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というわけで、先週土曜日ですが、大阪フィルの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第578回定期演奏会 曲目 モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 シベリウス 組曲「レンミンカイネン」作品22 指揮 尾高忠明 独奏 アンヌ・ケフェレック(ピアノ) 前日関西フィルさんの定期に行っていたところですが、こちらのオケの首席ファゴット奏者さんからSNS上を通じて「ぜひアンヌ・ケフェレックさんの演奏を聞いてほしい」というコメントをいただいていましたし、それを聞いてさらに楽しみになったモーツァルトのコンチェルトです。この20番と24番が短調なことと、2楽章が映画「アマデウス」のラストで使われていることもあって有名な曲ですが、はい、もうアンヌ・ケフェレックさんの素晴らしさにやられました。とにかく音が柔らかくて、です。フェスティバルホールでピアノ協奏曲はそれこそ何回聴いているやら、ですが、同じピアノ?と思いたくなるくらい別物のような音が、でした。それでいてピアノとフォルテはよりはっきりとしていて、ですからもうたまりませんでした。このコンチェルト、決して短い曲ではないですが、まさにあっという間に、でした。こんなピアノはそうそう聴けないよ、でもう大満足でした。 そして、メインはシベリウスの大曲でしたが、この話題は改めまして。
2024.05.24
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というわけで、金曜日に関西フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 関西フィルハーモニー管弦楽団 第346回定期演奏会 曲目 メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」作品26 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」 フランク 交響曲ニ短調 指揮 フェリックス・ミルデンベルガー 独奏 仲道郁代(ピアノ) ベートーヴェンのコンチェルトでは最も有名であろうという「皇帝」とフランクの代表作を楽しめる演奏会でした。今日はピアノ協奏曲から。 独奏はソリストとしても大活躍されている仲道郁代さん。何度か拝聴している方ですが、その安定感は流石、なソリストさんです。この日のコンチェルトもこの大曲を見事に演奏されて、でしたが、決して簡単な曲でもないですし、聴く側もそれなりに聴きこんでいる曲なだけに、こういう曲をしっかり受け止めて聴かせる、ってやはり大変ですよね、という感じですが、そこを何事もないようにされるのがやはり一流のアーティストなんだろうね、でした。 オケの伴奏も見事に、でしたが、これで後半のメイン曲がますます楽しみになりました。意外とお気に入りな曲なのですが、その話題は改めまして。
2024.05.20
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というわけで、先週金曜日ですが、PACオケの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第150回定期演奏会 曲目 ハイドン 交響曲第103番変ホ長調 「太鼓連打」 松下功 和太鼓協奏曲 「飛天遊」 R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」 指揮 角田鋼亮 独奏 林英哲(和太鼓) メインの「英雄の生涯」を聴きたくてこの日の演奏会に行こう、というところでした。そして、やはりこの日の演奏もタイトルのとおり圧倒的な音量、音圧を堪能させていただけました。コンマスの豊嶋さんのソロも流石、な演奏で、期待して行っただけの満足感を得て、でした。 て、この日は確かにこの「英雄の生涯」を、ではありましたが、私がそうなのですが、恐らく多くのお客さんにとって一番印象に残ったであろうという曲は2曲目の和太鼓協奏曲でしょう。和太鼓奏者として長くトップの位置で走り続けておられる林英哲さんの太鼓、でしたが、まあこれが素晴らしくて、でした。この話題は改めて。
2024.05.14
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というわけで、オケ練習のない大型連休の前半三連休の最終日、関西フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 関西フィルハーモニー管弦楽団 第345回定期演奏会 曲目 林そよか ヴァイオリン協奏曲《Starburst》 マーラー 交響曲第1番ニ長調「巨人」 指揮 藤岡幸夫 独奏 木嶋真優(ヴァイオリン) 今年11月にまた演奏の機会をいただくことになったのがこの日のメイン曲、マーラーのシンフォニーなのですが、その予習のためにのこのこと足を運んだ演奏会です。そのマーラーのシンフォニーについては次回に譲りまして、今日の話題は前半のコンチェルト。 林そよかさん、まだまだ若い作曲家さんですが、すでに藤岡幸夫さん指揮で関西フィルさんに新曲を3曲初演で演奏しているとのこと。この日も初演となる曲が披露されたのですが、こちらもまだまだ若手で実力は折り紙つきの木嶋真優さんの見事な演奏で聴かせてもらえました。親しみやすいメロディーで進められた曲で、あっという間の演奏でした。先日の外山作品もそうですが、やはりこういう曲はなかなかまた聴く機会となると厳しいものがあるので、再演の機会は?ですが、作曲家さん自身のHPもありますので、またそちらでチェックしようかな、という感じですね。いい曲でした。
2024.05.02
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というわけで、金曜日は大阪交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪交響楽団 第271回定期演奏会 「外山雄三追悼」 曲目 外山雄三 管弦楽団のためのディベルティメント ヴァイオリン協奏曲第2番 バレエ「幽玄」演奏会用組曲 交響曲「帰国」 指揮 山下一史 独奏 森下幸路(首席コンサートマスター) 大阪交響楽団さんの名誉指揮者でもあった外山雄三さんが昨年亡くなられたのですが、その追悼の演奏会という形で外山さんの作品を一気に4曲、という演奏会でした。どれも初めて聴く曲ではありましたが、民謡のモチーフを随所に用いるなど、いわゆる現代音楽とは違うアプローチで作られた曲で初めて聴く分にも親しみやすいフレーズで楽しめるんですよね。外山作品はほかの作品で聴いたことがあるものがあったのですが、今回まとめて聴けた曲もそうやって聴きやすく、でした。邦人作品って著作権やら何やらで手を出しにくい、ということもありましてなかなか取り上げられないのが本当もったいないよね、と感じる演奏会でした。 この日はアンコールがありまして、それこそ外山作品では一番有名な「管弦楽のためのラプソディー」が演奏されました。こちらは本当親しみやすい曲で、ですが、とても盛り上がっての終演でしたよ。
2024.04.30
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というわけで、昨日は日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第281回定期演奏会 曲目 レズニチェク 歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲 ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 デュティユー 交響曲第1番 指揮 秋山和慶 独奏 小林愛実(ピアノ) ラフマニノフのパガニーニ~以外の2曲は初めて聴く曲でしたが、どちらも趣き深い曲でしたが、その2曲の話題は改めて、として今日はこの日のお目当てでもあったラフマニノフの名曲から。 て、この日のソリスト、小林愛実さんは昨年の定期で登場の予定でしたが、出産休暇のため出演取りやめになってしまい、でしたから2年越しのセンチュリーさんとの共演実現でした。タイトルのとおり、ショパンコンクールのファイナリストという肩書も素晴らしいですが、そんなものなくても、な実力者です。この日は赤一色の礼服で颯爽と登場でしたが、その衣装もシュッとしていていい感じ、でした。 そしてこの難しい曲をオケと共に見事に聴かせてくれたのでやはり期待値どおりのものを聞かせてもらえました。曲中一番の聴かせどころ、第18変奏も本当素晴らしくてもう、でしたし、やはりこの演奏会に来られたのはよかったよ、ですね。なお、ソリストアンコールはやはりのショパン、ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作 でした。
2024.04.13
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というわけで、先週金曜日、関西フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 関西フィルハーモニー管弦楽団 第344回定期演奏会 曲目 グリーグ オーゼの死(「ペール・ギュント」第1組曲より) スメタナ 連作交響詩「我が祖国」 指揮 小林研一郎 このシーズンの定期演奏会発表時、本来であれば飯森泰次郎さん指揮の回だったのですが、昨年飯森先生の急逝に伴い、コバケンさんに代わっての演奏会、しかもそこで演奏されるのが十八番の「我が祖国」と聞いて、このコンサートに行かないなんて選択肢はなく、でした。 それくらい期待値は高い演奏会でしたが、そんなものを軽く吹き飛ばしてくれるような「熱演」が繰り広げられました。コバケンさんとしては「抑えている」指揮ぶりでしたが、それが却って音の密度を濃くしているのかな、という感じで終始素晴らしい演奏が続きました。同業?な音楽関係の方も多くこのコンサートに来られていて、すでにいろいろとレビューされていますが、皆さん同じ思いでこの日の素晴らしい演奏に魅了された、そんな感じでしたよ。間違いなく、強く記憶に残る素晴らしい演奏会でした!
2024.04.01
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というわけで、先週金曜日、午後に大編成のオケ演奏会に行ったあと、豊中へ移動して室内楽の演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 センチュリーチェンバーシリーズ 曲目 モーツァルト フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285 モーツァルト オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 シューベルト 八重奏曲 ヘ長調 D.803 出演 荒井英治 池原衣美(ヴァイオリン) 須田祥子(ヴィオラ) 北口大輔(チェロ) 村田和幸(コントラバス) 永江真由子(フルート) 宮本克枝(オーボエ) 持丸秀一郎(クラリネット) 安井悠陽(ファゴット) 鎌田渓志(ホルン) 日本センチュリー交響楽団のコンサートマスターの荒井さんとそれぞれのパートトップの皆さんが出演されての演奏会でしたが、前半はモーツァルトの明るい2曲が華やかな雰囲気で演奏されました。それはそれでとてもよかったのですが、やはりメインのシューベルトの八重奏曲が素晴らしくて、です。 この曲、6曲からなる曲ですが、それぞれの曲だけでも十分聴き応えがあるのに、です。全曲でおよそ1時間の演奏時間が必要な大曲ですが、それだけの大曲ゆえ、生で聴く機会がなかなかなかったので初めて生で聴けましたが、やはりすごい熱い演奏に圧倒されました。 さて、次にまた生でこうやって聴く機会があるのかなあ?とも思いますが、なんとかそういう機会を見つけてまた聴きに行きたいな、です。面白い曲なので、是非一度生で聴いてくださいませ。
2024.03.28
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というわけで、金曜日の午後、お休みをいただき、演奏会にのこのこと行ってまいりました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第149回定期演奏会 曲目 チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 ベルリオーズ 幻想交響曲 作品14 指揮 シルヴァン・カンブルラン 独奏 中川優芽花(ピアノ) メインの幻想交響曲を楽しみに、でしたが、いい意味で期待を裏切ってくれたのがピアニスト、中川優芽花さんでした。若干21歳ながら見事なピアノを披露してくれました。この日、たまたまお会いしたお知り合いさんと「チャイコフスキーよりももっとロマンティックな曲想の曲だともっとよかったのでは」なんて話を終演後話していたのですが、それだけの器の大きさを感じさせる演奏でした。 ソリストアンコールも披露され、シューマン=リストの「献呈」も楽しませてくれました。 そして、メインの幻想については改めまして。
2024.03.26
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というわけで、昨日は日本センチュリー交響楽団の定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第280回定期演奏会 曲目 メシアン 忘れられた捧げもの 矢代秋雄 チェロ協奏曲 サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガンつき」 指揮 鈴木優人 独奏 宮田大(チェロ) 直近で最も売れている指揮者の一人、鈴木優人さんと同じく最も実力人気とも注目No.1の宮田大さんが揃って登場、ということでとても楽しみな演奏会でしたが、期待値をいい意味で裏切るすごい演奏でした。 て、前曲2曲はどちらも初めて聴くレベルだったのですが、やはり圧巻だったのはチェロ協奏曲です。冒頭のとても長いチェロのソロなのですが、そこからもう一気に引き込まれました。音楽自体はいわゆる現代曲の流れだったので、そこはいささかきついところもありましたが、いやいやもう宮田さんのチェロを楽しめただけでも十分な値打ちでした。 まあ、そんな曲でそこまで聴き込めたので、やはりもっと有名なコンチェルトで宮田さんの演奏を聴きたかったな、なんて思ってしまいました。ショスタコーヴィチのコンチェルトなんかいい感じ?だと思うのですが、どうなんでしょうね。 追伸 ソリストアンコールでは滝廉太郎の「荒城の月」が演奏されました。本編が強烈だっただけに、シンプルなアンコールがより際立ちましたよ。
2024.03.16
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というわけで、昨日は大阪交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪交響楽団 第270回定期演奏会 曲目 ブラームス セレナード第1番 ニ長調 作品11 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83 指揮 山下一史 独奏 清水和音(ピアノ) 今年度最後の定期演奏会でしたが、オールブラームスプログラムというなかなか本格的なプログラムですが、メジャーなシンフォニーではない曲で組まれたプログラムもいい感じだなあ、と感じたのはすでに性格曲がってるのかも、ですが、いえいえ、趣き深くていいですよね、と思いました。 そして、1曲目のセレナード。この曲があること自体は有名ですが、存外演奏される機会は少ないように思います。実際、生でこの曲を全曲聴いたのは初めてだと思います。確かに、演奏面ではかなりの技量が要求される感じが随所に、です。超絶技巧で、ではなく、本当に緻密な音楽が続くから、というのが余計に奏者の技量を求めるなあ、とはブラームス作品ではいつも思うところですが、この曲はさらにその色が濃くて、です。プロの演奏家でもかなり神経を使うのでは、と思いましたが、どうなんでしょうね。 とはいえ、曲自体は実に聴きやすいですしそれでいてしっかりとした構成になっていて、なのはさすがブラームス、というところです。今回生で聴く機会を得たので、録音でもしっかりなじみたいな、と思う名曲でした。 メイン曲のピアノ協奏曲については改めまして。
2024.03.09
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というわけで、金曜日は大阪フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第576回定期演奏会 曲目 マーラー 交響曲第10番(デリック・クック補筆版) 指揮 エリアフ・インバル マーラーのシンフォニーといえば番号付きの9曲と「大地の歌」という10曲が完成した曲としてありますが、途中までオーケストレーションも施され、最後までスケッチが残っているというこの10番、補筆版としては一番有名なクック版の演奏を聴くことができました。指揮はマーラーについては当代一、二のインバルさんですから、この日も楽しみな演奏会でした。確かに、曲の中盤以降のオーケストレーションはマーラーの手によるものではないのですが、それでも、随所にマーラーのサウンドがビシビシと聞こえてきて、実に興味深いものでしたし、特に終楽章の弦楽器だけの部分やラスト近くのサウンドなど、名曲9番のそれを思い出させるものでした。 また、4楽章ラストのバスドラムの連打は6番のハンマーを思い出さずにはいられませんでした。もしもマーラー自身のオーケストレーションであればもっと変わったものになってはいたでしょうが、クックの精緻な研究の成果はマーラーの世界を充分再現しているのでは、と思わせるに十分な内容でした。CDではわからないことも生で聴いて世界が開けたものも多く、そうそう取り上げられることもないでしょうからとても有意義な演奏会に行けてよかったな、でしたよ。
2024.03.03
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というわけで、金曜日は堀米ゆず子さんがソロヴァイオリンを担当され、ブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会がありました。驚くほど安いチケット代も相まって、満員の聴衆でしたが、見事なアンサンブルを堪能させていただきました。 て、ソロパートを持たれる奏者さんはいずれも有名なプレーヤーさんですし、伴奏を付けるPACオケのメンバーも息の合った素晴らしい演奏でした。ここからさらに上のキャリアを目指す若手プレーヤーが切磋琢磨するPACオケですが、チェロの辻本さんはまさにそれを体現された方ですし、そういうところでの刺激も相当なんだろうな、ですよね。 いやあ、この6曲を一気に聴くのはなかなか体力もいるなあ、ですが、この日同じ演奏会を聴かれたお友達様とこの後おいしいご飯を頂きまして、それも至福な一日になりましたよ。
2024.02.26
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というわけで、おととい水曜日、弦楽合奏の演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 Quartet Lian カルテットリアン とよなか音散歩vol.3 ~ベートーヴェンと共に~ 曲目 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 作品18-6 ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110 ~ファシズムと戦争の犠牲者に捧ぐ~ シューマン ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44 出演 道橋倫子(第1ヴァイオリン) 野呂小百合(第2ヴァイオリン) 四家絵捺(ヴィオラ) 大谷雄一(チェロ) 小塩真愛(ピアノ) 昨年結成されたというカルテットチーム、メンバーは在阪オケの団員さん、元団員さんと腕に覚えありの皆さんが組まれたチームでまず安定感抜群の演奏、でした。この日はメインのシューマンが聴きたくてチケットを確保したのですが、そちらの曲は次回に譲りまして、です。 て、タイトルのとおり「レミドシ」な曲が2曲目に演奏されました。「レミドシ」って聞いただけでああショスタコーヴィチだね、と言うようになると結構なショスタコーヴィチ好き認定でしょう、なのですが、この曲はもう冒頭から最後まで徹底して、でした。生で聴いたのは初めてですが、すごいテンションの高い曲ですし、奏者にもその張り詰めた緊張感がビシビシと、で聴いているほうももう、な曲でした。今年、シンフォニーでこの「レミドシ」が出まくる曲の演奏をできる機会をいただいているので、その楽しみを感じることもでき、ショスタコーヴィチ作品のテンションの高さを改めて、でした。 では、当初のお目当てだったシューマンの佳曲につきましては改めまして。
2024.02.23
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というわけで、先週木曜日も演奏会に行ってきました。この日は大フィルさんの演奏会でしたが、曲目等は以下のとおりです。 メンデルスゾーンチクルス ~メンデルスゾーンへの旅~ Ⅳ 曲目 序曲 「ルイ・ブラス」作品95 交響曲第2番 変ロ長調 作品52 「賛歌」 指揮 尾高忠明 独唱 盛田麻央、隠岐彩夏(ソプラノ) 吉田浩之(テノール) 合唱 大阪フィルハーモニー合唱団 聴きやすい序曲「ルイ・ブラス」が演奏されたのち、この企画演奏会シリーズのラストを飾るにふさわしい大曲、「賛歌」が演奏されました。合唱と3人のソリストが加わり、演奏時間も1時間を超える大曲ですので、そうそう生で演奏されることがない曲です。私も相当前に同じ大フィルさんの定期演奏会で聴かせてもらって以来の生での鑑賞となりましたので、これは楽しみだねえ、での演奏会でした。 その演奏会ですが、やはり楽しみの期待値を超える熱演となりました。これで4回のメンデルスゾーンチクルスも完結しましたが、次年度は今年生誕200年のメモリアルイヤーとなるブルックナーのシンフォニー、それも初期作品を取りあげるシリーズが決まっていて、間もなく通し券の発売もあります。もちろん?参戦予定ですが、こうやってまとまって同じ作曲家の曲を楽しむのってやっぱりいいものだねえ、と大曲で締められたシリーズをまとめての感想となりましたよ。
2024.02.22
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というわけで、先週水曜日の話題とえらく遅めの話題ですが、読響さんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 読売日本交響楽団 第37回大阪定期演奏会 曲目 R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」 作品20 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26 フランク 交響曲 ニ短調 指揮 山田和樹 独奏 シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン) 若手指揮者(もう中堅に入ってきてますが)の中でも人気、実力ともに折り紙つきの指揮者、山田和樹さんの登場、これがやはり楽しみでした。人気者なだけに、なかなか在阪オケの定期演奏会などではお見かけできないだけに、単純にこれはうれしいぞ、でしたが、読響さんの首席客演指揮者としてはこの日がラスト、とのことで、駆け込みで間に合ってよかった、そんなところでしょうか。 そして、1曲目のドン・ファン。そこまで大きな編成ではないですが、それでもシュトラウス作品なので迫力が欲しい曲ですが、もうその期待を大いに上回る圧倒的なサウンドでホールを満たしてくれました。ひとによっては公共放送のオケさんよりも実力は上、とも言われるこのオケ、この大阪定期演奏会はここのところ何回か続けて聴かせてもらえているのですが、この日のドン・ファンはそんな中でも見事な演奏ではなかったか、そんな気持ちで一気に引き込まれてしまいました。 そしてブルッフのコンチェルト。ソリストのシモーネ・ラムスマさんのヴァイオリンは見事な安定感の中で聴きこめる、そんな演奏でこちらもとても気持ちよく、でした。ソリストアンコールのイザイ作曲の「無伴奏ソナタ第2番 第4楽章」も素晴らしかったです。そんな気持ちいい演奏は後半に続いて行ったのですが、その話題は改めまして。
2024.02.20
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というわけで、昨日のエントリーが先週木曜日の話題でしたが、翌日の金曜日も演奏会に行ってきました。大阪フィルさんの定期演奏会です。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第575回定期演奏会 曲目 J.シュトラウス2世 ポルカ「クラップフェンの森で」 ショスタコーヴィチ ステージ・オーケストラのための組曲より(抜粋) ショスタコーヴィチ 交響曲第13番変ロ短調 作品113「バビ・ヤール」 指揮 井上道義 このブログを長く読んでくださっている方や、この手の話題についてきていただいている方ならばほぼご存知でしょうが、井上道義さん、今年いっぱいでの現役引退を表明されています。なので、何かと「最後の」がついてしまうのですが、大フィルさんの定期演奏会はその「最後の」になりました。なので、この回はやはり特別な思いを持って聴きに行ったのですが、相当印象に残るものになりました。その理由の多くは後半の曲によるものですが、この話題は次回にしっかりとさせていただきます。 て、前半の2曲ですが、1曲目のシュトラウスのポルカを大フィルさんの定期演奏会で、というのは逆に新鮮でした。そして、どちらかというとがっちりした演奏、という印象のポルカになっていましたが、それだけに新年一発目に聴くあのウィーンフィルのニューイヤーコンサートでのポルカはやはり別格なのね、と痛感したところです。 そして、2曲目ですが、サックスが4本入るなど、かなりユニークな曲でしたが、この後の曲が相当重たい曲であることを知っているがゆえに明るくて軽い曲想が余計に引き立つ演奏になりました。この日の選曲はマエストロがされたのでしょうが、なかなか効果的なプログラムだなあ、と感心しきりでした。実際演奏も素晴らしかったですけれど、ですが、それだけにこの日のメインを迎えるのが余計楽しみとなったのですが、ここから先は改めまして。
2024.02.15
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というわけで、先週の8日、木曜日でしたがオーボエとバンドネオンのデュオコンサートに行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 Takahiro Fujii × Jun Hayakawa オーボエ&バンドネオン Tours vol.5 オーボエ 藤井貴宏 バンドネオン 早川純 曲目 エルチョクロ(ビジョルド) パストラーレ(ラインベルガー) 風笛(大島ミチル) フルートソナタ変ホ長調BWV1031(JSバッハ) 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー) エスクアロ(ピアソラ) めぐる季節(久石譲) プレマレンセ(ピアソラ) ニューシネマパラダイス(モリコーネ) ブルーノとサラ(ピアソラ) アヴェ・ヴエルム・コルプス(モーツアルト) リベルタンゴ(ピアソラ) はい、オーボエの伴奏をバンドネオンで、という面白いコンサートでした。タイトルのとおりですが、去年もこの時期に同じ会場で演奏会があったのですが、今年もあるよ、と聞いたときにすぐ参戦を決定したくらい興味深い演奏会でした。その演奏会が再び、です。 て、オーボエの藤井先生には以前お世話になったご縁もあるのですが、いえいえその圧倒的なテクニックはいつ聴かせてもらっても、な素晴らしさです。そして、どうやって演奏するんだ?なバンドネオンですが、こちらも早川さんの演奏に圧倒されて、です。2時間には満たないやや短い目の演奏会ではありましたが、十分に楽しめました。 来年もやりますよ、とは奏者お二人からもありましたのですが、いやあこれがまた聴けるとなればそれはやはり楽しみですよ。
2024.02.14
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というわけで、木曜日の夕方、大阪フィルの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第574回定期演奏会 曲目 武満徹 オーケストラのための「波の盆」 ブルックナー 交響曲第6番 イ長調(ノヴァーク版) 指揮 尾高忠明 ブルックナー生誕200年というメモリアルな年の最初にふさわしい大フィルさんでのブルックナーが取り上げられた演奏会です。そちらの話題は改めてエントリーさせていただきまして、今日は前半の武満作品から。 て、以前のエントリーでもお伝えしているところですが、この武満作品が本当に苦手、です。近年とみに評価が高まっている武満徹ですが、映画やドラマのための音楽もたくさん作曲していた、そんななかの作品です。1983年に放送された「波の盆」というドラマで使われた曲を組曲に組みなおしている作品、全曲で15分ほどの中に6つの曲があったのですが、ドラマのテーマになるモチーフもあるなどするので、これならば聞けるよね、でした。わかりやすい音楽も書かれていたのね、とは意外なところでした。 とはいえ、譜面の問題もありますし、なかなか取り上げることも少なそうな武満作品です。本作も管楽器が入っていたのですがなぜかファゴットだけ降り番とは何のいやがらせ、ですが、武満作品、少しは勉強できるかもね、な曲もあることを知れただけでも収穫でしょうかね。
2024.01.20
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というわけで、昨日のエントリーで金曜日にコンサートに行きました、でしたが、この日はなんと夜もコンサート会場へ、でした。こちらでは日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会を楽しんできました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第278回定期演奏会 曲目 ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77 ブルックナー 交響曲第3番 ニ短調 WAB103 「ワーグナー」 (1873年ノヴァーク版第1稿) 指揮 飯森範親 独奏 三浦文彰(ヴァイオリン) ブルックナーとショスタコーヴィチの大曲が2曲一度に聴ける、とまあお腹いっぱいなコンサートになりました。メインのブルックナーの話題は次回に譲りまして、前半のショスタコーヴィチから。 て、大河ドラマ「真田丸」のメインテーマで見事なヴァイオリンソロを披露された三浦文彰さんの独奏、これも楽しみでしたし、もちろんこのショスタコーヴィチの難曲をどう演奏されるのか、そこにも注目でしたが、期待値をはるかに超える見事な演奏でした。若手のヴァイオリニスト、こうやって続々と登場してくれるのはコンサートファンとしては嬉しい限りです。 そしてこの曲もショスタコーヴィチの曲らしい低音大活躍、でした。となると注目はもちろん?コントラちゃんでしたが、とても効果的な音が随所に、でした。こんな難曲に当たれる気は全くしないのですが、やってみたいなあ、と思うのは勝手ですから、はい、とてもやってみたくなりましたよ。
2024.01.16
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というわけで、金曜日は午後からお休みをいただきまして、こちらの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第147回定期演奏会 曲目 マーラー 交響曲第9番 ニ長調 指揮 佐渡裕 このオケの芸術監督でもある佐渡さんの演奏会、とあって3日間ともチケット完売とはさすが、ではあります。金曜日の午後にもかかわらず満席の会場、というのは佐渡さんの人気の高さを感じずには、ですが、それともこの日の曲目が素晴らしいからなのか、というのは少数派かもしれませんが。 て、マーラーの9番が聴けるとなればこれはもう必聴の一言でしょうか。先日、テレビ放送ながらも終楽章の話題をエントリーさせてもらっているところですが、生でこの終楽章が聴けるというだけでもうたまらないよ、です。そして、そのお目当ての終楽章は張りつめた緊張感がホールを支配する中で素晴らしい演奏で、でした。もちろん、冒頭からもういきなり引き込まれて気がつけばこのラストだった、そんなくらいに引き付けられる演奏だったのですが、佐渡さんの師匠バーンスタインからの熱い音へのアプローチゆえでしょうか。 とはいえ、お隣で聴いていた初老の女性のお客さんはかなりな時間別の世界に行かれていました。そういうお客さんも多そうでした。そうなのね、グスタフ様にどっぷり、というお客さんだけではないのね、と佐渡さんの人気ゆえの満席はうれしいけれど、かもしれません。そんなことも頭をよぎりましたが、私としてはもうこの師玉の名曲を満喫できて本当うれしかったですよ。
2024.01.15
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というわけで、昨日は読響さんの大阪定期公演に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 読売日本交響楽団 第36回大阪定期演奏会 曲目 ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱つき」 指揮 ヤン=ウィレム・デ・フリーント 独唱 森谷真理(ソプラノ) 山下裕賀(メゾ・ソプラノ) アルヴァロ・ザンブラーノ(テノール) 加藤宏隆(バス) 合唱 新国立劇場合唱団 年に3回ある読響さんの大阪での定期公演のひとつがこの第九となります。折角の読響さんだからほかの曲も聴きたいよね、とも思いますが、いやいや、あえて第九をしっかり聴かせてもらえる、のも大事かもしれません。今年の指揮者、ヤン=ウィレム・デ・フリーントさんは古楽のアプローチでこの曲を巧みに導かれましたが、やはり弦楽器のヴィブラートを控えめにするなどなど、新鮮な感じで曲は進んでいきました。12型(ファーストヴァイオリンの人数でオケの規模を呼びます)のどちらかといえば小型な編成でしたので、特にピアノの音楽の表現が巧みで、これはどちらかというとにぎやかになりがちな第九の演奏では異色だったかも、です。 とはいえ、フォルテの迫力、合唱、ソロの加わる終楽章は一気呵成に終曲まで行きましたし、いやあちょっと毛色の違う第九で楽しめました。今年の演奏会活動はこの演奏会でおしまいですが、奇しくもこの前日に自分が出演した年内最後の演奏会も第九、と一年納めがことごとく第九となった一年です。来年に向け、しっかりまた基礎的なことから吹く側も、聴く側でもやっていきたいな、と思ってます。
2023.12.19
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というわけで、水曜日に大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 オービック・スペシャル・コンサート 2023 コバケン名曲セレクション ~ラフマニノフ&チャイコフスキー~ 曲目 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18 チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 作品64 指揮 小林研一郎 独奏 高木竜馬(ピアノ) 「炎のコバケン」ともいわれる小林研一郎さん指揮の演奏会、と聞いてすぐにチケットを確保して向かった演奏会でした。実際、生コバケンはいつ以来?だったので、本当楽しみな回でした。 て、メインのシンフォニーについては回を改めてエントリーさせていただきまして、今日はコンチェルトから。超がつくくらいの有名なコンチェルトですが、改めてしっかり「聴く」側に回ると、ピアノの超絶技巧が半端ないんだ、と感心しきりでした。先日、「演奏する」側でこの曲に関わったので、オケの部分についてはそちらの耳になっていましたが、そうなるとやはりソリストに合わせるピアノの音、という聞き方になりますから曲を「聴く」のは久しぶりでした。その立場だともう、でしたが、この日のソリスト高木竜馬さんが見事な演奏で演奏を華やかなものにしてくれました。 そんな感じでしたが、こちらの曲ではコバケンさんもやはりソリストの演奏を引き立てる棒さばき、が印象的でした。言ってしまえば「おとなしい」演奏な部分も多かったので、お?ともなりましたが、そこはメインでどうなるかな、な休憩時間入り、ですよね。そんな感じで入った後半ですが、そちらは改めまして。
2023.12.15
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というわけで、先週木曜日ですが、大阪交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪交響楽団 第267回定期演奏会 曲目 プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 作品26 チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」 指揮 オーラ・ルードナー 独奏 マリオ・ヘリング(ピアノ) ロシアものの有名な楽曲2曲が演奏される重厚な演奏会となりました。それゆえ?お客さんもいつもの大阪交響楽団さんの演奏会よりも多い感じでしたから、やはりプログラムは大事だなんだなあ、と当たり前のことを感じてしまいました(というのも、先日の大フィルさんの定期、やはりマニアックなプログラムだったので空席が目立ったのですよ)。 そんな演奏会ですが、今日はプロコフィエフのコンチェルトから。この人のピアノコンチェルトでは一番有名な曲でしょうが、それでも相当な難曲であることには変わりないでしょうか。とはいえ、そこは流石のピアノを聞かせてくれたのがソリスト、マリオ・ヘリングさんです。変な小細工なしで気持ちよくこの曲にまっすぐ向き合って奏でる音はとても気持ち良い音で、それがオケとしっかりかみ合った、なかなかな好演となりました。 この日はメインが聴きたくて、でしたが、前半のこの曲もしっかり楽しめたのはやはりコンサートに足を運ぶご褒美、ですよね、でした。ソリストアンコールにドビュッシーの「月の光」がさらっと演奏されまして、お目当てのメイン曲ですが、そちらは改めまして。
2023.12.05
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というわけで、水曜日にヴィオラだけの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 ヴィオラ革命 Vol.2 曲目 マイケルジャクソンメドレー Brydern 横断歩道 B.J.デール 序奏とアンダンテ ヘンデル=ハルヴォルセン(ターティス編曲) パッサカリア バルトーク(荒井英治編曲) バーバリアン 佐々木勉(飯田隆編曲) 別れても好きな人(ロス・インディオス&シルビア) スターウォーズメドレー 出演 須田祥子 飯田隆 永松祐子 増永雄記 小峰航一 金本洋子 木野村望 前山杏 日本センチュリー交響楽団と京都市交響楽団のヴィオラメンバーによるアンサンブル、今回が第2回とのことですが、素晴らしい演奏でした。以前、センチュリーのメンバーによるヴィオラアンサンブルは聞かせてもらったのですが、そこに強力な京響さんのメンバーが加わればもう、ですよ。 中でも須田祥子さんの演奏がやはり圧巻でした。つい先日、センチュリーの定期で見事なドン・キホーテのソロを聞かせてもらっていただけに、ではありますが、この演奏会でもすごいことを連発されていました。小さな演奏会なので須田さんもMCされていたのですが、しきりに「めちゃくちゃ難しい」「とんでもない高音の連続」とぼやきながらも見事な演奏で聴くほうを魅了してくれました。さすがの一言しかないです。 まあ、そんな楽しい演奏会ですが、やはりお客さんにはもっと入ってほしいな、なのがさみしいところ。ヴァイオリンやチェロがとやかくメジャーではありますが、いえいえ、ヴィオラの魅力、すごいですよ、と弦楽器ではヴィオラ推しなファゴット吹きさんでした。
2023.12.02
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というわけで、先週土曜日は大阪フィルの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第573回定期演奏会 曲目 シェーンベルク 地には平和を 作品13 R.シュトラウス 組曲「町人貴族」 作品60 ツェムリンスキー 詩篇 第23番 作品14 R.シュトラウス 組曲「ばらの騎士」 指揮 上岡敏之 合唱 大阪フィルハーモニー合唱団 合唱指揮 福島章恭 すでにエントリーさせていただいているとおり、この日の前日もリヒャルト・シュトラウスの作品を楽しんだのですが、まさに2日続けて、でした。曲の規模や難易度のため、なかなか生で聴けない作曲家の作品だけに、これはうれしいところでしたが、そのあたりは明日に譲りまして、この日2曲取り上げられた合唱曲2曲について。 て、シェーンベルクの曲はいわゆる無調の十二音を用いたものではなく、とても聴きやすい曲でした。それでも、相当な難曲だとのこと、とライナーノーツにはありましたが、そんな感じをさせなかったのは流石だねえ、というところでしょうか。 そして、もう一曲のツェムリンスキーの曲。こちらも初めて聞く曲でしたが、こちらも複雑怪奇なものではなくすっと耳に入る曲でした。合唱曲が前半、後半にそれぞれ1曲ずつ入るという変わったプログラムでしたが、いずれもそのあとに演奏されたシュトラウス作品の前にしっかり聞けた佳曲でしたが、なかなか次に出会えるかな?かもしれませんね。では、シュトラウスの2曲については改めて。
2023.11.30
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というわけで、先週金曜日ですが、日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第277回定期演奏会 曲目 ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調 作品60 R.シュトラウス 交響詩「ドン・キホーテ」 作品35 指揮 秋山和慶 独奏 アントニオ・メネセス(チェロ) 須田祥子(ヴィオラ) 今日は前半のベートーヴェンのシンフォニーの話題。この曲、ベートーヴェンの9つあるシンフォニーの中でも第九とは違う意味で最高に難しい曲です。まあ、この曲に限らず「ベートーヴェンの偶数番号は難しい」ていうのはそこそこ有名?だと思いますが、その中でもとびぬけて難しい曲です。 そしてなんといってもファゴット吹きにはもう鬼門と言ってもいい、最高難度のどソロが終楽章に仕込まれていますし、そこへ行くまでにも何か所もいや~、なところがある曲です。一度だけ取り組ませていただいたことがあるのですが(やりたくないと逃げ回ったのですが、とうとう逃げられなくなったんですよ)、もちろんリベンジしないと、なおところだらけでした。普通の曲ならばそのリベンジ希望、と言いますが、そんなことも言いたくなくなるほど難しい曲なんですよね。 さあ、そこはオケとして安定感抜群な演奏で聴かせていただきましたが、どうなんでしょう、やはり終楽章がはじまると苦しんだあの思い出がよみがえってきて、なんですよね。そういうこと抜きに純粋に楽しみたいですが、やはりそれってトラウマがあるゆえに難しいのかなあ?ですね。
2023.11.28
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というわけで、先週金曜日ですが、芸文オケのコンサートに行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第146回定期演奏会 曲目 ドビュッシー クラリネットのための第1狂詩曲 エスケシュ クラリネットと管弦楽のための協奏曲(日本初演) ビゼー 「アルルの女」第1組曲、第2組曲 ラヴェル ボレロ 指揮・クラリネット ポール・メイエ 指揮 阿部加奈子(エスケシュのみ) 木管アンサンブルの「レ・ヴァン・フランセ」のクラリネット奏者として何度か生で演奏を聞かせてもらったことがあるポール・メイエさんが来られる、ということで楽しみにしていた演奏会でしたが、本来指揮をする予定だったアレッサンドロ・ボナートさんがコロちゃん罹患ということで急遽メイエさんが指揮もされるというサプライズが、でした。指揮そのものの感想は後半曲の話題で改めまして、として、今日はクラリネット独奏で魅了された前半の話題。 どちらの曲も初めて聞く(そりゃあエスケシュは初演ですしね)曲でしたが、本当メイエさんの圧倒的なテクニックに圧倒されるとともに、その表現の深さもさすがだねえ、と感心しているうちに曲が終わってしまった、そんなあっという間の時間でした。エスケシュを指揮された阿部さんですが、現代音楽を得意にしているとのことでしたが、その指揮ぶりも見事でオケをまとめられていたのが好印象です。 そんなメイエさんに圧倒された前半でしたが、さあ指揮のほうで超有名曲2曲をどうオケを率いるのか、ですが、そちらは明日に改めまして。
2023.11.22
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というわけで、昨日は大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 メンデルスゾーンチクルス Ⅲ 曲目 序曲「フィンガルの洞窟」作品26 ピアノ協奏曲第2番ニ短調 作品40 交響曲第3番イ短調 作品56 「スコットランド」 指揮 尾高忠明 独奏 河村尚子(ピアノ) 今年度1年をかけて4回シリーズでのメンデルスゾーンチクルス、今日は後半戦の3回目でした。前回隠れた名曲、ピアノ協奏曲第1番を堪能したところですが、今回もピアノ協奏曲第2番が印象に残りました。メインのシンフォニーは有名なので次のエントリーに譲らせていただきます。 て、このコンチェルトですが、派手さはないものの、しっかりとピアノが演奏しないといい曲にならないなあ、という感じを強く感じました。それ故あまり取り上げられないのかな、とも思いましたが、超絶技巧とは違う意味でピアニストの力量を問う曲だねえ、と思いましたが、この日のソリスト、河村尚子さんは確実な演奏でホールに素晴らしい音を響かせてくれて、そんなに長くない曲でしたが、本当圧あっという間の時間でした。 ソリストアンコールはシューマンの「子供の情景」から第5曲「幸せいっぱい」が演奏されましたが、こちらも素敵な演奏でしたよ。
2023.11.10
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というわけで、日曜日、急なことでしたが、マンドリンソロのリサイタルに行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 マンドリン 川口雅行 ラストリサイタル ~マンドリンと共に60年 曲目 はかない青春 朗読とマンドリンのための 「ヘルマン・ヘッセの詩句による12のスケッチ」 壷井一歩 作曲 寝息のような春 歌とマンドリンのための 「森たかみちの詩による7つの歌」 壷井一歩 作曲 So ist das Leben! 人生はこんなもの! マンドリンとチェロのための5つの歌 壷井一歩 編曲 1 ちゃっきり節 2 琵琶湖周航の歌 3 チャルダッシュ 4 ローレライ 5 ロマンツェ 出演 川口雅行(マンドリン) 成川昭代(チェロと朗読) 千代崎元昭(テノール) マンドリン奏者、川口雅行さんのリサイタル、でしたが、すべての曲を壷井一歩さんという作曲家さんが手掛けた曲、でした。普段、マンドリンの生演奏を聴く、ということはほとんどないので、初めて聞く曲でもあり、マンドリンの醍醐味満喫、どちらも大いに楽しむことができました。 とはいえ、一本のマンドリンの音量って思いのほか小さいんですよね。最後にチェロとの共演になった時、チェロのピチカートなら気にならないのですが、弓を使った演奏になるとチェロの豊かな音量が勝ってしまうなあ、と思うことも何度か、でした。そういえば、オケでマンドリンを使っている作曲家さんがいるのですが、しかも使用しているのが交響曲なのですが、どなたかご存じですかねえ?
2023.11.02
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というわけで、金曜日ですが、午後お休みをいただいて演奏会に行かせていただきました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第145回定期演奏会 曲目 ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 作品21 マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調 指揮 カーチュン・ウォン 独奏 小曽根真(ピアノ) オッタビアーノ・クリストーフォリ(トランペット) 私の推しな作曲家、ショスタコーヴィチとマーラー、この2人のプログラムでしかも熱々な2曲なんて聞いただけで「聴きにいかないなんてありえない」なプログラムでしたが、お休みいただいて来たぞ、の期待値なんて軽~く吹っ飛ぶ素晴らしい演奏会でした。 て、1曲目のショスタコーヴィチのコンチェルト、弦楽とトランペットでピアニストと向き合う曲なのですが、このトランペットがもう超絶技巧なんですよね。この曲はショスタコーヴィチの中でも間違いなく最高傑作の中に入るすごい曲なのですが、それだけにトランペットの聞かせどころ、を思いっきりすごい演奏で聞かせていただけました。そして、そんな曲でのピアノですが、そこは一期一会の演奏を何よりも大事にするジャズピアニストな小曽根さんがこれまたぶっ飛んだ演奏で聴かせてくれました。カデンツァは完全にジャズ?なくらい攻めた演奏で、いやあ、これが聴けただけでもこの日の演奏会に来た値打ちがありまくりでした。 アンコールで小曽根さん作曲の「Mo's Map」というモーツァルトにインスパイアされた曲が演奏されましたが、いよいよお楽しみのマーラーのシンフォニーですが、こちらについては改めまして。
2023.10.30
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というわけで、先週金曜日、大阪フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第572回定期演奏会 曲目 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216 ウォルトン 交響曲第1番変ロ短調 指揮 尾高忠明 独奏 岡本誠司(ヴァイオリン) 前半がモーツァルトのヴァイオリン協奏曲でしたが、先月の関西フィルさんの定期演奏会でも取り上げられていた曲でしたので、はからずも聞き比べになりました。前回はマエストロ、デュメイさんの円熟の演奏を楽しませていただきましたが、今回は若手ヴァイオリニスト、岡本誠司さんの力強い演奏を楽しませていただいた、そんな感じでした。曲自体は超有名なコンチェルトですが、ベートーヴェン以降のより演奏時間、伴奏のオケの規模が大きくなる曲のほうが演奏効果が高いだけに、こういう曲でまた岡本さんの演奏を聞いてみたいな、という感じでした。 なお、この日のソリストアンコールはバッハの「ソナタ第1番ト短調から フーガ」でした。また、メインのウォルトンのシンフォニーについては改めまして。
2023.10.24
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というわけで、昨日は日本センチュリーさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第276回定期演奏会 曲目 シューマン 交響曲第4番 ニ短調 作品120 久石譲 Viola Saga -for Orchestra- ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 作品67 指揮 久石譲 独奏 アントワン・タメスティ(ヴィオラ) 指揮の久石譲さんの自作とシンフォニーの王道のような2曲が並ぶ、興味深い演奏会でしたが、王道のほうの話題は改めまして、で久石譲さんの作品から。 ヴィオラコンチェルトの形で、2つの楽章から成り立つ曲でした。久石さんの作曲技法で十八番になっているミニマルミュージックの手法が遺憾なく発揮された曲でした。そして、大好きなヴィオラの音を満喫できる曲、であっという間に終わってしまった、そんな感じの曲でしたが、独奏のタメスティさんの圧倒的な技量にも魅了されまして、でした。 そして、ソリストアンコールが2曲もありまして、1曲目はヴィオラで演奏されたバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード」、そしてもう1曲がヒンデミットの「無伴奏ヴィオラソナタ第1番より第4楽章」でした。特に後者は超絶技巧な曲ですが、これを素晴らしい演奏で聴けたのは何よりでしたよ。
2023.10.14
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というわけで、先週金曜日、大阪フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第571回定期演奏会 曲目 ルトスワフスキ オーボエ、ハープのための二重協奏曲 ホリガー 音のかけら シューベルト 交響曲第8番ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」 指揮・オーボエ ハインツ・ホリガー ハープ 平野花子 当代随一のオーボエ奏者でもあり指揮者、作曲者でもあるホリガーさん登壇、はこの日の最大の楽しみでしたし、実際タイトルのとおりマエストロの魅力が随所に感じられた演奏会でした。 1曲目の二重協奏曲、12本の弦楽合奏とオーボエ、ハープのソロ、そこにパーカッションが入るかなり特殊な編成でしたが、超絶技巧なオーボエソロをホリガーさんの圧倒的な技術で引き込んでくれました。ハープの平野さんの演奏もブラボーでしたが、このあとソリストアンコールがあり、同じくルトスワフスキ作曲の「3つの断章」からNo.1 Magia という曲が演奏されましたが、これも見事な演奏でした。1曲目ですっかりもう引き込まれてしまいしたが、2曲目の自作の曲、かなり現代曲で一回聞いただけで理解するのはとてもとてもではありました。しかしながら、なんとも言えない音の世界は実に印象的で、休憩に入ってもしばらく余韻を感じていろいろと考えさせられました。 後半はこの現代曲2曲から打って変わって、なのですが、その話題は次回に。
2023.10.03
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というわけで、昨日は日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第275回定期演奏会 曲目 カンチェリ タンゴの代わりに(オーケストラ編成版) ヴィトマン ヴァイオリン協奏曲第1番 カンチェリ 弦楽オーケストラ、ピアノとパーカッションのための「SIO」 シベリウス 交響曲第7番 ハ長調 作品105 指揮 飯森範親 独奏 神尾真由子(ヴァイオリン) 高橋優介(ピアノ) カンチェリ、ヴィトマン、どちらも「知っているよ」という方は相当な現代音楽通でしょう。名前も初めて聞くという方が大半だと思いますが(私もその一人です)、終演時に指揮の飯森さんもカンチェリの2曲はおそらく日本初演だ、とのことでした。ヴィトマンは東京で日本初演をして、それに続いての演奏だとことで、なんともすごい演奏会になりましたが、それでも結構多くのお客さんが入っていたのがなんともびっくりでした。 その中で、神尾真由子さんがソリストを務められたコンチェルトが結構面白くて、でした。相当難解な曲であることに間違いないですが、それ以上に神尾さんのテクニックのすごさを感じさせる演奏と、バックのオケとの一体感がなんとも気持ちよくて、でした。次に聞くことがあるのか?ではありますが、熱延でしたよ。 なお、ソリストアンコールがあり、パガニーニの「24のカプリース」作品1の第24番が演奏されました。有名な曲ですが、タイトルで?な方でも、ラフマニノフが「パガニーニの主題による」で使用したあのテーマの曲、といえばかも、です。この日一番メロディックな曲でしたが、こちらもいい演奏でした。そして、それ以外の曲については改めまして。
2023.09.23
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というわけで、昨日は日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第275回定期演奏会 曲目 カンチェリ タンゴの代わりに(オーケストラ編成版) ヴィトマン ヴァイオリン協奏曲第1番 カンチェリ 弦楽オーケストラ、ピアノとパーカッションのための「SIO」 シベリウス 交響曲第7番 ハ長調 作品105 指揮 飯森範親 独奏 神尾真由子(ヴァイオリン) 高橋優介(ピアノ) カンチェリ、ヴィトマン、どちらも「知っているよ」という方は相当な現代音楽通でしょう。名前も初めて聞くという方が大半だと思いますが(私もその一人です)、終演時に指揮の飯森さんもカンチェリの2曲はおそらく日本初演だ、とのことでした。ヴィトマンは東京で日本初演をして、それに続いての演奏だとことで、なんともすごい演奏会になりましたが、それでも結構多くのお客さんが入っていたのがなんともびっくりでした。 その中で、神尾真由子さんがソリストを務められたコンチェルトが結構面白くて、でした。相当難解な曲であることに間違いないですが、それ以上に神尾さんのテクニックのすごさを感じさせる演奏と、バックのオケとの一体感がなんとも気持ちよくて、でした。次に聞くことがあるのか?ではありますが、熱延でしたよ。 なお、ソリストアンコールがあり、パガニーニの「24のカプリース」作品1の第24番が演奏されました。有名な曲ですが、タイトルで?な方でも、ラフマニノフが「パガニーニの主題による」で使用したあのテーマの曲、といえばかも、です。この日一番メロディックな曲でしたが、こちらもいい演奏でした。そして、それ以外の曲については改めまして。
2023.09.23
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というわけで、先日の水曜日ですが、オケの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 関西フィルハーモニー管弦楽団 第340回定期演奏会 曲目 モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 K.527 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」 指揮 マテュー・ヘルツォーク 独奏 オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン) メインのシンフォニーの話題は後日として、今日は前半のモーツァルトから。どちらの曲もモーツァルトの作品でかなりの演奏機会のある有名曲ですが、指揮のマテュー・ヘルツォークさん、とにかく奇をてらうような指揮は一切なく、気持ちいい演奏でした。そして、ヴァイオリンソリストのオーギュスト・デュメイさんはこのオケでは指揮者としての登壇でなじみなだけにヴァイオリンでの登場はこれはこれでうれしいところですが、さすがの演奏に魅了された演奏でした。 そんな演奏会ですが、先日このオケの名誉指揮者になっておられた飯森泰次郎さんの逝去を受けて追悼の演奏がありました。当初の予定から変更があり、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364 から第2楽章」が演奏されました。ヴァイオリンは当然?のデュメイさんですが、ヴィオラを指揮者のヘルツォークさんが、です。この方、指揮だけでなくヴィオラ奏者としても活躍されている多才な方ですが、その追悼演奏がまた素晴らしい演奏でした。この曲の全曲を聞かせてもらえてもよかったのに、と思わせるほどでしたよ。 では、「新世界より」については改めまして。
2023.09.16
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というわけで、先週25日の金曜日、大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 メンデルスゾーン・チクルス ~メンデルスゾーンへの旅~Ⅱ 曲目 交響曲第5番ニ長調 作品107 「宗教改革」 ピアノ協奏曲第1番ト短調 作品25 交響曲第4番イ長調 作品90 「イタリア」 指揮 尾高忠明 独奏 務川慧悟(ピアノ) 交響曲が2曲、でもうお腹いっぱいなのにまだコンチェルトまでついてくるなんて、な濃ゆい演奏会でした。交響曲2曲については改めてエントリーさせていただきまして、今日はコンチェルトから。 て、この日のソリスト、務川さん、まだまだお若いですが、2年前のエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位になるなど、実力は折り紙付き、です。初めて演奏を聞かせてもらいましたが、本当に細やかなテクニックが見事、でした。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲、ってという感じでしたが、有名なヴァイオリン協奏曲とはまた違う魅力でとても印象的でしたが、その曲を見事に、という感じでまたどこかのオケと共演される時があればなあ、というところでした。(参考:「ぶらあぼ」掲載のインタビュー記事です→https://ebravo.jp/archives/144678) なお、ソリストアンコールはバッハのイタリア協奏曲から第2楽章でした。それでは、残りの曲については改めまして。
2023.08.30
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というわけで、9日の木曜日、大阪交響楽団の定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪交響楽団 第265回定期演奏会 曲目 メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 作品26 レーガー 「ベックリンによる4つの音詩」 作品128より リスト 死の舞踏 ヒンデミット 交響曲「画家マティス」 指揮 高橋真史 独奏 森下幸路(ヴァイオリン) 杉浦由奈(ピアノ) オケの演奏会にたくさん行く習慣がある人、ごひいきの曲がある人以外には食指が動きにくいプログラムでしょうか、それ故お客さんの入りがいつも以上にさみしかったのがなんとも残念でしたが、いえいえ舞台の上からは熱い音楽を届けてもらえました。 そんな中でのレーガーの曲。全くもって初めて聞きましたが、穏やかな曲の中でも音は熱く、という感じの曲で、じっくり聞きこめました。このオケのコンマス、森下さんが見事なソロを演奏されたのも大きいでしょうが、演奏時間が短い(15分ほどしかないんですよね)曲ゆえ、もう少し楽しみたい、そんな思いでした。 そしてリストの名曲「死の舞踏」ですが、こちらを演奏したソリスト、杉浦由奈さんはまだ現役の音大生さん。そんな若手の演奏家さんですが、この激しい曲をオケの大音量と見事に渡り合う熱い演奏で盛り上げてくれました。有名な「ディエス・イレ」(怒りの日)のメロディーがとにかく印象的ですし、中間部の美しいピアノソロとの対比も見事でした。先日ヴィオラで魅了された谷口朱佳さんともども、若手演奏家の活躍を期待させる好演でした。 メインのヒンデミットにつきましては改めまして。
2023.08.12
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というわけで、少し前の話題になりますが、先週金曜日、PACオケの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第143回定期演奏会 曲目 ブリテン 歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」 ヒンデミット 室内音楽 第5番 作品36-4 ブラームス 交響曲第2番ニ長調 作品73 指揮 佐渡裕 独奏 谷口 朱佳(ヴィオラ) PACオケの定期演奏会は久しぶりの参戦になりました。本当は6月も行こうと思っていたのですが、諸処の事情で不参加、チケットを母親に譲ったのですが、その母親が大喜びだったので余計行きたかったぞ、だったので今回の定期はそのリベンジも、です。 て、佐渡さんの指揮でブラームスのシンフォニーがもちろん楽しみではありましたが、ヒンデミットのヴィオラが大活躍する曲が、と聞いたらばこれは聞かなければ、でしょうね。自身ヴィオラの名手だったヒンデミット、ヴィオラの名曲が多いので、今回演奏された曲は生では初めて聞くことに、ですがものすごく楽しみでした。そして、その期待をより上回る見事な演奏をソリスト、谷口朱佳さんが聞かせてくれました。ヴィオラってとかく地味だなんて言われがちですが、いえいえ素晴らしい音色を聞かせてくれる楽器、そのことをものすごく語ってくれる演奏でした。谷口さんの益々の活躍に期待したいです。 ほかの2曲の話題は改めまして。
2023.08.10
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というわけで、昨日は大阪フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第570回定期演奏会 曲目 フィンジ 前奏曲ヘ短調 作品25 モーツァルト ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595 フランク 交響曲ニ短調 指揮 下野竜也 独奏 ヴァルヴァラ(ピアノ) 現在の日本で最も活躍されている指揮者の一人、下野竜也さん登場の回でした。人気者ゆえ、なかなか登場される演奏会に行けていなかったので今回は期待大でした。そして、先日大阪交響楽団さんで聞かせてもらったフランクの交響曲、というのも聞き比べになるのでこれもいいな、でしょうか。 まあ、このあたりの話題は改めてとさせていただき、今日は前半の曲について。フィンジの曲、短い弦楽合奏の曲でしたが、ずしりと重い曲調ながらもしっかり聞かせる曲、イギリス音楽のしっかりと芯のある曲という伝統が生きている感じで初めて聞いた曲ながら好感が持てました。そして、モーツァルトのコンチェルト。有名な27番のコンチェルトなのですっかりリラックスして聞かせてもらえましたし、こちらも初めてのソリスト、ヴァルヴァラさんがこの名曲を奇をてらわない演奏で進めてくれたのがよかったです。そんなこんなでメイン曲へ、でしたが、では続きは改めて。
2023.07.22
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というわけで、先日の水曜日、大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 神戸特別演奏会 曲目 シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47 ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」 指揮 尾高忠明 独奏 郷古廉(ヴァイオリン) 大阪フィルさんが神戸で開催する演奏会、でしたが、現在の勤め先がまさにこの神戸なんですよね。しかも曲目が大好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲となればもうこれは行かないという選択肢はない、ということでいそいそとお出かけしましたが、やはりシベリウスのコンチェルトは名曲だねえ、とうっとりしている暇もなくあっという間に終曲、という中身の濃い演奏でした。若手の注目ヴァイオリニスト、郷古さんの演奏も期待以上に素晴らしい演奏で何より。このコンチェルト、ともするとソリストもオケも熱くなりすぎることがあるのですが、そこは尾高さんがオケの伴奏をすっきりとさせていましたし、郷古さんも熱い曲でも冷静に進めていくあたりはさすがの一言でした。「三大ヴァイオリン協奏曲」にこのシベリウスのコンチェルトは含まれないのですが、いえいえ、中身的には決して引けを取らない名曲だよねえ、と改めて教えてくれる好演でした。 では、後半のシンフォニーについては改めまして。
2023.07.15
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というわけで、先週木曜日は読売日本交響楽団さんの大阪定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 読売日本交響楽団 第35回大阪定期演奏会 曲目 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30 チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調 作品36 指揮 アレクサンダー・ソディ 独奏 反田恭平(ピアノ) 昨年度に引き続き今季も定期会員になって参戦、ですが、その最大の理由がこの日の演奏会でした。今日本で一番人気のあるピアニスト、反田恭平さんの演奏が楽しめる、というのは何といっても、でしょう。そして、ラフマニノフの3番というピアニストを試すような難曲、この曲をどう見事に弾ききってくれるかという楽しみでしたが、期待値以上の素晴らしい演奏でした。本当ブラボーでした。 そして、後ろのオケも本当巧みな演奏でした。在阪のオケの公演はそれこそ何度聞かせていただいたか数えきれないくらいですが、やはり日本を代表するオケのひとつですよね、な見事な演奏でいつもとはまた違う刺激をいただきました。そのオケがメインのシンフォニーで炸裂、だったのですが、その話題は改めまして。 なお、ソリストアンコールはグリーグのトロルドハルゲンの婚礼の日でした。
2023.07.03
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というわけで、今週26日の月曜日、ヴァイオリンソナタの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 ヴァイオリンソナタ 全曲演奏会 ベートーヴェン 第1回 曲目 ヴァイオリンソナタ第1番 第2番 第3番 ヴァイオリン 森田玲子 ピアノ 谷口敦子 ヴァイオリニストの森田さん、お友達(大先輩ですが)の同級生の方、ということでご紹介いただいた方なのですが、昨年末お邪魔したこのサロンを拠点としているオケのコンミスさんでもあり、です。コントラちゃんでお邪魔した際にお話をさせていただいたこともあり、日曜日の演奏会だと思っていたらいやいや月曜日もあるんですよ、と教えていただき急遽参戦してきました。 て、普段管楽器奏者としてはなかなかヴァイオリンソナタをしっかり聞く機会は少ないわけですが、そんな中でベートーヴェンという王道作曲家の曲をまとめて聞ける機会はやはりうれしいところでしたし、この曲の面白さ、すごさを堪能させていただけました。あと3回の演奏会があって全曲コンプ、とのことなのでこれはお邪魔しないと、です。興味持たれた方には詳細お伝えしますので、お知らせくださいませ。 追伸 何やらこのブログの運営元さんの広告を頭に引っ付けることでここのポイントが閲覧数に応じていただけるらしく、です。目障りかと思いますが、ご了承ください。
2023.06.30
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というわけで、先週の金曜日、大阪フィルさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第569回定期演奏会 曲目 フォーレ 組曲「ペリアスとメリザンド」作品80 ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番変ホ長調 作品107 ストラヴィンスキー 交響詩「ナイチンゲールの歌」 ラヴェル ラ・ヴァルス 指揮 シャルル・デュトワ 独奏 上野通明(チェロ) 大フィルさんの定期演奏会では3回目の登場となるシャルル・デュトワさん指揮の演奏会、しかも今回は十八番と言えるラ・ヴァルスも聞けるということが楽しみでしかなかった演奏でしたが、今日の話題はこちらは曲が最高に楽しいショスタコーヴィチのコンチェルトから。 て、この日のソリストはジュネーブ国際音楽コンクール、チェロ部門において日本人で初めて優勝を果たした上野通明さんでした。そのソロがどんなものか、デュトワさんの指揮ともども楽しみだったのですが、期待のはるか上を行く素晴らしい演奏でした。この曲、3楽章が延々と続くチェロのソロなのですが、そこはもう圧巻でした。ショスタコーヴィチのコンチェルトはとんでもない難曲なのは聞いているだけでも十分分かりますが、そんなことを感じさせない素晴らしい演奏でした。 ソリストアンコールでバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードが演奏されましたが、これももう圧巻の演奏でした。この曲だけでも十分すぎるほど値打ちのある演奏会でしたが、もちろんシャルル・デュトワさんの指揮があってこその演奏会、他の曲については明日に改めて。
2023.06.22
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というわけで、少し前の話題になりますが、今月の日本センチュリー交響楽団さんの定期演奏会に参戦しておりました。曲目等は以下のとおりです。 日本センチュリー交響楽団 第274回定期演奏会 曲目 アダムズ Must the Devil Have All the Good Tunes? R.シュトラウス アルプス交響曲 作品64 指揮 飯森範親 独奏 角野隼斗(ピアノ) この演奏会、土曜日にある演奏会だったのですが、ごにょごにょ、ではありますが参戦させてもらいました。やはり何といってもアルプスが聴けるのは楽しみしかないですし、今大人気なピアニスト、角野隼斗さんの演奏が聴けるのもうれしいところです。なので、会場は満員のお客さんでしたが、平日の定期演奏会、いわゆる王道ものでも常にこんな感じでお客さんが入ればなあ、とつい思ってしまいます。 そして、肝心の演奏。登山のほうは改めて、とさせていただきますが、このアダムスの曲、いわゆる現代曲ですが、ミニマルミュージックも慣れてくると気持ちいいんですよね、な感じで楽しめるところも十分ありました。とはいえ、やはりこれだけ人気のあるピアニストさんが聴けるならもっと王道系の曲を楽しみたかったかも、ですが、これは贅沢な注文かもしれませんね。いやいや、本当すごい演奏でしたよ。
2023.06.20
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というわけで、先週金曜日になりますが、大阪交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪交響楽団 第264回定期演奏会 曲目 シューベルト 交響曲第5番変ロ長調 D485 フランク 交響曲ニ短調 指揮 齋藤友香理 この日の演奏会、本来ならば名誉指揮者の外山雄三さん登場!のはずでした。私も外山先生目当てでこの日のチケットを確保していたのですが、体調不良で休演となってしまいました。そこで代打で登場されたのが齋藤さんでした。初めての指揮者さんでしたが、代打だとは思わせない見事な指揮ぶりでした。前半のシューベルトのシンフォニーは軽い曲想が素敵な曲ですが、その曲の魅力をしっかり引き出した演奏でした。外山先生だとどうだっただろう?などと考えながら聴いていたのですが、おそらくどっしりと構えたテンポで進んだのかな?などと考えるのも面白いところでしたね。 そして、フランクのシンフォニーですが、こちらについてはまた改めて。
2023.06.13
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というわけで、先日の木曜日、大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 メンデルスゾーンチクルス 1 ~メンデルスゾーンへの旅~ 曲目 序曲「静かな海と楽しい航海」作品27 ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64 交響曲第1番ハ短調 作品11 指揮 尾高忠明 独奏 アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン) 4回シリーズでメンデルスゾーンの5曲の交響曲と名曲を取り上げる演奏会の1回目でした。メインの話題は次回に譲らせていただいて、今日はコンチェルトについて。俗に「メンコン」などと呼んでいる、ヴァイオリン協奏曲のジャンルでは最高傑作のひとつな曲、それこそ生でも何度聞いたか、な曲なだけにワクワク感が高い曲ではないのですが、この日は違いました。ソリストさんの出す音が本当上品な音で、冒頭のソロからもう一気に引き付けられました。ここまで気持ちいい演奏を繰り広げるソリストさん、本当久しぶりに出会ったかな、です。 そして、その音色がこのコンチェルトにはぴったりはまるんですよね。チャイコフスキーのコンチェルトだと上品さだけではねえ、ですし、シベリウスだともう力強さの方が求められる、それぞれ名曲でも求められる音は違うだろうなところ、このメンコンでもゴリゴリ音を出してくるソリストさんも少なくない中なので本当に気持ちよく聞くことができました。あっという間に終曲で、もう少し聞いていたい、そんなことを珍しく思わせてくれる好演奏でしたよ。 なお、ソリストアンコールはイザイ作曲、無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より第1楽章でした。
2023.06.10
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というわけで、先月末となる水曜日に大阪フィルさんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 大阪フィル×ザ・シンフォニーホール ソワレ・シンフォニー Vol.21 曲目 シューベルト 交響曲第7番ロ短調 D759「未完成」 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調 作品47 指揮 大植英次 タイトルのとおりではありますが、はい、久しぶりの大植さんと大フィルという演奏会を楽しみたくて、でシンフォニーホールへのこのこと、でした。もちろん、メインのショスタコーヴィチが聴きたくて、ではありますが、その曲をマエストロ大植が振られるのは長く大阪フィルファンを続けているとどうしても気になったところです。 そして、前半の未完成。この日の演奏会には大植さんのプレトークがあったのですが、曰く自身三回目の未完成、しかも日本では初演、というのはなんともびっくりでした。なんでも、今更この曲をあえて、という感じがあったとのことですが、それでもこれだけ八面六臂の大活躍のマエストロが、という感じがしまして、です。気になる演奏ですが、とてもシンプルで奇をてらわない気持ちいい演奏でこの佳曲を美しく聴かせていただけました。それだけに、メインのショスタコーヴィチが楽しみになった休憩時間ですが、そのショスタコーヴィチについては改めまして。
2023.06.03
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というわけで、FBでは既にご報告しておりますが、金曜日、いつもの京阪神地区ではないところでの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。 愛知室内オーケストラ 第56回定期演奏会 曲目 フランセ ファゴットと11の弦楽器のための協奏曲 ミヨー 屋根の上の牛 作品58 ラウタヴァーラ ディヴェルメント アホ コントラファゴット協奏曲(日本初演) 指揮 沼尻竜典 独奏 ソフィー・デルヴォー(ファゴット&コントラファゴット) はい、名古屋での演奏会に遠征してきました。理由は曲目を見ていただけたらもう説明不要でしょうが、とにかくこの面白いプログラムが聴ける、となればもうこれは、でした。そして、ソリストさんは2年前に堺で衝撃的だったリサイタルを聴かせてもらったソフィー・デルヴォーさん、ここまで揃ってしまうと禁じ手にしていた遠征も解禁でしょう。そんなこんなでの名古屋行きでした。 そして、実際の演奏。コントラファゴットの本当のお目当ては改めてエントリーさせていただきますが、1曲目の並ファゴットでのコンチェルト。生ではもちろん初めて鑑賞したのですが、この曲でもその素晴らしい技量で圧倒されてしまいました。これを聴けただけでももう十分値打ちあり、でしたので、さあ休憩後のコントラファゴットコンチェルト、でもうおかしなテンションになってしまいましたよ。
2023.05.29
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