主婦のストレス

主婦のストレス

旅立ち



小学校、中学校はかなりの苛めにあっていたって
友達からも
保護者からも聞いていたけど、
息子から泣き言を聞いたことは一度もないね。

苛めの話をすると
「人をいじめる事は絶対にいけないことだから、
そんなことをする奴は馬鹿だからね・・相手にしないよ」
小学校4年生の頃から、いつも言ってたよね。

でも、本当はたくさんのストレスをためていたんだと思うよ。

そんな苦しみをどれくらい解ってあげられたんだろう??

きっと、私は息子の心の痛みを解ってあげてなかったと思う。

小学校の頃は、幼稚園の先生になりたいと言ってたよね。

中学校に入ってから、私が緑内障と知ってから、
福祉の仕事に就こうと思うと言い出したよね。

あまり説明の上手じゃない息子が何を考えていたのか
解らないけど、中学校時代は
保育所の体験に行ったり、老人ホームに慰問に行ったりと
きっと、幼いながらにも、頼りないながらにも
将来のことを考えていたのかなと・・・いまさらに思う。

高校を選ぶときも福祉科に行きたかったのに、
内申が悪くって・・・成績も悪くって・・・入れなかったんだよね。

自分の描いている将来と現実はちょっと厳しかったね。

高校3年生の春・・進路を決めようとしたとき
保育士に決めたんだよね・・・・。

夏、オープンスクールに行き、
山に囲まれた専門学校。
専門学校の周りには孤児院、老人ホーム、保育所があり
この専門学校で絶対に学びたい。
他の専門学校を見ても、迷いもせず、この学校に行きたい!って。

しかし、世の中は甘くなく、
受験の結果は不合格。

それから、4ヶ月息子は寡黙で私にも反抗ばかりしてた。
次の専門学校を受験する準備もしない・・・
どれだけイライラしたか。

師走に入り、私に言ったこと。
「ネットの友達が関東にいる。そいつがいっしょに働こうって言ってくれてるから、行く」

専門は? 
夢は???

私は許す事が出来なかった。

ネットの友達って・・そんな危ないことさせるわけには行かない。

それでも、息子はかたくなに
「オレが考えて決めた事だから、もう変わらない」って。

年末、訪問に行かせた。
ひとりで電車に乗り継いで、知らない土地に行って来ました。
そして、ネット友達の所に泊めてもらい、
親交を深めたようで、決心は固かったです。

お正月、私の実家に行ったとき、
私の母が早起きをするのを知ってて、
二人っきりを見計らって、言ったと言う。
「おばあちゃん、かあさんと親父の事や俺の事を心配しているやろ。
オレはな、関東のほうに働きに行こうと思っているンや。
かあさんは、専門学校に行くお金はあると言うけど、
今の環境ではとても勉強する気にはなれないし、
社会を知ってから、また勉強してもえんちやうかなと思う。
親父は今は話にならんし、とりあえず、俺も社会で働いて
母さんの生活の事も考えようと思ってるから、
おばあちゃんは心配せんでもええから・・・」と。

実家の母は思わず涙が出たって^^;

ずっと、問題児って言われ続け、
障害児学級に入れば!って言われた事もある。

本当にいろんな勉強をさせてくれた息子ちゃん。

私はあなたの親でよかったって思う。

今でも進路の事に関して、
まゆを寄せる人もいる中、
私は息子を心から応援したいと思っています。

この頃毎日二人でいろんな話をするよね。

お互いに離れていく日が近づいているのが解るから。

「オレはこのまま母さんのそばにいたら、
ずっと甘えてしまう。
ちょっと離れてみたほうがいいとおもう。」

「ずっと、親父と母さんの事で悩んできたけど、
友達に話してみると、案外親が離婚している奴は多いねんな。
オレだけちゃうねんなって思ったら気が楽になった」

「俺の体から、母さんだけの血を残して
後は抜きたいわ」

日々、いろんな思いをしているのか
この頃本当によくしゃべる。

私もおしゃべり・・・毎日があっという間に過ぎていく。


                  2006.3.12



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