楽しい南の島

ゆっくりのんびり。

ゆっくりのんびり。
8月21日・その4

チェックインを済ませる間、
ゆったりと置かれた籐のソファでボンヤリ。

見上げた高い天井に渡された垂木には、
タパクロスが巻かれている。
きっと1つ1つの模様に意味があるんだろうな。
駆け足観光客には知る由も無いけれど。

サウスパの方がホテル内を一通り案内して下さる。
あまりに広いので、レセプションを中心に、
(日比谷公園の2.5倍の広さなんだって。)
レストラン、ショッピングアーケード、プールなど。
下手すると迷子になるかもしれないな…。

「南十字星はどっちに見えるんでしょうか?」
マナ島で見つけられなかったので質問してみた。

「ええと~、多分こっちの方角だと思うんですが。」
と心もとない。大丈夫かな。
「もう1つ、ニセ十字があって、
そちらの方が大きいので気を付けて下さいね。」
と彼は言った。今夜探してみよう。

部屋は一番東の端、コーラルウイングだった。
そこまでが遠いこと。
ペタンクをやっている芝生の広場、
4面あるテニスコートの横を通り
延々と歩いて、ようやく着いた。

部屋は薄暗く、少々黴臭かった。
現在改装中だそうで、もう少し後だったら
明るい快適な部屋に泊まれたのに。残念。

でも、キングサイズのダブルベッドに
ソファベッドが2台。テーブルと椅子もあって
3人には広すぎるくらいの部屋。

海に面した窓から出入りができて、
テラスにはテーブルと椅子も置いてある。
目の前のヤシの木にはハンモックが。
綺麗な芝生を踏んで行けば、すぐ波打ち際だし、
のんびり寛げる環境だった。

ほほぉ。ここも天国~。

「とりあえずお腹空いたし、何か食べよう。」
「そうだよ、もう3時過ぎちゃったもの。」
トコトコと歩いてラグーン・テラスに行って見た。

着いてビックリ!これはファミレスの世界だわ。
OGの幼児がウジャウジャいる。
キャーキャー駆け回っている。

カルチャーショック!!
え?OGの子供ってお行儀悪いのもしかして。
躾がなってないのは日本人だけじゃないの?

はしゃぐ子供たちの群れ。
これはどう見ても水曜日のお昼のデニーズ。

とっても驚いた。

レストランの店内は大きな窓から、明るい午後の海が見渡せる。
白が基調でなかなか爽やかな感じだった。
優しげなウエイトレスさんがメニューを持ってきてくれる。

・ハム&チーズ&トマトのトーストサンド
・ピザフォーシーズンズ
・キッズ用ハム&チーズトーストサンド
お決まりフィジービールにミックスジュースを注文した。

紺と赤で印刷されたキッズメニューの絵が何とも可愛くて、
持って帰りたいなぁ。と思った。

サンドイッチにはまたしてもジャジャーン!!
山盛りのポテトがもれなく付いて来る!!
マックのLよりまだ多い…。
でも、極上のそのお味。お芋が美味しいのかな?

ピザも巨大。やっぱりLより大きいLLサイズ。
これで1人前。さすが食パンを1斤オヤツに食べるお国柄。
注文しすぎたかな?
ところがどっこい、笑顔で平らげる大食い親子であった。

満腹のお腹で、ショッピング・アーケードを覗いてみる。
お決まり免税店、カジュアル衣料品、民芸品、
何でも揃う売店。写真のデポもあった。

水が欲しくて売店に寄ったら、部屋に付けられなくて×。
他のお店は全部サインでOKなのに。
リゾート内はキャッシュレス、サインだけでどうぞ。
って書いてあったのに。怒り爆発だわ。
1回お財布取りに戻らなくちゃならないじゃない!!
プンプン!!

そこの店員さんがインドの人なんだけど
濃いのよ。キャラクターが。
しつこいというか、何と言うか。
この私がクタビレタよ。

仕方ない、財布を取りに戻ろう。
はっきり言ってこれは散歩のようなもの。
一往復するだけで本日の万歩計数値達成!オメデトウ!
の距離がある。遠い遠い遥か彼方の部屋。

「チビ太頑張れ! もうすぐだよ!」
なんで部屋に戻るだけなのにこうなるの?

部屋にいてもつまらないので、
お財布を持って海岸に沿って夕日を見に行く。
ヤシの木の下、芝生の上を歩いて西へ。

途中で父と子は木登りしたり、ハンモックで遊んだり、
そうこうしている内に、段々と陽が傾いてくる。
辺りが赤く染まり始める。

ビーチチェアに座って、の~んびり夕日が沈むのを見ていた。

丁度ビーチ・サイド・テラスの前だったので、
夕方の演奏をやっていた。
ギターとウクレレの伴奏に心地よい歌声。
フィジーの人達は本当に歌が上手。

なんて気持ちのいい夕方なんだろう。

夕ご飯は食べずに早く寝た。
部屋からは星は見えなかった。フットライトが明るすぎて。
明日がある。今日は寝る。
キングサイズのダブルベッドは3人で寝ても
余裕の大きさ。四畳半くらいありそうかもね。

≫次ページ 沖に続くビーチ


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