<A Road to Kobutori ~ 小太りへの道>のハズだったのに…

<A Road to Kobutori ~ 小太りへの道>のハズだったのに…

ありがとう先生



昨年、長男のクラスの担任も同じ先生で、入園してすぐ、息子二人とも同じ先生にみていただいた。

明るくて、一見ぼんやりさんで、可愛くて、こどもたちをとても大切にしてくださったゆり先生。

集団に入るのが苦手で、そのため、先生の面倒見がいい、という評判の幼稚園に、一晩並んでまで入園させた長男。
手遊びもイヤで、気に入らないことがあると、教室を飛び出してしまったり、
お弁当も勝手に外で食べてしまったり、本当に、手のかかる子だったと思う。

それが今では、小さい子にやさしい、女の子にやさしい、いい年長さんとして、卒園していく。

それは、もちろん、今年の担任の先生のご指導のおかげでもあるけれど、
入園時、初めて母から離れ、集団生活を体験して不安がっていた頃、
家族以外にも、自分のことを大切に思ってくれる人がいる、ということを実感させてくださった、
ゆり先生の愛情のおかげだと思う。

次男もまた、ちがうパターンではあったけど、集団になじめない子だった。
難しいお子さんの多かったクラス運営は、想像以上に大変だったと思うけれど、
ひとりひとりに、先生は君が大好きだよ、というメッセージを送り続けてくださった先生。

先生は、難しい折り紙の折り方より、お手紙の書き方より、大きな声での歌い方より、大切なものを、
息子達に伝えてくださった。

それは多分、人とかかわることの楽しさだったり、
大切に思われることの喜びだったり。

ゆりせんせいに会えて、本当にうれしかった。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: