中年層の障害者の広場

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2010.07.24
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カテゴリ: 医療
 連日の猛暑で続出する熱中症患者。日が照りつける屋外はもちろん、室内で発症するケースも少なくない。熱中症の原因と対策を探った。

 熱中症とは、熱けいれんや熱失神、熱射病など暑さが原因で起こる症状の総称。人間の体は、暑さを感じると、自律神経の働きにより、皮膚に血液を多く流したり、発汗を促したりして熱を外に逃がし、体温を調節する。

だが、高温下に長時間いると過剰に発汗して水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなるほか、脱水症状や熱けいれんが起きる。汗が血液中の水分も奪うことで循環器にも影響を与え、熱失神につながることもある。

 湿度もかかわっている。汗は蒸発する時に体内の熱を奪うが、湿度が高ければ汗は蒸発しないまま、皮膚の表面にたまる。大阪市立大の河端隆志准教授(環境生理学)は「湿度が高く、風もなければ室内でも熱中症になる」と警告する。

 熱中症による死者は近年、増加傾向。厚生労働省の人口動態統計によると、1999年から2006年までは200~400人台で推移していたが、07年は904人に跳ね上がり、08年も569人に上った。



総務省消防庁によると、今年は5月31日から今月18日までの間に5574人が救急搬送されているが、その約4割にあたる2282人が65歳以上だった。

京都女子大の中井誠一教授(運動衛生学)は「高齢者は体温の調節機能が衰えており、体内の水分量も若い人より少ない。暑さに対する感覚が鈍くなり、まめに補給しない人が多いことも影響している」と指摘する。


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2010年7月24日 読売新聞




熱中症対策の柱は脱水と高体温を避けることだ。

脱水を防ぐには水分補給が基本。起きた時や出掛ける前などに0・1~0・2%ほどの塩分を含んだコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水症状になりにくい。

高体温の防止には、ゆったりとした通気性の良い服を着るのも効果的だ。

中井教授は「今年は梅雨明け直後から暑い日が続いている。体がまだ暑さに慣れていないため、余計に注意が必要だ」と話している。





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最終更新日  2010.07.24 12:18:56
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