1日目

1日目 福岡空港からデンパサールへ

福岡空港へ                         

 集合場所 福岡空港の旅行代理店カウンター
 集合時間 10時
 自宅から、在来線、新幹線を乗り継いで2時間近くかかるため、朝7時に出発。今回は、スーツケースがないため、パパは楽ちん。余裕で空港へ到着。旅行代理店のカウンターで簡単に搭乗手続き・出国手続きの説明と現地に着いてからの説明を受けた後、航空券を受け取る。そして、「手荷物にこういった物を入れていらっしゃいませんか。」と、張り紙を見ながら念押しされたところ、弟がリュックの中にそういうもの(ハサミ)を忍ばせていたことが判明。ハサミを取り上げスーツケースにしまう。ベルトをはずし、鍵を開け、スーツケースをおっぴろげる。かなり恥ずかしい。ミニテロリストめ!
 今回はガルーダ航空を利用した。福岡からはシンガポール航空も出ているが、さすが評判のよいシンガポール航空、ちょっと値段がお高い。しかも、シンガポール経由だ。ただでさえ、短い日程、迷わず直行便を選んだのだった。
 長い列に並んでチェックインをすませると、今度は手荷物の検査。入国手続きも無事終わり、搭乗案内があるまで、免税店をうろうろする。ちょっぴりおなかがすいたけど、きっとすぐに機内食が出るに違いない、と考え、軽食をとろうとするパパをとめた。日本のお菓子はしばらくたべれないかもー、と思い、チョコやすこんぶを買った。

ガルーダ航空に搭乗

 いよいよ、搭乗のアナウンスが・・・。私たちは期待に胸をふくらませ機内へと向かった。フライトアテンダントの制服もアジアンでグーだね。若い人はまさにアジアンビューティーです。機体はグアムに行くやつより大きい。2列4列2列だ。一家で中の4列を占めた。窓がなくて残念だ。モニターはよく見える位置だ。トイレも近いぞ。
 席に着くとすぐにオレンジジュースが配られた。見た目は、3個で100円のゼリーのようだった。無事離陸して、水平飛行に入ったら、私は食事が配られるのを待った。どこからか、いい匂いがしてきた。きっと今、ビジネスクラスを配ってるに違いない、もうすぐだ、と勝手に思いこんでいた。しかし、我々に配られたのはピーナツだった。給食にでるような。こ、こ、これが機内食なのだろうか?エコノミーだから?仕方なく空港で買ったチョコとすこんぶを一家で分け合って食べた。
 空腹が解消されるのはそれから3時間ぐらい後のことだった。すでに「ミート」はなく、「シーフード」だったが結構おいしかった。インドネシアの味は合うのかも、といい感触。飲み物で「お茶」が選べるのがうれしかった。もちろんホットで、急須らしき物から注いでくれた。最初の「ゼリー」とは大違い。お茶は人気であちこちからリクエストする声が聞こえてた。
 6時間半のフライトは6歳11歳には結構つらいので、あらかじめ本を買い与えていた。兄には「おはスタネタ帳」。弟は迷路。荷物にはなるけど、とにかく黙らせなきゃ。フライトアテンダントさんから双六みたいなものもらったので、さいころが落ちないか、どきどきしながら遊んだ。マスの指示は英語だけど、まあ、それは分かる範囲で・・・。少しは時間をつぶせた。兄は退屈すると乗り物酔いするので、彼を楽しませ続けるのが一番大変だった。気分が悪くなって、かなりへこんでたので、1時間耐久しりとり合戦をしてしのいだ。
 モニターでは「マスク2」が上映されていた。この前ビデオ屋さんに行ったら、「マスク2」9月2日入荷、とあったので一足早くみられてちょっと得した気分だ。

デンパサールに到着

 途中、機体が揺れたときもあったけど、無事、デンパサールに到着。入国審査、税関を通ってやっとインドネシアの空を仰ぐ。もう、ほとんど夜だ。まだ、6時ぐらいだが・・・今の時期、日本より日が短いようだ。
 空港の出口には出迎えの人がたくさんいる。JTBの人が見つからなくてキョロキョロしてるとH・I・Sの人が教えてくれた。ライバルだろうに、Thank you!
 JTBの係員1名に対し客は我々4人だけらしい。直行できてとてもラッキー。おっと、その前に両替、両替。係員のムロタさんが場所を教えてくれた。とりあえず2万円だけルピアに換えることにした。両替屋さんは電卓で数字をしめすと、ルピアの束をくれた。手からあふれんばかりのお札。1円が85ルピアくらいなのでいきなり1,700,000ルピアを手にすることに。半べそかきながらお札を数えていると、ムロタさんが「数えましょうか」といって、数えてくた。そのころパパはどこかでのんきにたばこを吸ってた。
 ホテルまでの移動の間、ムロタさんからいろいろと説明を受けた。ちらちらと沿道に目を向けると、バイクの波が・・・しかも2人乗り、3人乗りは当たり前、トラクックの荷台にも人がいっぱい!しかも、ここは、田舎道とか裏道じゃなくてメインロードだ。一気にインドネシアに来たんだなあ、という実感とやっぱり危ないかも、という緊張感に包まれた。20分もするとホテルに到着。ムロタさんは航空券を預かるという。リコンファームと紛失防止のためらしい。JTBに「預かることはない」と聞いていたのでちょっと不安だったが、グアムの時もいつも預かってくれるので、思い切って預けた。座席のリクエストも聞いてくれたので、窓際を前後に2つずつお願いしておいた。

ザ・ヴィラス・バリ

 いよいよ、あこがれのヴィラにチェックイン。ザ・ヴィラス・バリは3つの敷地に分かれており、我々はサンセット・ヴィラになった。サンセットはメインからは車で、5分くらいのところにある。路地裏みたいなところを通らないと行けないので、ひとりで出歩くのはちょっと怖い。入り口はいつも門が閉まっており、腕っ節の強そうなガードマンが立っている。車が着くとその都度、ガードマンが開けてくれて、車で乗り入れることができるのだ。サンセットのレセプションは東屋のような所だけど、チェックイン、チェックアウト、その他なんでもここで事足りる。片言の日本語とペラペラの英語をしゃべれるアジアンビューティーな女性がいた。その女性に案内されて、部屋へ行った。
 ほんとうに、パンフレットどおりの部屋だ。よく、写真と違ってがっかりと言うことがあるが、まったく写真のとおりだ。子供たちは自分たちだけに与えられたそのプールを見て大喜び。広さも4人で遊ぶには十分だ。茅葺き屋根の天井も高く、オープンエアのリビングは夜風が吹き抜けて気持ちいい。CDデッキがありCDを持って行けば好きな音楽が楽しめる。私たちはBGMがわりにラジオ(音質が良かったのでFM?)をつけたままにしていた。
 二つのベッドルームは全く同じ作りだ。天蓋がついており、お姫様気分だ。ベッドルームはエアコンがついており、閉め切ることができる。テレビもある。ウォークインクローゼットも十分な広さだ。中にセフティボックスがある。
 ベッドルームからバスルームに直接行けるようなっており、そこは、天井はあるが、壁がないところがある。(半露天?)バスルームにはバスタブと洗面所とトイレがある。ハンドシャワーも付いている。バスタブはとても大きくお湯を貯めるのに時間がかかった。洗面所には備え付けのドライヤーはおいてないが、レセプションに頼めば持ってきてくれる。
 キッチンはカウンターテーブルのようになっており、リビングからは、中は見えない。大きな冷蔵庫があり、中にビールやジュース、おつまみ、チョコレートが入っている。それらは有料なので、安くあげようと思えば、自分でスーパーマーケットに行って買ってきて冷やしておくとよい。
サンセットからは、ビンタンマーケットに歩いていける。我が家は早速、日本から持ってきた麦茶パックで麦茶を作って冷やしておいた。ミネラルウォーターは無料で巨大なペットボトルを逆さにして、コックをひねると出る冷水器みたいなのがあった。さらにすごいことに、お湯も出るのだ。我が家にもほしい。お皿やカトラリー、調理器具もちゃんとあった。長期滞在なら自分で作ってみるのもいいかも。紙ナプキンもレストランのようにたくさんおいてあった。キッチンはとても清潔だ。
インテリアは全体的に白を基調にまとめられ、シンプルなんだけど、細部に装飾が施されており、センスのすばらしさがうかがえる。また、白っぽい内装が、自然素材を用いた黒っぽい調度品とみごとなコントラストを織りなしている。それでいて、住人を選ぶような気取った雰囲気も持っていない。誰でも受け入れてくれるような、そんな暖かい場所だ。 
 しばらくしてウエルカムドリンクとウエルカムフルーツが運ばれてきた。フルーツは冷蔵庫に入れ、明日いただくとしよう。

プラナ・レストラン

 初日は、ホテルのレストランで食事をした。メインのエリアにあるので移動は車だ。アラブの王宮をイメージしてあるらしい。オープンエアの席にとおされた。最初に出されたジュースのような物は、スパイシーすぎて飲めなかった。牛肉を使った料理をいただいた。ヒンズーの島でこんな物を食べていいのだろうか。とにかくおいしかった。
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