Friends In Japan!

Hello to my friends in Japan!

「Hollywood Guitar Maniac」by:Paul Gilbert
あのRACER X、MR.BIGのギタリスト、ポール・ギルバートから
ギターフリークに贈る、LAZY!!限定スペシャルコラムが登場!


ジャパン・ツアー! 新しいDVD! ツアー用のボーナスCD! 新しいギター! 新しいバンド・メンバー! オーストラリア! ニュージーランド! アメリカ! G3! 

ふ?! あまりにいろんなことが起きて頭が爆発しそうだよ! でもね、僕は忙しいのが大好き。あれもこれも、とっても楽しんでいるよ。

まず何より、最高に楽しいジャパン・ツアーを作ってくれたみんなに、心から感謝したい。ご存じの通り、僕らは東京と大阪と名古屋でプレイした。ここ10年ほどソロ・アーティストとして日本に来ているけど、今回は特別だったよ。レーサーX時代のギター・パートナー、ブルース・ブイエを連れてくることができたからね。一緒に演奏するのはほぼ20年ぶり! オリジナル・レーサーXの興奮が甦ってきたよ。もちろん、“Scarified”や“Scit Scat Wah”といったレーサーXクラシックは楽しかったけど、『ゲット・アウト・オブ・マイ・ヤード』やその他のいろんな曲をブルースとのツイン・ギターでプレイできたことも凄くよかった。かなりイケてたでしょ?

それからマイク・ズーター。今回もベーシストとしてきてもらったけど、改めて、シンガーとしての素晴らしさにも感心させられたよ。彼がいたからこそ、Mr. Big時代の曲をあそこまで演奏することができたんだ。“Addicted to That Rush”、 “Nothing But Love”、“Green Tinted Sixties Mind”。どの歌も本当によかった。それから、ビリー・シーンばりのタッピングも見たでしょう? 最高だったね!

ドラムのジェフ・バウダース。前回『スペース・シップ・ワン』ツアーの時も同行してくれたけど、今回の方が断然よかった。彼の特技はあのダブル・バスドラ奏法にあるけど、今回はその技が光りまくってたね。“Scarified”と“The Curse of Castle Dragon”と“Space Ship One”はひときわ素晴らしかった。あと“Hurry Up”ではテンプル・ブロックという打楽器(=木魚のようなもの)と、“You Kids”ではカウベルを使っていたけど、僕はそういうパーカッションの音が大好きなんだ!

あと、今回はニュー・メンバーが一人加わった。そう、ワイフのエミだよ。キーボードとバック・ヴォーカルのハイ・パートで参加してもらったんだ。キーボードがいるといないとでは音の厚さが劇的に変わってくる。ポップの曲でもロックの曲でもキーボードのおかげで空間が広がるんだ。彼女はもともとクラシック・ピアノをやっていたから、今回もハイドンのシンフォニーのライヴ・ヴァージョンに挑戦することができた。とても楽しかったよ。

さて、今回は会場に来てくれた人全員にお土産CDを作ったのだけど、みんなもらってくれたかな? あれには『Tough Eskimo』というタイトルがついていて5曲入り。全曲、全楽器、僕が一人で演奏している。もちろん歌もね。『スペース・シップ・ワン』の時のレコーディングだよ。楽しんでもらえたら嬉しいな。

少し今後のことも書くね。このブログを書いた直後からは、僕が校長を務めるMIジャパンのツアーで全国を回る。各地にあるMIの学校を回ってセミナーを行うんだ。僕はギター学校の生徒達と会うのが大好きだし、ジャム・セッションをやるのも楽しいよ。あと、学校は8都市にあるから、それぞれの町に行くのも楽しみ。もちろんグルメという観点からね! 今回はフグを食べたいなあ?。大丈夫かな?。

で、日本が終わると、次はオーストラリアとニュージーランドに移動して、アイバニーズ・ギターのクリニックを行うことになっているんだ。オーストラリアとニュージーランドと言えばパッションフルーツ! アメリカじゃ高いからいっぱい食べちゃおう。あと、オフの日にカンガルーも見てみたいな。

そしていよいよアメリカに戻ったら、今度はG3が待っている! ジョー・サトリアニとジョン・ペトルッチと一緒に回るんだ。最近ジョーとセッションする機会が何度かあってとてもおもしろかった。だから、G3ファミリーに招いてもらえてとても名誉に思ってるよ。そろそろアメリカでもロックしたいと思っていたしね。

というわけで、僕の頭ん中は常にギターのことでいっぱい。もう30年もプレイしてるけど、今でも新しい発見がたくさんある。ギターそのものに関しても年々細かくなってるよ。フレットのサイズ、ピックアップの位置、ネック・ジョイントの太さ、ペグを回すときの滑らかさ...... あと、最近はPhotoshopという便利なソフトがあるから、コンピュータ上でギターのデザインまでできちゃう。自分でいろいろ考えて、クールだと思ったらそれをアイバニーズに送って、本当に作れるかどうか訊いてみる。今回ジャパン・ツアーで使っていた茶色のギター。あれもそうやって作ったんだよ。最初はPhotoshopで遊んでいたんだけど、最後には本物のギターになっちゃった。名付けて“逆さアイスマン”。通常のアイスマンの逆ヴァージョンなんだ。ありがとう、アイバニーズ! とっても弾きやすいよ!

そうだ、ギターと言えば、僕の新しい教則DVD、もうチェックしてくれたかな? 正しいタイトルは『Hollywood Guitar Maniac ? Get Out of My Yard Instructional DVD』。速くて刺激的なギター・プレイを好きな人にはお薦めのアイディアがたくさん詰まってる。アルバム『ゲット・アウト・オブ・マイ・ヤード』の全曲解説はもちろん、MIハリウッドで収録したライヴ映像とか、レーサーXの日本公演の映像とかも入っているし、去年東京のハード・ロック・カフェで行なったソロ・パフォーマンスもきっちり入っているんだ。つまり、みんなの頭ん中もクレイジーなギターでいっぱいにしようってことさ。もしまだなら、是非見てみてね! (/lazy)

PG MANIAC TOPG307

今日はたくさん読んでくれてありがとう。またね!

Paul



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