3日目

3日目

体験ダイビング

 パパと兄はベニタ島付近の海へ体験ダイビングに出かけた。スランガンマリンサービスという所を利用した。兄は、将来、ダイバーになりたいらしい。本格的なダイビングがしたいというのでマンツーマンで体験ダイビングをしてくれるこちらにお願いした。
 車で30分、ボートで45分、結構かかってしまうが、透明度を求めれば仕方ない。使いすて水中カメラを持たせたけれど、それどころじゃなかったらしく、残念ながら水中での写真は1枚もなっかた。 
 パパの話によると、珊瑚礁がきれいだったそうだ。スタッフも申し分なかったと言っていた。

ウォーター・ボム・パーク

 悩んだ末、私は弟を連れウォーター・ボム・パークへ行くことにした。いろいろなオプショナルツアーも考えたが、サブマリンツアーは陸路で片道1時間半かかるし、レンガボン島は船酔いするし、動物は余り好きじゃないし、2人でヴィラに残るのもつまらないし・・・。よし、こうなったら、自分の力でウォーター・ボム・パークへ行こう!ヴィラからクタ地区まで無料送迎バスがあると聞いていたので、早速レセプションに行ってみる。バスは下記のとおり出ているとのこと。

ザ・ヴィラス・バリ ハード・ロックカフェ 66ビーチ
10:00
14:00
14:45 15:00
16:00
16:45 17:00
18:00

10:00のシャトルバスで行くことにした。
このヴィラのゲストは割引が受けられるらしく、割引券を発行してくれた。
また、近所に両替屋がないか訪ねると、ビンタンマーケットのむかいにあるとのこと。歩いていこうとしていると、シャトルバスは、その前をとおるから、運転手に言えば、両替屋に寄ってくれると、レセプションの人が教えてくれた。ありがたい。
 10時にレセプションに行ってみると、私たちの他は日本人の母2人組とその子供たちのグループ1組だけだった。これから波乗りに行くらしかった。かっこいい!ハード・ロックカフェに14:45までに行って待っておけば、連れて帰ってくれるらしいが、ハード・ロックカフェに行けそうにないので断った。
 途中、両替屋に寄った。今度はちゃんとお札を数えることができた。空港の両替よりレートがよかった。レギャン通りまで来ると車が大渋滞。いろんな人種の人がいて賑やかだ。通りにはいろいろなお店が並んでいる。やっぱりバリは世界の観光地なんだなあ。
 母子グループをビーチの前でおろすと、結局、ウォーター・ボム・パークまで連れて行ってくれた。ありがたい。ヴィラの名前が入ったカードを渡され、帰りはタクシーにこれを渡したらいい、といわれた。また、ブルーのボディのバリタクシーがよいと教えてくれた。
 シャトルバスの運転手さんとお別れして、いよいよ、ウォーター・ボム・パークへ。日本の小さなテーマパークの入り口のようで、こぎれいだ。チケット売り場に人はまばら。割引券を出すと、大人181,000ルピアのところが163,6701ルピアになった。子供はその半額だった。ガイドブックとかドルで表記してあったが、ルピアで払える。でも、ドルを用意していったので、強引にドルで払った。ドルの小銭は使えず、1ドル以下はルピアで払った。エントランスにはパンフレットで見た鳥の着ぐるみを着た人がいた。
 続いてロッカールームで鍵を借りる。40,000ルピア払ったがこれには保証金が含まれていて、後で25,000ルピア返してくれる。貸しタオルもあるが、持参した。更衣室は別にあるので、子供を外で待たせて水着に着替えた。バリなら絶対知り合いに会うこともないし、こんな体でもへっちゃら。園内は素足でOK。素足でも痛くないし、砂浜みたいに熱くない。子供はゴムの入ったタオル持参し、外で着替えた。男の子は楽ちんだ。
 さあ、いよいよ泳ぐぞ。まずはキッズコーナーへ。ちっちゃい子から大きい子までいろいろ楽しめる。男の子たちは固定された機関銃のような水鉄砲で打ち合っていた。お子様向けスライダーもある。最初はおそるおそるそれを滑っていた弟も、だんだんと刺激を求め、大きなスライダーへと向かっていった。スライダーの出発地点にはちゃんと係の人がいて、身長制限を見たり、スタートの合図をしたりしてくれる。二人用浮き輪に前後にのっかて滑る。なかなかスリリングで楽しかった。
 もっと急勾配で、体一つで滑るのもあったが身長が足りず滑ることができなかった。5本のスライダーのうち2本だけ滑ることができた。私的にはこの程度が限界です!何せ、自力で上らねばならず、体力的にも限界だ。大きな二人用浮き輪を持って階段を上るのは相当きつい。
 スライダーは疲れたので、今度は流れるプールで泳いだ。というか、ひたすら流された。園内は、緑が多くて広い。ウォーター・ボム・パークはガイドブックにもちょっとしか載っていないし、きっと、ぼろぼろでしょぼいんだろなー、とあまり期待はしていなかったのだが、とっても良かった。監視員もたくさんいて、ちょっとでも危険につながる行為があったら笛を吹かれる。この流れるプールも浮き輪をつけて泳がないといけないらしく、弟は浮き輪をはずして何度かピーっとやられました。子供用の救命胴衣なみたいなやつもつけてるんだけど。まあ、安全第一。
 フードコートもいろいろある。100,000ルピアもあれば二人でおなかいっぱい飲んだり食べたりできた。プールから上がるととにかく寒い。陽の当たるところで体を温める。弟は全然寒くないらしい。
 結局、3時近くまでプールで遊んでいた。帰り際、今日の写真が飾られているコーナーがあった。観光地でよくあるやつだ。A5くらいの大きさで1枚20,000ルピアだ。何しろ何周も流されていたので、3枚も写っていた。激安なので3枚ともお買い上げ。よい記念になる。
 ウォーター・ボム・パークから出てびっくり。朝、あんなにいたタクシーが1台もいないではないか。待っても来そうにない。仕方なく、大きな通りに出てみた。目の前にはショッピングモールらしきものがある。車はたくさん行き交っている。タクシーがとおったらどうやって止めればよいものか・・・。と悩んでいると1台の青いタクシーが・・・、運転手と目があったら「乗るのかい?」と言うようなジェスチャーをされたので大きくうなずいた。そして、方向転換して戻ってきてくれた。ラッキー。言葉が通じなくとも「気は心」。帰りは、なんと15分くらいしかかからなかった。料金のたったの17,000ルピアだ。もちろん、20,000ルピア出して、「つりはいらねーよー。」と言って気前の良いふりをした。日本じゃ、たとえ10円でももらうかも。

スイカ割り

 部屋に戻ると、ダイビング組もすでに戻っていた。兄はまたプールでシュノーケリングだ。
 JTBのツアーの特典で「スイカ割り」というのがあったのでレセプションにお願いした。しばらくしてレセプションのお姉さんと厨房担当の3人のお兄さんがすいかとマットと棒をかかえてやてきた。家族だけでスイカ割りをしても盛り上がらないなー、と思っていたら、3人のお兄さんはとっても子供あしらいが上手で、言葉が通じなくても、子供たちと仲良くなって思いがけず楽しいスイカ割りとなった。子供たちが空振りするたび賑やかな歓声が上がった。ほんとうに、お兄さんたちありがとう。スイカが粉砕することはなかったが、お兄さんがきれいにカットして盛りつけて行ってくれた。日本と同じ味だった。

プライベートB・B・Q

 このヴィラでのお楽しみの一つが部屋でのバーベキューだ。シェフが部屋にやってきて庭でバーベキューを焼いてくれる。シーフード・ミート・バリーニーズから選べる。今回はミート4人分予約した。1人前25ドル(税・サービス料別)だ。
 先ほどのスイカ割りの3人が来てくれた。まずは、飾り付けからだ。天井に、バリ風な葉っぱの装飾品を取り付け、プールの周りに、たくさんのキャンドルをおいていく。庭の隅にバーベキューコンロをおいて、次々と肉を焼いてくれる。焼かれたお肉はキッチンカウンターに置かれた保温するための銀色のやつ(よく、ホテルの立食パーティーとかでテーブル置いてあるやつ)に入れられていく。野菜まですべて焼き終わると彼らは帰っていった。テーブルの上には3種類のサラダが並べられた。その他、ピラフとベイクドポテトも銀色のやつに入れられていた。ポークチョップが大人気で、子供たちがほとんど食べてしまった。私はチキンの串が一番おいしかったな。焼き鳥みたいで・・・。お肉は他にポークの串、ソーセージがあったがすべて食べ尽くした。デザートにはフルーツの盛り合わせとクリームブリュレがあった。クリームブリュレもおいしかった。家族水入らずでリッチな気分が味わえた。これで12000円くらいなら安い。
子供が寝静まった後、リビングの明かりを消してプールサイドのキャンドルの灯が揺らめくのをしばらく夫婦で眺めてそれぞれの部屋に帰った。プライベートバーベキューにはこんなおまけもあります。

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