<A Road to Kobutori ~ 小太りへの道>のハズだったのに…

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おしっこでお絵かき


リビングのカーペットが、少しぬれている事が続いた。

わたしは息子Aに、
「ここ、ぬれてるけど、なにかこぼした?」と訊いた。
息子Aは、
「さっき、息子Bが、お水こぼしたの」と、答えた。
「えー、なんのお水?」と訊くと、
「それ、テーブルの上のトーマスのコップの」と、普通に答えた。
「ふーん」と、なんとなく納得して、タオルで拭いた。
そんなことが、何度かあった。

ある日、友人からの電話中、なんの気なしに、カーペットにすわりこんでいる息子Aに目をやった。
目に映った光景に、衝撃が走った。

パンツのすそからお○んちんを出し、小出しにしながら、少しずつ場所を移動し、楽しそうになにかを描いている!
どうてんして、あいさつもそこそこに友人との電話を切ると、息子Aが、見つかった事に気づいた。

いやもう、このときは怒った、怒った。
お尻が赤くなるまで、叩いてしまった。
おしっこでカーペットをぬらして、絵を描こうという発想にも腹は立ったが、
すらすらとウソをついて、弟のせいにしていた事に、ものすごく怒ってしまった。

それっきり、おしっこのイタズラはなくなった。
・・・とはいかず、こども部屋のマットの上でもやって、
水分を吸わないマットだったので、これはすぐにばれて、お尻パン。
これも、2,3回は繰り返したと思う。

彼なりになにかの理由があっての行動だったのだろうが、未熟な母には理解できず、
やたらに叱る事しかできなかった。
正しい対処方法は、今もわからないままだ。


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