NO6 ゆうの 25年間の記録

2コスモス


生後9ヶ月目の手術のあと・・・何度かの入退院は 繰り返していましたが、少しずつ 少しずつ大きくなって行きました。

成長も、

・9ヶ月・・・首のすわり

・同  ・・・寝返りが出来るようになる。

・1歳1ヶ月・・・おすわり


・1歳3ヶ月・・・はいはい(ゆうのハイハイは首が短いので、イノシシみたいに 顔を上げないで突進していました。
その為に、あっちこっちにぶつかるので、部屋中にスポンジを貼り付けていました。(^▽^))

・つかまり立ち・・・1歳5ヶ月

普通よりは、遅かったけど、初めから寝たきりの重度障害を覚悟していましたので、あせる気持ちは全く無く

1歳過ぎから始めたリハビリも、嫌がって泣く・・・泣くと、脳圧があがるので、具合が悪くなり・・・その為に中止していました。

そして、1歳9ヶ月の時に、福祉センターからの突然の電話で、福岡にある知的障害児通園施設「しいのみ学園」に、始めての試みとして母子通園があり募集してあるから行ってみないか・・・との連絡を受け速攻で

「はい~行きます。よろしくお願いします」と、お返事をしました。

夫は、自分の子が障害があると認めたくなかったのか、反対をしましたが、私は 子供の頃に小学校で「しいのみ学園」の映画を見て「しいのみ学園」の歌もしっかりと覚えていましたので・・・そんな素晴らしい所に、行けるだけで 幸せでした。


また、ゆうも風邪をひかせない様に 家にばかりいて、このまま 短い生涯を終わらせる事はしたくなかったので、少しでも外の空気に触れさせたくて、是非行きたいと、願っていました。

入園の日、2歳児3名3歳児7名の合計10名が しいのみ学園の門をくぐりました。

後で、先生方にお聞きしたところ・・・家は、長男7歳と、母とゆうと私の4人で入園式に行ったのですが、先生方は長男を見て(この子は大きいな~~~?でも、後は赤ちゃんだから・・・本人はお休みなんだろうと思われていたそうです(o・。・o)あっそっか~小さ過ぎだもんね~ハイハイですしね。)

だから、名札を付けて頂き 教室に入った時には、先生方が(・o・) メガテン状態でした。(*^▽^*)


☆これからが、ゆうの運の強さを感じさせる はじめの第一歩でした。

だって・・・「しいのみ学園」に 入るためにわざわざお引越しまでしてこられる方もあり、またいくら入りたくても、中々入れない所に、向こうから「おいで~おいで~」って言われて、入園が決まったのですからね。

本当に、ラッキーでしたよ。

ホームページの冒頭にも書いていましたように、現在今年で100歳になられる、昇地三郎園長先生から 親子して本当にたくさんの事を学させて、頂きました。

・叱らない教育!(長男はしっかり 叱って育てちゃいました~~ごめんね~って もう遅いか~)

・早期療育の大事さ!

それから、一番教えられた事は、園長先生ご自身も脳性麻痺を持つ二人のお子さんの父親でしたので、園長先生ご夫婦に 障害児を持つ、親の強さ、逞しさを たくさん学ぶ事が出来ました。本当に心から 感謝いたしております。



「しいのみ学園」の母子通園の様子はまた・・・





                     明日へつづく


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: