もえうぉっち

もえうぉっち

2012.04.25
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カテゴリ: 活字主体の本
新型ウィルスの上陸を防ぐため、


っつか、それふせげんの?
無駄なんじゃネ?

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 これが海外から日本へやってきた。
 日本をウィルスから守るため、国は必死に対策をとる。
 水も漏らさぬ警戒ぶりだったが、ある日浪速府の渡航歴もない男の子が罹患する。
 政府の対策は万全だったのではないか、なぜ―――

はじまりから3分の1までは新型インフルエンザ・キャメルと浪速の診療所の医師親子の戦い。
中の3分の1は浪速府知事+検疫官VSインフルエンザ・キャメルの専門家の戦い。
最後の3分の1は浪速府知事の固定概念との戦い。

一番面白いのは最初の3分の1。

最初は八方塞にみえたが、だんだん壁ははがれてゆく。
状況を打破する様が痛快です。

個人的には「へ?こんなにマスコミなんぞに踊らされるか?」と思いましたが
踊らされる人が大多数であることも事実なのでしょうね。

モチーフはつい2年前ほどにおこった新型インフルエンザ騒ぎ。
滑稽なくらいに騒いでましたね。
最初に感染が確認されて空港で足止めされた高校生の人たち。
治って家に帰っても嫌がらせとかされないかなって思ってたんですよね。
普通に過ごせたならいいんですが。

きっと作者にはこの騒動がこの本のシナリオのように見えたのでしょう。

医療VS検察+警察VS霞が関VS地方自治体


霞が関VS地方自治体の話が多いです。

彦根先生が出張っています。
今回作者の考えを代弁するのはこの先生らしい。

なかなかに面白かったです。
まぁ、2日間で読んでしまったのは、ひとえに活字中毒の禁断症状ゆえ。








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最終更新日  2012.04.25 22:14:56
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