ミ ソ イ チ

2005年05月05日
XML
 ダージリンとも今日でお別れ…。朝7時にホテルを出て、また兄ちゃんの車でバグドグラ空港へ向かった。イロハ坂並みのヘアピンカーブをいくつも越え、集落を過ぎ、どんどん高度を下げていく。走ること3時間。あの涼しく穏やかな町並みから、田畑の広がる蒸し暑い町並みへと変わって行った。本当に天上世界だったなぁ…ダージリン。

 スィリグリの街に着いた。ここには兄ちゃんのご両親が住んでいて、連れてってくれるという。大通りから細い道を入り、牛やアヒルがのんびりしているちょっとした湿地に車を止め、レンガ作りの質素な家の中へ。寝ていたお母さんが起きてきてくれて、古い写真を見ながらお茶とビスケットを頂いた。6畳と8畳ほどの寝室が二つと、はなれにキッチン。庭には野菜が植えてあった。本当に質素。でも広くはない部屋の中にも、神様を祀る場所がちゃんとこさえてあって、さすが信仰と生活が密着しているんだなぁーと思った。

 その後、空港へ。この3日間、ずっと一緒だった兄ちゃんと別れるのは、やっぱり淋しいな…。握手してバイバイ!!また会う日まで!

 飛行機はやや予定より遅れて出発し、デリーには4時くらいに着いた。機内でRの隣に座ったインド人のおじさんはアッサム州のご出身だそうで、見た感じも普通のインド人より濃ゆくない。今日はお仕事でデリーに行き、またすぐにムンバイへ向かうそうだ。そして何ともご親切に、私達を空港からホテルまで送ってくれると言う!彼の会社の車が来てるから、それに一緒に乗せてってくれると!ありがたい!!

 おじさんは政府関係のいわば公務員らしく、とても忙しそう。車で移動中も、しきりに携帯電話で話していた。私達が「コンノート(地名)のホテルに泊まる」というと、「じゃあ、○○ホテルはどうだ?1泊1000ルピーくらいだけど」と紹介してくれたけど…高い!「お金ないから…」とガイドブックに載っていた安いホテルまで連れてってもらった。「ホテル代、出そうか?」とも言ってくれたが、さすがに「NO!NO!」とお断りした。

 いや~インド人でもお金持ちは優しいなぁ。「わざわざ遠くから、私の国に来てくれたから」と、見知らぬ私達に親切にしてくれるなんて…。もし私が日本で外国人観光客を見かけたら、そういう親切ができるだろうか…?

 ホテルの前でおじさんと別れ、Rと私はホテルにチェックイン。荷物を置いて、外をぶらつくことに。しかしデリーは暑い!!めちゃんこ暑い!!! こないだ来た時 でも十分暑かったが、今はさらに暑さ増量中!歩くだけで汗をかきダルイ。

 ここコンノートプレイスは割と高級なお店が集まるショッピングモールで、ブランド品や外資系のレストランなんかが多い。ぐるりと回ってみたけれど、夕飯を食べるのに良さげな店もなく、たまたまお酒を売ってる店を見つけたので、そこで冷えたビールだけ買って、食事はホテルで取ることにした。

例のおっさん に会いそー。こういう所で酒飲んでそうだもんなぁ…なーんて思って歩いてたら!!ふと脇の小さな売店に立っている男の人、後ろ姿しか見えないけど、どー見てもおっさんだーーー!!!!!Rと二人、走って逃げました…。コワー!!彼が振り向かないでヨカッタ~!あんな所でばったり会っちゃったら、何言われるか…。ぞぞぞーーー。

 デリーのクソ暑い中、ホテルのベランダであんまりうまくもないご飯を食べながら、インド最後の夜を、Rと二人飲み語ったのでした…。デリーは疲れる…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年05月22日 18時50分25秒
コメントを書く
[なごのアチコチぶらり旅] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: