みみ の だいありぃ

みみ の だいありぃ

とんだ出会い



その時、クラブに通いまくっていた私は、たくさんのドラマのある生活をしていました。
なんせ、一人暮らしを始めたばっかだったので、親の目を気にせず遊びまくれる!というわけで・・・

そもそも、家を出された理由も遊びすぎということでした。
恋愛狂い(?)の私は暇を見つけちゃ女友達や男と一緒に遊び歩いていたんですねぇ。

そんな中、9ヶ月付き合ってた人に「君についていけない」と言われ別れられ、痛手も何も感じず、すぐに他の男を見つけたはいいが、彼の船はすぐにサンディエゴに行っちゃって・・・

「もう、男はいらん!」と豪語していた、ある夜、ハプニングが起こったのです。

いつもの女友達と水曜日、軽く飲もうということで、六本木で待ち合わせ。
9時前に散々他で飲み、クラブへ。
半分出来上がってた私達はもうすでに楽しさ一杯。

そこへ、とってもかわいいコたちが8人くらいで派手に登場したのです!
クラブに入って来た瞬間、フロアで派手にパフォーマンス。
女の子たちも男のこたちを真剣に眺めてたりして・・・

でーも、私はその時、男なんてもういいわ、だったので、「あー、若いねー、この子たちは。遊んでるね絶対。」なんておばさんぶってた。
友達は「ねえ、どれがいい?」なんて。
私は「さあ」といつもより乗れない気分。
彼女は「あの赤いシャツ、いいよね」って。

実はそれが今の旦那となる人した。

私がトイレに行こうとすると赤いシャツが寄って来て、なんやら話し掛けてくる。
でも、友達のお気に入りだし、なんて思いつつ、ま、いっか、可愛いし、と彼と話し込んでいました。
彼はすっごーくストレートな性格でおもろいなって思ったりして。
で、彼が「ここうるさいから、外に出よう」と。

はっと気が付いて彼女を見ると、怒ってた・・・

怒った彼女を置いておいたら、クラブを破壊しかねない・・・
でも、たしかに赤いシャツ、良い男だったので、彼女に「ちょっと外出てくる」と言いに行ったら・・・

「勝手にすれば、ビッチ!」と。
「は?何、それ」
「あんた、男いらないとか言ってたじゃん。勝手にすれば。私はこの子(他にも知り合いの女の子達がいた)といるから」
だって。

もともとその彼女とはなんどもケンカもしてるしへっちゃらだけど、でも今考えると、ね・・・。

それに私はプチってキレルタイプじゃないんです。旦那以外には。
だから、「ま、とにかく外出るから」って黙って去りました。
そりゃ怒ってはいたけど、あきれたっていうかね。
ま、その後、彼女から「ごめん」の電話は来たけど。

そんな出会いでした。


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