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和裁経験ゼロの私が作った半幅帯の作り方を公開しますこれからの季節、浴衣に合わせて個性的な帯も良いですよ~この帯のコーデは4月7日の日記へ。私は、普通の半幅帯より長めの4m弱で作りました。文庫にすると羽がたくさんできて、ボリューム感が華やかで好き私の身長はちょっと高めの165cmなので、幅も太めに18cm。好みの長さと巾で調節してみて下さい。必要なもの生地(薄すぎず、木綿などすべりにくいもの) 2m 生地巾は40cmあればOK。リバーシブルにする場合はこれを2種類。(縦に半分くらい余りますが。)継ぎ目があるのが嫌な場合は、4m太っ腹に買いましょう。接着芯(普通くらいの厚さ。薄くても兵児帯みたく軽やかに締められそうです。) 2m三河芯とやらの扱いが分からないので、扱いなれた洋服用の接着芯を使いました。作り方1生地の裁断中央に継ぎ目が来ると、帯を締めた時見える位置に来そうなので、中心を外した2箇所で継ぎます。縫い代は全て1cm。型紙のサイズに、ABCそれぞれの外側線で裁ちます。内側は出来上がり線。接着芯も同じサイズで切り、スチームアイロンで生地裏に貼ります。私はめんどくさいので、生地を40cm×2mに切って接着芯を貼ってから、ABC3つに裁ちました。ちなみに縫い代は、ミシンの目盛りを頼りにして目分量なので、印はつけません。かなり手抜きなのでオススメしませんが。。。2ABCを中表にし下の図の配置でマチ針で留め、出来上がり線で縫います。柄に向きがある生地の場合は、気をつけて。表生地・裏生地それぞれ縫います。縫い目にアイロンをかけ伸ばしておくと、仕上がりがきれい3ABCをそれぞれつなげた表と裏の生地を中表にし、マチ針で留めます。1辺の中央20cmくらいを残して、全て縫います。四隅は折り返し縫いで端まで縫います。4縫い目にアイロンをかけ伸ばします。ここがポイント!四隅の縫い代を、細く切っておきます。さらに、縫い目で縫い代を内側に折り、アイロンをかけます。こうしておくと、あとで裏返した時に、きれいに仕上がります。5縫っていない20cmのところから手を入れて、裏返します。少しずつやるとうまくいきます6最後に、縫っていない20cmを縫います。糸が目立たない場合は、上からミシンで直線縫いしますが、目立つ場合は手縫いでまつり縫いします。7きれいにアイロンかけて、完成デリケートな生地は、あて布を忘れずにいろんな生地で作ってみてね~↓ぽちりお忘れなくよろしくお願いします。
2008年04月16日
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ローケツ染めのゼブラ柄帯揚げ、予想以上の反響で、梅屋も遊さんも嬉しい悲鳴を上げております2色、3色とご予約くださる方も多く、1枚購入されお手元に届いた方が、さらに残り2色をご予約されたり。。。本当にありがとうございます!!予約も定数に達しましたら締め切らせていただきますので、気になっている方はお早めにお願いいたしますそして本日、「梅屋×職人」第3弾、下駄が入荷しました!畳表が2種と、白木の桐下駄が2種です。最近よく履いている畳表の下駄。下駄でもちょっと高級感があって、草履の人達が集まるようなところでも違和感ないし、ちょっとお出かけ気分の時に重宝してます。歩きやすいのはもちろん、台がカツーンとぶつかっても畳だから欠けないところも良いですね畳表に挿げた鼻緒はリバティプリント。10年以上も家に寝かせてあったデッドストックと言うべき柄。リバティは、定番的に出している柄と、毎年入れ替わる柄がありますが、これは後者。だから作れるのは私が手元に残しているわずかな分だけになります。グリーンとピンク、どちらも個性がありながら、主張しすぎず、コーディネイトに馴染みやすい配色で作りました。あ、ところでリバティプリントって、リバティ社の出しているプリントってご存知ですか?何だか最近では、小花柄のプリントはぜ~んぶリバティって呼ぶというようなことも見受けらるので、ここでおさらい。。。【リバティとは】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・現在、ロンドン中心部の老舗として知られているリバティ百貨店は、アーサー・リバティ氏が、日本はじめ東洋のファブリック・美術品などを扱う店として、1875年にオープンしたのが始まりです。その後、リバティ社が開発したオリジナルのファブリックは人気を博し、同社を代表する商品となりました。特に1920年代に発売された「タナローン」はリバティ社のベストセラーになります。上質な綿ローンを幅広く提供したいという願いから開発された「タナローン」は、絹の様なつやと手触りが特徴です。現在でも新しい柄を毎シーズン発表し、様々なデザイナーにインスピレーションを与え、ファッションの世界では最も有名なプリントの一つとなっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という歴史ある会社ですが、元はと言えば、日本やアジアからの輸入品を扱っているお店だったというのですから、こうして下駄の鼻緒に使われるのも何だか不思議なご縁じゃないですか!?そんなことは知らずに作ったのですが・・・そして白木の桐下駄には、同じ生地から雰囲気の違う2種類の鼻緒を作りました。シャープなダイヤ柄と、キュートな水玉柄。白×黒の鼻緒はいろんな色の着物に合わせやすいので、私も他店で買った、白×黒の市松鼻緒の下駄をリピートして履いています。それよりもっと梅屋らしく個性的に!ピリっとした配色に仕上げました。実はこの白×黒の生地、これで着物作ったらかわいいだろうな~と思って買っていたものなのですが同じ生地の取り方を変えて、ダイヤ柄と水玉柄にしました。鼻緒のイメージに合わせて、台の雰囲気も変えていますよ。小町と高右近。どちらもちょっとかかとが高くて、カジュアルだけどおしゃれしたい時にちょうど良いです。どれもMサイズの下駄に標準的な高さで挿げています。ちなみに、24.5cmの私は、挿げてある下駄を買う時は、いつもMサイズをちょっとかかと出して履いています。1cm位かかと出して履くのが粋、とも言うそうだし。また、下駄屋の職人さんもおっしゃってたけど、鼻緒は(特に前が)履いているうちに緩んで、自分の足にぴったりしてきます。どうしてもきつい場合は、前をぐいーっと引っ張るのも手かと。。。実際、下駄屋さんにそうやって調整してもらったこともあります。甲高な私の足ですが、これで既に挿げてある下駄や草履を履いて痛くなったことは、実はないんです。理想は、ぴったんこにその場で職人さんに挿げてもらうことなんですが、職人さん常駐していませんので、すみませんがご参考までに!大きな写真と詳しい説明は梅屋へどうぞ。モダン☆着物小物 梅屋http://umeya.shop-pro.jp/Ctrlキー押しながらクリックすると良いみたい。にほんブログ村↑どっちかクリックしてくれたら嬉しいです↓
2010年03月27日
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これからの季節、半襦袢と長襦袢を着るのはどうしても暑いだから、半襦袢と長襦袢が一つになった、うそつき襦袢などを着ます。でも市販のものは、替え袖はあってもおそろいの裾よけがない下着と同じで上下がばらばらだと、何となく落ち着かない何より、同じ生地なら、長襦袢を着ているようにも見えます作り方をまとめましたので、ご参考までに。自分サイズに作る場合は裁断までがめんどくさいですが、このサイズ通りに作れば、縫うのは簡単ですよ今日は、裁断~替え袖の作り方までです。明日は、裾よけの作り方を公開します必要なもの(替え袖と裾よけ1式分)生地:110cm幅以上の生地 220cm。裾さばきの良さそうな生地で。この長さは、49cmの袖丈の着物の場合です。アンティークなど短いお袖の時は、もっと少なくても大丈夫です。(袖丈+縫代4cm)×2枚分 の長さが必要です。さらし:これは34cm幅と決まっているようです。ひも部分と合わせて220cmあれば足りますが、5m,10m単位で売っていると思います。マジックテープ:お手持ちのうそつき襦袢本体がマジックテープで付けるタイプの場合に必要です。裁断~印つけ1裁断たぶん、無駄が少ない取り方であろうと思われるのが、下の図のとおりです。ただ、柄に上下がある場合、裾よけの柄が左右に流れるようになってしまいます。気になる方は、上下がない柄を使うことをオススメします。生地さらし 上は耳をそのまま使うので縫い代なし。ひも 2枚とります。ひもはさらしで作ります。生地はめいっぱい使ってしまうので。2縫代の印をつける。縫代を入れた生地の図は下の通り。裾よけ:家にあった裾よけのサイズで作りましたが、ご自分の身幅や着丈に合わせてサイズは調整してください。着丈は165cmの私にちょうどいいのでちょっと長めですが、さらし部分を折り曲げて補正を兼ねても良いと思います。上前は、蹴り出した時などに見えることもあるので、縫代多めの5cmとりました。替え袖:袖幅35cm、袖丈49cmの着物を想定しています。ご自分の着物のお袖のサイズに合わせて調整してください。袖幅がもっと広い場合は、その分裾よけが短くなりますので調整して下さい。袖口と振りからチラリと見える部分は、縫代5cmと多めにとりました。ここからは縫い方、替え袖編です。慣れないフォトショップを駆使して作った図なので、お見苦しいところはご勘弁を表がピンク地に花柄、裏が黄色、という生地として作っています。袖口から中の方まで見えることがあるので、この中表の状態で着ます。(下の写真は、写真用に裏返して外表で撮っています。)マジックテープは、お手持ちのうそつき襦袢本体に合わせた位置でつけて下さい。もっと良い作り方発見したら、更新しま~す明日は、裾よけの作り方です。クリックお願いいたします
2008年05月16日
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竹柄の替え袖&裾よけ、できたでも柄の上下を考えずに裁断したので、裾よけの柄が横へ流れております必要な生地と型紙、替え袖の作り方は、昨日の日記を見てくださいね今日は裾よけの作り方です。1生地上部(さらしと合わせる部分)の縫代を始末する。ロックミシンかジグザグミシンで良いと思いますが、お腹に縫代がちくちくするのが気になる方は、縫代多めにとって、キレイに仕上げてくださいね。2中表にし、さらしと縫い合わせる。縫代は開く。3周り3辺を縫う。さらしは上下が耳になるので、そのまま。左右両端を三つ折にして縫います。裾と上前は見えることがあるので、縫代多めの三つ折にして、きれいに仕上げます。4ひもを作る。縫代を全て内側へ折り込みアイロンをかけて、二つ折りにし、3辺をミシンで縫います。5ひもをさらしにつけて出来上がり。少しは役立てたかな~クリックお願いしま~す
2008年05月16日
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着付け教室で習う半襟の付け方は、一枚つけるのに30分くらいかかる超めんどくさいやり方ですが、半襟大好き/毎回コーデに合わせて替えたい私は、当然そんなめんどくさいことはしてません。よく使う半襟は、うそつきや長襦袢につけっぱなしという手もありますが、半襟の数の割にたくさん持っていないので、それも今のところできずというわけで、いちいち付け替えてるのですが、いかに早く楽にいい加減にやっているかをご参考までに。最初にプラスチックの襟芯は入れてしまった方が私は作業しやすいと思ってます。(追記:書き忘れてました長襦袢の襟に、私はあらあじめ薄~い白半襟を縫い付けてます。写真のポリ長襦袢には買ったときに付いてたものを、引っ張ってもとれないようにミシンでがっちりと。自分で和裁で縫ったものは、市販のなるべく薄い半襟をこちらは細かくしっかりと縫い付けてます。そこにプラ襟芯を差し込んでから、下の手順で半襟をつけてます。ちなみに、薄~い半襟を最初にがっちり縫い付ける時に、衣紋抜きも合わせてがっちり縫い付けてますでも、これがない場合は後からプラ襟芯差し込めば良いだけです。)ます、背中心にマチ針を打ちます。マチ針は全て、半衿の裏側・長襦袢の襟・半衿の表側、いっぺんに止めてしまいます。襟肩あきは、着た時の襟のカーブの形になるよう、裏側はつらしてマチ針を打ちます(ここだけは肝)。残りの部分は普通に。途中糸が足りなくなったりしないよう、一本で縫える長さの糸を用意します。針穴にも一発で糸が通るよう、でっかい針穴(5mm)の縫い針(長さ4cm)を使用。何用の針かは不明です。背中心からではなく、はじっこから縫います。縫うのも、半衿の裏側・長襦袢の襟・半衿の表側、いっぺんに。糸を見やすくブルーに色付けました。見ての通りざっくざくです5cmくらいの縫い目でしょうか?場合によっては10cm位の時もあります。襟肩あきの部分だけは、1cmくらいにします。写真では見づらいですが、ちょっとつらして襟のカーブの形っぽくした部分です。はじっこまで縫って、出来上がり♪びしっと着たいときは、もうちょっと縫い目小さくしますが、基本的にはこんな感じです。要は、安全ピンや両面テープで半襟つけるのもいいけど、それならざくざくでも縫った方がしっかり留まるしむしろ楽、と思ってこうしてます。たまに本当にぐっさぐさでヒドイこともありますが、最近は慣れてきてこんなやり方でも割りとキレイになってきたかなぁと思ってます。しかし5分でもめんどくさいと思うこと、あるんですけどねCtrlキー押しながらクリックすると良いみたい。にほんブログ村↑どっちかクリックしてくれたら嬉しいです↓
2010年04月21日
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3日目の朝。妻籠宿での旅籠はこちらでした。下嵯峨屋。通りに面した二間は、このように昔のまま保存してあります。奥の民宿になっているところは、内装・水周りリフォームされて清潔で快適。あ、もちろんテレビとかはないですよ。ここら辺の宿は、隣室との仕切りが襖だけ、鍵なし、という所も多いです。今思えば、去年の夏行った白川郷もそうだったな。朝の妻籠宿は人が少ないです。写真撮るには絶好の時間!一眼レフ持った人がより増えます。この後、店にまで着いてきて、店から私が出るのを待ち構えてるパパラッチみたいなおばさんがいて、ちょっと嫌だったなー「撮らせて」って一言言ってくれたらいいのに。。下駄専門店の永楽屋。江戸時代には「木一本、首一本」と言われ、勝手に切ったら首が落とされたというほど大切にされた木曽五木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)。その一つ、ネズコの下駄を置いています。どこかのHPには、その場で鼻緒と台を選んで挿げてくれるって書いてあった気がするけど、全部挿げてあったなー。わざわざ選んで買いたいって言う人少ないんでしょうね。。買った物。芳町は2,900円。ヒノキ風呂みたいな良い匂いがしますよ。千両は3,200円。鼻緒がきつかったので、お店の方がぎゅーっと引っ張って調節してくれました。本物の印伝が良かったんですがねー。印伝「風」鼻緒です。台だけでもこの値段ならお買い得でしょう。しかし白川郷でも思ったのですが、どこも似たようなお土産屋さんが多かったです。買いやすい値段のいろんな物(お菓子や箸やお椀や下駄なんか)をちょっとずつ、置いてあるような。。。そんな中で、下駄しか置いてない、漆器しか置いてない、という店は光って見え、思わず入りたくなるのでした。木曽漆器のお店、永徳屋。ちょっと奥まった店構えが気になり、入ってみました。全然買うつもりなかったんですが。。。黒と銀のストライプがとても美しい漆器。モダンさ、シャープさに惹かれ、購入しました。銀の部分は少し黄色がかって金色にも見えます。食器類は、かつて夫が収集していたFire King以外、全くこだわりないんですけどね。。いい仕事してるこの器、うちの食器の中で光り輝いて見えます・・・とは言っても、お値段は4,400円。ショーケースに入っている他の商品と比べればずいぶんお手頃。木乾製だそうで、天然木に比べだいぶ買いやすい値段です。在庫は2枚でしたが、微妙に銀の部分の色味や刷毛目が違ったりするのが、手作りの良さを感じさせ、作り手の顔を想像したくなるのが魅力です。自分が出せる金額で、伝統工芸にお金を使えるというのはとても嬉しいことです。大切に使っていきたいです。にほんブログ村クリック応援よろしくお願いします。
2009年07月08日
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