みずのほーむぺーじ

みずのほーむぺーじ

甘えた夜



毎日の夜遊びで親に起こられた私は
しばらく家でボーっと過ごしていた。

 その後、彼はIさんに
   『出てって欲しい』
 と言ったらしぃ。


 今日はバイトか…やる気ないな…(;´o`)=3 フゥ

 当時バイト先では少し離れたスーパーに持ち帰り様のちいさな店があって
  片付けは店から一人来る事になっていた。
 車があればそのまま帰れるけど、私は車がないので片付けしていつも一緒に店に帰っていた。

  その小さな店は一人で働く…
   話し相手はいない…
     そしてその日は暇だった…


      "誰かに甘えたいな…"


  ふと私の頭の中によぎった…


 小さな店は社員さんもいなくて結構自由


 その日の片付けは…彼だ…



        "誰かに甘えたいって思う時ってある???"

 私は彼にメールをした。

 店でバイトしていた彼が

             "あるよ"


        "あるのか・・・・ じゃぁ一緒だね…"


            "今がそうかも…"



   『好きな人がいる・・・』
      彼の言った言葉が脳裏をよぎった…


   好きな人の事で悩んでるのか…

    "甘えさせてくれる??"

 私はそう彼にメールをした。





     "いいよ。俺もそんな気持ちやわ"



 (」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッ 

  (( アタフタ o( ̄▽ ̄;)三(; ̄▽ ̄)o アタフタ ))
      マジデ?!


    小さな店に片付けをしにきた彼の顔が見れない…

 店に帰る車の中でも何も話せない…

    『終わるまで待ってる?』
       「ぁ・・・うん…」

  甘えるって何するの??
    付き合ってる訳じゃない…   
      彼には好きな人がいる…


 待ってる間色んなコトが頭の中を駆け巡る…

   甘えるって事は…
     Hしちゃうって事?!
      (-ω-;)ウーン


 彼の部屋に着いたのは10時過ぎ
   部屋には何もないからと途中で寄ったコンビニでお茶を買った。


 いざ甘えると言っても何をどうしていいのか全くわからない…



 『オレ明日テストやし勉強してもいい??』

  その言葉で緊張が溶けた

    『うん。ごめんね。』

 彼のPCを使わせてもらって一人で遊ぶ私


  しばらく勉強をしていた彼が
    『告白するのって難しいよな…』

 と急に言った。

 「そうだね…簡単じゃないよね…。だからM君には申し訳なかったょ…」

そういうと彼は近づいてきてギュっと私を抱きしめた

  細くて筋肉のついたからだ…
       それなのに力のある腕…

 しばらく抱っこしてくれてるうちに私はいつの間にか眠ってしまった…


 ふと目を覚ますと朝の4時だった

   彼は勉強をしている

 こんなにゆっくり眠れたのは何日振りだろう…
  起きた私に気付き
 『ぁ…起きた。オハヨウ』

 「・・・オハヨウ…」

 爆睡…してしまった…(汗)

 何も言わずに彼はまた私を抱きしめる

 その時私の携帯電話が鳴った


 !!! 
   母だ…


 恐る恐る電話に出ると
  "今何時ですか?ドコにいるんですか??
      早く帰ってきなさぁぁぁぁぁぁい!!!!"


 その声を隣で聞いていた彼は
   『送ってくよ』
 と言い 家の近くまで送ってくれた。

   でも手をつないだままなかなか帰してはくれない

 最後にギュっと抱きしめられ 
   彼と初めてキスをした




  ・・・・彼が好きだ・・・



 彼はただ一緒にいただけだと思っているだろう…

 このとき私はハッキリと自分の気持ちが分かった

   『アリガトウ』
     車を降りるときにそう言うと

  "こっちこそアリガトウ。またな。"
   と彼は言った


 今度会うときはどんな顔をしたらいいのだろう…

   でも私は彼が好きだ…


 (家に帰ってからは最悪でしたがね…)


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