島内見聞録。
島内見聞録。8月21日・その３
大型バスに乗り込んで、いよいよ60kmの旅に出発。
島の南側コーラル・コーストにあるヤヌサ島全体が
シャングリラ・ラ・フィジアン・リゾート。
どんなところかな。
出発してすぐにナンディの街中を通り抜ける。
２階建ての建物が道路に面して並んでいる。
中華屋の看板にはお箸の絵。
その名もチョップ・スティック!!
看板を見たチビ太が叫ぶ。
｢ラーメン食べた～い！」
フィジアンにはあるのだろうか？
免税店、みやげ物屋、銀行、映画館
何でも揃っている。
スーパーマーケットもある。今度は母が叫ぶ。
｢買い物した～い！」
でも、通りすぎるだけ。
ゴチャゴチャと活気のある様子を窓から眺める。
この通りは絶対に運転したくないなぁ。
だって、信号無しの交差点の光景は凄すぎ。
クラクションを鳴らさない車は皆無という状況の中、
自己主張の上手な順に通れるようだったんだもの。
妻：｢控えめな私だったら、夜中まで身動きとれないわ｡」
夫：｢要領悪いし、ノロマだからね｡」
あっと言う間に通りすぎてしまうほど
小さな街だったけど、印象は強烈だった。
ちなみにメインの通りは、徒歩で10分の長さだそうです。
町外れにマクドナルドの看板が。
大きな黄色のＭの下、矢印の中に
Ｂｕｌａ
って書いてあった。
日本だったら、ＩＮとか書いてあるところかな？
世界の言葉マクドナルドはフィジーにも登場。
ヒンズー教徒向けベジタブルバーガーもあるんだって！
レタスたっぷりにカレー味のコロッケが挟んであるそうです。
牛肉はマズイよね。やっぱり。神の使いなんだから。
道中立ってた巨大な看板は
コカコーラとマクドナルドのみだった。
さすがアメリカ資本。力を示している訳ね。
バスは、サトウキビ畑の真中を
グングンスピードを上げて走っていく。
サトウキビを運ぶための列車が通る線路が
畑の中で光っている。
人が乗る列車は走ってないんだって。
サトウキビだけが列車に載れる。
道端でのんびりと牛が草を食んでいる。
空から見ると、ビチレブ島の山々は薄茶色をしている。
｢どうしてかな？｣と思っていたら、その謎が解けた。
木が立っている。もちろん青々とした葉を茂らせて。
木の高さの半分まで草が生えている。
なんて背の高い草！
その草は枯れている。みんなみんな枯れている。
枯草の色だったのね。
茂った葉まで隠すほどのその勢いに驚いた。
畑の真中にヤシの木が。
ヤシの木の下にバナナの木が植えてある。
美味しそうな組み合わせ。
不思議な景色。
ヒンズー教の寺院が村ごとにある。
ピンクの壁にとんがり帽子の屋根。
インド人が多いフィジーではヒンズー寺院も沢山あるんだそう。
広い広い大地にポツンポツンと民家が見える。
屋根の上から地面まで洗濯ロープを張って、
そこに翻る洗濯物。
きっとお日様のいい匂いがするんだろうな。
珍しい光景に目を奪われていると
坂道を登りきった先に
紺碧の海が姿を現した。
なんて青く青く輝く海だろう。
坂道を下って少し行くと桟橋が見えてくる。
桟橋を渡ればそこがヤヌサ島。
入る車をチェックする検問所(？)があった。
到着しました。シャングリラ・ラ・フィジアン・リゾート。
離島からやってきた私には、凄く豪華絢爛なアプローチに見えた。
｢なんて立派な建物なんでしょう！」
スゴイ！ スゴイ！を連発する私に、
夫は側で呆れていたらしい。
さぁ、ここで２泊するのよ。
楽しみだわ～。
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