*~*えほんとこどもたち*~*

0~1才のころ

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0~1才のころ

  生まれて間もない赤ちゃんへの、最もたいせつな贈りものは、
 静けさです。まず、テレビを消すように、おすすめします。
 赤ちゃんの生まれたてのたましいには、テレビの音は暴力にも
 ひとしいものです。赤ちゃんは、静かななかから聞こえてくる
 もの―鳥の泣き声、木の葉のそよぎ、町のざわめき、家族の話し
 声―に耳を澄ますことで、自分が生まれてきたこの世界を、やわ
 らかく繊細な感受性で感じとろうとしているのです。

  そして、添い寝や抱っこをしながら、赤ちゃんの顔を見つめて、
 やさしく語りかけてください。そうやって、あかちゃんは言葉を
 語りかけてくれる人(とりわけ、母親)への信頼を深めていくの
 です。



baby

  やがて、およそ八ヶ月頃から、絵本に関心を示すようになり
 ます。 『くだもの』 など、自分がよく知っているものを絵本のなか
 に見つけて反応したり、『はじめてのえほん』( 「みる」 「きく」
「さわる」 「できる」 )に、自分の姿を見ているのか、妙に納得
 した表情を見せたりします。
baby

  でも絵本といっても、まだ、おもちゃのようなものです。かじっ
 たり、乱暴にして破いたりするかもしれません。でも、あまり気に
 なさらず、さりげなく、身の回りに置いてあげてください。
  お昼寝や、夜、おやすみの時は、 『ねんねんよー 子どもにうた
 ってあげるこもりうた』
のCDを参考に、子守りうたを歌って
 あげたらいかがでしょう。赤ちゃんを、静かに眠りにへと導いて
 くれます。
baby

  一才も半ばを過ぎると、もう、いちにんまえの絵本の読者です。
 自分の好きな絵本もできて、それを書棚からひっぱりだし、それ
 を(題名も読めないのに!)「よんで」という意思表示をします。
『コロちゃんはどこ?』 などのしかけ絵本を喜ぶ一方で、 『がちゃ
 がちゃどんどん』
など、大人には、「はてな?」と思えるような絵本
 を楽しみます。
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