みみの　だいありぃ

占いマニア

なーんて数名の占い師から言われたな～、と新婚早々思い出してしまった。
それでも私は大の占い好き。
占い狂とでも言ってもよいでしょう。（特に一昔前の私は）

そもそも、いつから占い好きになったのかというと、大学に入ってから。
うちのサークルは本当に体育会系で、とっても濃いサークルだったから、みんなよくケンカもするし、本当に仲良かった。
そして、みんながいっつも素の自分をさらけ出していました。
自分を隠せきれないほど、多くの時間を過ごしたからです。

そんなある時、友達とサークル名簿を見ていました。
そこには住所、電話番号以外に、誕生日と出身高校など書いてあったのです。
友達と、○○さんは乙女座だね、とか○○さんは双子か～とか、言っていました。
そうしたら、なんとなく、行動パターンと星座がマッチしているような感じがした・・・。
もう友達と私は夢中。
表なんか書き出して（おいおい）まとめてみると、まじ面白い！

それが始まり。
あまりにインパクトが強かったらしく、私は先輩や同輩の星座をいつのまにか完璧に暗記していました。
変な１年生、というわけで、飲み会の度に「お～い、lil aceの占い講座開始～」と言われると、部屋にいる人々の星座を片っ端から言わされたり。
酔ってても間違えないのね～。
それほど、星座っていうのはイメージとして頭に残るものだったようです。

先輩に「おまえ、高田馬場の母とかいって占い師やったら～？」とか言われたり。なんでやねん。

母、と言えば大泉の母。
私は数回そこへ行きました。
朝早くから並んで。
そこで、共通して言われたのは、早くに結婚したらすぐ離婚ということ。
一生親の面倒を見ていくということ。
長男と結婚するということ。
ガンコだから私の旦那になる人はかわいそうだということ。
なんのこっちゃ。
共通してないのは、霊感について。
初めは霊感のれの字もないと言われたこと。
次に少しあると言われたこと。
最後は塩をまかれました。
？？？

はまるとはまる私。
いわゆる普通の１２星座だけじゃ飽き足らず、こんどは西洋占星術なる本まで買い出す始末。
今まで私が言ってた星座っていうのは太陽の星座か～。
それは主に行動パターンを示すもので、深層心理をあらわす月の星座に愛し方をあらわす金星の星座、セックスをあらわす火星にコミュニケーションのしかたをあらわす水星ね、などなど。

おもしろい！
今度は親友などを巻き込んで、過去のオトコを片っ端から調べた。
もう、最高！
「この星座が邪魔してたんだねー」とか訳分からないことを言って納得したり。
で、今度は二人の共通の知り合いを。
そして、家族まで調べだす始末。
暇だったね～。

しかし、はまりましたねー。
月の星座は二日ごとに変わるし、時差とかの計算もしなくっちゃいけない。
だから、オトコにいつ出会ってもいいように、占いの表を持ち歩いておりました。
出会った当初から「ねえねえ、誕生日いつ？」「何年生まれ？」「本当かＩＤ見せて！」「生まれた場所と時間も教えて！」と、奇妙な行動を取っていた私。

ちなみにアメリカ人に血液型を聞くと、きまって「バンパイア？」と聞かれました。
なんでやねん。
ま、アメリカで血液型は重要じゃないもんね。

そして、自分で知る事の出来る占いじゃ飽き足らず、タロットにもはまったんです。
学生の頃、さかんに恋愛を繰り返しておりましたので、何度も何度も占いに行きまくりました。
「彼とは結局別れるでしょう」と言われたら納得行かず次の占いへ。今度は「続くでしょう」と言われると、どっちよ～！と思い次の占いへ。
相当ルール違反は私。
お金もあったのね～。
一回最低５０００円だもんね。

そうやって占い師に通いまくっているうち、この人は比較的当たってた、という占い師を数名見つけ、事ある毎にその人達に通っていました。

そこで、四柱推命だとかにも出会い、いろいろなものも勉強し始めた。（好きな事の勉強だけはするのよね）

ま、そういう訳で、占いの館に住み着いているがごとく、占いに通う生活になったのです。

何が占いにはまらせたか、それは人間観察がすごく好きだったことと、統計を出すという作業が好きだったこと、そして結果を待つということが出来ない性格だったことでしょうね。
今すぐと思ったら今すぐじゃないとだめ。
忍耐力、ゼロ。
今すぐ、相手の気持ちが知りたい。
今すぐ、将来を知りたい。
本当は、黙って辛抱強く時が経つのを待てば自然と結果が出るのにね。

でもまあ、今は一人の占い師に頼り切っています。
それ以外の人はお金と時間の無駄、と割り切るほど、彼女は当たっています。
過去の結果を考えて、全部結果的に当たっていたのです。
彼女は今の旦那と出会う前からずっと私を知っている人。
散々のオトコを占ってもらいました。
「いや～、あなたも落ち着いたよね、一人の男性と。一時期どうなっちゃうかと思ったけど。でもあれはあなたの中で一番イケナイ時期だったものね。」だってさ。

一番イケナイ時期にはオトコがころころ変わる。
そうなのか。
ま、それもそれで悪くない？
いやいや、年をとってきた今では、嫌ですね。

私の友達もみんな私に感化され、（みんなじゃないか）、「今度のオトコさ、太陽がおうしで月が双子、金星が天秤で火星はさそり、水星はやぎなのよね。エッチっぽくない？」とか「でも真面目は真面目じゃない？」「でも月が双子っていうのが気になる」とかね、そんな他人に不思議がられる会話をしているのであります。

でもアメリカに引っ越してから一回も占いには行っていません。
最近人生落ち着いているし、行く必要ないからかな。
行きたいという衝動にかられることもありません。
唯一、家を探す時、風水で探しました。
引っ越す方角と月、間取り等々。
これによると、悪くない人生、送れるはずなんだけど！

さて、うちの旦那はというと、双子座ＡＢ型、月が水瓶、金星がおひつじ、火星がおうし、水星がおうし。
動物占いはぞう。

さてさて、この人とこれからどんな人生歩むのかしら？
HOPEFULLY 素敵な人生でありますように。

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