ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

倒れた


家から車まで1時間近くの駅まで行き、そこから電車で30分ちょっと。
行き始めて、1ヶ月目。
遅刻しそうになり、その日は新幹線で向かった。
少しだからと喫煙車両に座ってしまった私。
やはり苦しい。
吸入をして、車両を出た。
それでも、頭がボヤ~ッとして、病院行かないといけないのかななんて思いながら吸入を使っていた。
駅を降りて改札を出た時だった。
スコン!!腰が抜けたようにしゃがんだ。
息が出来ない。誰かを呼ぼうとしても声が出ないし、ぼやけてく。
気づいたら救命救急センタ-なるところにいた。
機械がいっぱいあって、自分にもいっぱい何かがついていた。
看護師さんが「服切っちゃったけど、ゴメンね」と服を持って来た。
自分がいる場所もわからないし、何が起きているのかもわからない。
破壊がついていて話も出来なきゃ、動けない。
身分証明出来る物がなかったので、家に連絡がついたのは数日後だった。
数日後には一般病棟の個室に移された。
「心臓も呼吸も止まっちゃったんだよ」と言われキョトン(・・?)
よくわからない。
何だか、わからない日が続いて1ヶ月くらいしてはっきりしてきた。
なかなか良くならないのに先生も手をやいていて、絶対安静で、廊下すら行った事がなくて、部屋しかわからない日が続いた。
そうこうしていて誕生日が来て先生に「廊下に出てみたい」と話すと誕生日だからと車椅子で先生が院内見学に連れて行ってくれた。
異様に床屋さんに感動していたのを覚えている。
でも、やっぱり頭はボケ~ッとしていて、自分がどこに入院しているのかもわからなくて「先生は何科の先生?」「ここは、どこの病院?」と繰り返した。
知らない所で、いつの間にか運ばれて入院していたから、よく理解出来ないのだ。
でも、とっても優しい先生やスタッフだったので、苦痛ではなかった。
地元の病院に戻りたいという事もなく、おとなしく入院生活を過ごしていた。


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