嵐大好き母娘の毎日

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発症時期



甲状腺の病気にかかっていたのは実は1年半くらい前の年長の4月くらいではないかということでした。
判明がかなり遅かったみたいです。
その間にも、日赤には3回くらいは通っていたし、下痢のため他院にもかかりました。
それでも普通の血液検査では判明しない上に、発症年齢が幼すぎたのも原因していたようです。
甲状腺の病気は、どちらかというと30代以上の女性に多いようです。まれに子供にも、発症はあるそうなのですが、それでも高学年になるころの発症なんだそうです。そう考えても娘の年長での発症はまれに見るような幼さでの発症になったのです。

白血病が完解して、保育園に行ける様になった年中のころ、背が本当に低くて、標準の子供に比べて10センチ位差がありました。
それが、卒園のころには、みんなに追いついてしまいました。
私も親も、健康に育っているのだと両手を挙げて喜んでいたのですが、これが大間違い。
身長が伸びすぎだったのです。
甲状腺の仕業でした。
この時の私は、本当に底に叩き落されたような気分でした。
だって、小さくてか弱そうな子供が、成長の一つの目安でもある身長の伸びが良ければ誰だって大喜びだと思います。なのに病気のせいだなんて、そんなバカなと思うじゃないですか。

発症原因については、この時点では判明しませんでした。
この病気は、遺伝が多いそうです。でも、遺伝といっても親族には甲状腺の病気にかかっている人はいないし、なんともいえない感じでした。
ただ、甲状腺の病気は、”自己免疫疾患”である、ということはわかりました。
”自己免疫疾患”とは、体内の免疫が暴走して自分の臓器を攻撃する、というものです。
白血病にかかった娘は、免疫にも異常があったのだから、私の中ではおのずとこの2つが結びついてしまいました。
当初この2つは、データもなく先生に言わせると結びつけられないそうです。
それが、昨年の10月、データとして講演会で発表されたのです。

甲状腺機能亢進症が、白血病の晩期障害の1つであるということ。

原因がわからないというのは、不安なものですがこれでやっと原因付けが出来たと思いました。
そして、同時に晩期障害はこの先も増え続けるかも知れないということも覚悟しました。
白血病自体、助かる確率が増えてきたのもここ10年くらいです。
だから助かった人が、その先なにもなく生活できるかはまだ、データ収集段階でしかないそうです。娘も、そのデータの1つなのです。

願わくば、これ以上娘の体を蝕むようなことが起きませんよう。
祈るだけです。


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