の女性。
舌がベローンと長い。

ビジュアルへのこだわり、
次から次へと奇妙な世界が繰り出される。
雪降る2050年の近未来は美しい。
だが、頭部にはメモリー・ドライブ。
ゲームのキャラクターは
全然カッコヨクなく
ウィルスに犯されて自分の人生が
全部虚構だったって気づいてしまった。
そうか、虚構だったのか、
虚構に向かうのか。
ソロに励まされてか
ゲームを作ったジミーが立ち直る。
現実の方がマシなのか。

仏教とサイバーパンク。
繰り出される騙し絵のような映像。
そこから導かれる答えを探し当てたら、
無限地獄から解放されるのかも知れない。

「ニルヴァーナ」の紹介

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