ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

喘息を理由にしないで


私のいた病院で重症と言われる子は、本当に凄く重症。
PEFが低いとか、そういう次元じゃない。
安静時であっても常に音があり、酸素テントに入ったりするのは当然の事。
ステロイドの使用も治まる事がない子や本当に呼吸停止とか、寸前の大発作以外の子には使用なんてしなかった。
そんな中で、同じように長い子。
それなりに中も良くてうちにもよく遊びに来ていたし、遊んだりもした。
ただ、どおしても気に入らなかったのは、何かあると「喘息ひどいから出来ない」と言う事と、先生達の前ではいい子ぶって猫被って嘘ばかり。
私にはそれが許せなかった。
喘息がひどいから出来ないって何?
喘息の人が100人いれば、100通りの症状もあるし、頑張る人もいれば、頑張らない人もいる。
その人の自覚症状とか、気力とか、精神力とか、出来ない人もいるだろう。
でも、それは喘息のせい?
少なくとも、彼女と同じ状況で、それ以上に悪い時でも私は何でもやって来た。
状態的に悪くても、やれる人がいるのに喘息がひどいからって単なる逃げじゃん。
喘息を武器に出来ないと言ってほしくない。
そういう風に逃げる人がいるから怠け病だの自立心がなくわがままだの言われるんだと思っていた。
それ以来、私は決めた。
どんな状況であっても、喘息を理由にだけは出来ないとは言わないと。


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