.。o○水青の部屋.。o○

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東野圭吾【2】


book-a【東野圭吾】book-a


★夢幻花★東野圭吾★
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黄色いアサガオだけは追いかけるな―。

この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリー

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「アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。

ではなぜ今は存在しないのか。人工的によみがえらせることは不可能なのか。

そのように考えていくと、徐々にミステリーの香りが立ち上ってきました。」

と帯に記されている

江戸時代には黄色いアサガオがあったが絶滅し、今は存在しないという事実(@_@。

それだけの事実から、こんな凝ったストーリーを編み出せるなんて、流石(‘-‘*)(,_,*)

いきなりの通り魔殺人(*゚・゚? それから・・時代が経過して…・

少年の淡い恋物語・・ そして・・不可解な自殺・・(OoO;)

花を育てるのが好きな祖父周治のために、梨乃はブログを作成し、

彼の育てた花を写真入りで載せていた。

だが、周治がブログに載せるのを強く禁じた花があった。黄色い花・・

その花にはいったいどんな秘密が隠されているのか?

そんな中、周治が何者かに殺され、黄色い花が奪われた!

梨乃は、ブログでその花の写真を公開した・・そんな梨乃に近づいてきたのは、

警視庁に勤める蒲生洋介だった “あなたはあの花には関わらないほうがいい”と念を押される。

そして・・偶然に出会った要介の弟・蒼太と祖父の死の真相と黄色い花の謎を調べ始める・・

蒼太が違和感を抱く蒲生家の秘密とは(._.?)蒼太の兄の不可解な行動とは ?(゚_。)?(。_゚)?

そして、蒼太と知り合った孝美がなぜ突然離れていったのか(・・?

梨乃の祖父はいったいどんな思いを抱えていたのか??(・_・*)(*・_・)(*~^~)/??

などなど、作品に散りばめられた疑問や謎の数々・・

読み進んでいくうちに多くの謎が、ひとつひとつ解けてゆき、それらの関連性も分かり、

謎が一つにつながってゆく爽快感は格別( ゚ー゚)( 。_。)

事件のキーポイントである・・・黄色いアサガオの謎、今では存在しない幻の花。

被害者はどのようにして手に入れたのか?この花が事件にどのように関わってくるのか? 

花が事件を解くための重要な手がかりになっている・・

プロローグから惹き込まれ、次のページをめくるのが楽しみだった( ゚ー゚)( 。_。)

黄色いアサガオを巡る登場人物たちの相関関係が面白く

「真実が知りたい!」その思いで、ラストまで一気に読んだ

明日を生きる若者たちへのメッセージも託されていて、読後感も良かった( ゚ー゚)( 。_。)








★虚像の道化師 ガリレオ 7★東野圭吾★
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第1章「幻惑す」(まどわす)教祖の念力?その話は物理学とは関係なさそうだな・・

第2章「心聴る」(きこえる)人の意見に耳を傾けないのは、怠け者のやることだ・・

第3章「偽装う」(よそおう)科学捜査は驚くほどに進んでいる。昭和の時代と違うのです・・
第4章「演技る」(えんじる)これが笑わずにいられるか。

こんな単純なトリックに騙されていたとはね・・

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指1本触れずに転落死させる術、他人には聴こえない囁き、女優が仕組んだ罠・・

刑事はさらに不可解な謎を抱えあの研究室のドアを叩く・・

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。

その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言し、

教祖は相手に指一本触れないものの、自分が強い念を送って男を落としてしまったと自首して

きた。

教祖の“念”は本物なのか? 湯川は教団に赴きからくりを見破る・・

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突然暴れだした男を取り押さえようとして草薙が刺された。

逮捕された男は幻聴のせいだと供述した。

そして男が勤める会社では、ノイローゼ気味だった部長が少し前に自殺し、

また幻聴に悩む女子社員もいた。幻聴の正体は ?(゚_。)?(。_゚)?

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大学時代の友人の結婚式のために、山中のリゾートホテルにやって来た湯川と草薙。

その日は天候が荒れて道が崩れ、麓の町との行き来が出来なくなる。

ところがホテルからさらに奥に行った別荘で、夫婦が殺されていると通報が入る。

草薙は現場に入るが、草薙が撮影した現場写真を見た湯川は事件のおかしな点に気づく・・

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劇団の演出家が殺された。凶器は芝居で使う予定だったナイフ。

だが劇団の関係者にはみなアリバイがあった。

湯川は、残された凶器の不可解さに着目する・・

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湯川のクールでスマートな推理が光る、ガリレオ短編集第4弾は読み応え充分だった(‘-‘*)(,_,*)

今年の4月15日(月)からフジTVで福山雅治さん主演で「ガリレオ」第2シリーズが

始まってしまったので読書前に観てしまった (-。-;)

昨年の10月に購入していたのに読む時間がなかったのだ^_^;

第1回が「幻惑す」で教祖役は大沢たかおさんで妻役は奥貫薫さんだった。








★禁断の魔術 ガリレオ8★東野圭吾★
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『虚像の道化師 ガリレオ7』を書き終えた時点で、今後ガリレオの短編を書くことはもうない、

ラストを飾るにふさわしい出来映えだ、と思っていた著者が、

「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。

そのことをたっぷりと思い知らされた結果が、『禁断の魔術』ということになります」

と語る最新刊。4編収録されたガリレオ短編の最高峰登場!ガリレオシリーズ初の完全書き下ろし。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

第1章「透視す」(みとおす)トリックは単純なほど騙されやすい。科学の世界でも同じだ

第2章「曲球る」(まがる)あなたがいう抵抗は立派な努力に見えます。努力することに無駄はない

第3章「念波る」(おくる)運命なんて信じない。サンタクロース以上に

第4章「猛射つ」(うつ)私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

湯川が殺人を?「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ。

一番読み応えがあった4章『猛射つ』はもっとも、ガリレオらしい(‘-‘*)(,_,*)

若者の将来を大切にする湯川さんらしい優しさも見せている。

トリックうんぬんよりも、湯川という人柄に惹かれて読めた( ゚ー゚)( 。_。)

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

湯川准教授がアメリカへ・・(OoO;)主人公がいなくなったらシリーズは中断してしまう・・

多分、これでシリーズはひとまず完結なのかもしれないけれど、

ネタがたまるまでの小休止であってほしいナ(‘-‘*)(,_,*)

復活する時は湯川教授ネ(^_-)-☆









★ナミヤ雑貨店の奇蹟★東野圭吾★
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 夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。

人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。

野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。

しかしその正体は ?(゚_。)?(。_゚)?・・物語が完結するとき、真実が明らかになる・・・

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

ミステリーではなくファンタジー(‘-‘*)(,_,*)

閉店後のシャッターのポストに相談を書いた手紙を投げ入れると、

翌日、裏の牛乳箱に返事が入っている。

顔を合わせることがないから、安心して相談できる。

からかい半分のものから、生死にかかわる真剣なものまで・・

店主の浪矢雄治にとって、このやり取りは、生きがいにもなっている。

そして、自分の回答がどう活かされたか、あるいは間違っていたのか、

それもまた、真剣に考えるのだった。

そんな「ナミヤ雑貨店」に訪れる一夜だけの奇跡…??(・_・*)(*・_・)(*~^~)/??
*
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今はもう空き家になってしまった店・・・そんな「ナミヤ雑貨店」に侵入した幸平、翔太、敦也。

物語は3人の若者たちが窃盗の逃亡中に、隠れ家として入った廃屋からスタートする。

そこへシャッターの郵便口から手紙が投入された・・

差出人は若い女性で、手紙には相談事が切々と書かれていた。

どうやら、以前は雑貨店の主があらゆる悩みの相談にのっていたらしい。

幸平たち3人は、雑貨店の主の代わりに相談者に返事を書くことにしたのだが・・・(・。・;

シャッターの郵便口から相談の手紙が投入される。そして、返事は牛乳箱に入れられる。

やがて、彼らは奇妙なことに気づき始めた・・・(*゚・゚)ンッ?

やがて、時を超え、この作品に登場する人たちがつながっていく・・

あふれる人への想い・・大切なものは何か?人はどう生きるべきか?

不思議な空間の中で、さまざまな人間模様が紡ぎ出されていく。

「誰かに何かを相談するとき、自分の中で答えは決まっていて、その背中を押して欲しいだけ」

敦也がポストがどこに繋がっているかを確認するために入れた、一枚の白紙の便箋。

店主がこの最後の相談者の真意を読み取り、返事を書きたいという強い想い、

その答えが私たちに勇気を与えてくれる

連作で、すべての登場人物が、ナミヤ雑貨店と児童養護施設丸光園の時空を超えた線で繋がる。

ナミヤ雑貨店と丸光園の関係の描き方がとても良く、

雑貨店の主であった浪屋雄治の人生も感慨深いものがある( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪。

ラストは、余韻が残る素晴らしいものだった。感動的で胸が熱くなった!(^^)!









★真夏の方程式★東野圭吾★
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その夏、少年が出逢ったのは“博士”だった・・

君は科学の楽しさを知らない。この世は謎に満ちている。

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夏休みを両親の仕事の都合で伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。

仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。

翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で発見された。

その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。

彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。

これは事故死か、殺人か?最後に湯川が気づいてしまった真相とは(._.?)

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「真夏の方程式」は人間関係の描写が丁寧に描かれている( ゚ー゚)( 。_。)

少年・恭平と湯川が出会うシーンに引きこまれてしまう・・

子供嫌いで有名な湯川と少年という組み合わせがとても新鮮(‘-‘*)(,_,*)

いつもの湯川とは、ちょっと違う(@_@。

科学に興味のなかった恭平が湯川と出会ったことで得たものとは(*゚・゚)?

ひと夏の少年の精神的な成長の物語とも言えるかも知れない・・

過去と現在・・登場人物たちが織り成す人間模様・・環境問題・・美しい町の情景・・( ゚ー゚)( 。_。)

少し切なく、爽やかな余韻が残る小説だった(‘-‘*)(,_,*)(‘-‘*)(,_,*)









★マスカレード・ホテル★東野圭吾★
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「完璧に化けろ!! 決っして見破られるな!!」

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彼の仕事は相手の仮面をはがすこと。

彼女の仕事はお客様の仮面を守る事。

彼らの前に、様々な仮面をかぶった人間がやって来る・・・

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マスカレードとは、仮面舞踏会のこと。

ホテルでは、誰もが仮面を着けているという意味だそう^_^

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都内で起きた同一犯によると思われる3件の不可解な連続殺人事件・・(OoO;)

現場に残された謎の数字を警察が分析した結果、次の犯行現場は、超一流ホテル!!

10日以内にホテル・コルテシア東京で次の事件が起こる可能性が浮上!!

容疑者も、ターゲットも不明(._.?) 事件解決のため、警視庁は奇策に出る。

ホテルマンを装った警察官を潜入させ事件防止と犯人逮捕をはかると言うのだ。

そして、一人の男が選ばれた・・(~_~;)

超一流ホテルのフロントに配置されたのは30代半ばの若手の優秀刑事・新田浩介。

山岸尚美は、上層部の命令で不本意ながら新田の教育係としてコンビを組むことになった。

初めはお互いに反発しつつも協力して真相解明に努力する・・

見た目は風采の上がらない所轄の中年刑事の地道な捜査もあって、

次第に犯人の意図が明らかになっていく( ゚ー゚)( 。_。)

ホテルには怪しい客が大勢来る。悪質クレーマー、視覚障害者を装った老婆、ストーカー、など

ホテルでのエピソードや色々なトラブルが、興味深かかったし、

ホテルマンの仕事の大変さも分かり、とても勉強になった(‘-‘*)(,_,*)

一流ホテルに、こんなにも様々な問題を抱えた人々が訪れるものなのかと驚かされる(*_*;

そんな中、ある結婚式が狙われていることが判明し、緊張が一気に高まった ( ̄Д ̄;;

そして・・敵の真の狙いが実はある登場人物に向けられていたことが判明(~_~;)

誰が犯人なのか?と考えると、みんなが怪しく思えてしまう(*゚・゚)ンッ?

そして・・小説は驚愕のクライマックスへ・・・(@_@ (*_*;

東野圭吾作家生活25周年特別刊行の第3弾、完結編「マスカレード・ホテル」は

楽しめる作品だった(*^^)v









★麒麟の翼★東野圭吾★
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日本橋の麒麟像の下で倒れた被害者。

容疑者と目される男はすぐに見つかるものの事故で意識不明になったため、

簡単に終わると思われた事件が意外に難航する。

しかし、加賀刑事らしい、ささいな疑問も見逃さない地道な捜査で、

事件の真相が少しずつ明らかになっていく・・

加賀刑事の重みのある言葉は、いつも、見事で引き込まれる(o*。_。)o

加賀刑事は相変わらず鋭くて素敵だった。

そこでそう思う(*∂_∂)?というような推理が新鮮なのだ。

さりげない描写や会話の中にある伏線、そして親子愛などが充分に描かれている。

『新参者』と同様、日本橋近辺の文化や街並みなどを巧みにストーリーに組み込んでいて流石(o*。_。)o

実際の「麒麟の翼」を見たくなってしまった(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)♪

2011年は「作家生活25周年記念」ということで

第2弾=『真夏の方程式』(ガリレオシリーズ)6月6日発売予定

第3弾=『マスカレード・ホテル』(待望のニュー・ヒーロー誕生とのこと(^^)/)

9月9月発売予定らしいので、とても 楽しみ♪

TVドラマを観てしまってから、どうしても加賀=阿部寛になってしまう(^_^;)








★ガリレオの苦悩★東野圭吾★
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第一章 落下る:内海薫刑事の初登場(。・д・。)ノ:ベランダから転落死した女性の死の真相を追う(o*。_。)o

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第二章 操縦る:湯川の恩師とその内縁の娘の愛と悲哀(v_v;)離れ家で死んだ男の死の謎を解く

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第三章 密室る:湯川の友人(資産家で元一流商社マン)のペンション経営と家庭の行方は?

内側からロックされていた 部屋の中に人は入ることができるのか?という密室の謎に迫る

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第四章 指標す:過酷な家庭環境で健気に生きる少女の良心:老女を殺害し、

仏壇の奥に隠された金10キロを盗んだ犯人を捜す

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第五章 撹乱す:不幸な(勘違い)男の復讐劇の行方は?(゜_。)?

怪奇事件を解決する天才科学者としてマスコミに取り上げられた湯川。だが、彼の活躍を喜ばない者もいた・・

ほんのささいなできごとが湯川に対する怨みにつながり、何の関係もない人たちを直接手を下さずに

事故に見せかけ、科学を殺人の道具として使う犯人に対し、絶対に許さない!と

湯川の怒りの炎が燃え上がる!;゚ε゚!天才科学者・湯川は果たして殺人事件の謎を解けるのか?

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ひとつひとつのささいな事柄を検証し犯人に迫る過程は、なかなか面白かった(o*。_。)o








★使命と魂のリミット★東野圭吾★
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心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。

その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。

あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。
☆彡━☆彡━☆彡━☆彡━☆彡━☆彡━☆彡

夕紀の抱え込んだ疑問。譲治の抱え込んだ悔しさ。 スリル満点のストーリー展開で

ハラハラドキドキさせられる(-。-;)

単なるサスペンスではなく、シャープで暖かな作品だった。

主人公の研修生夕紀が抱く父の死との絡み、犯人を取り巻く様々な人間模様、

そして"使命”とは(._.?)ラストシーンに胸が熱くなる結末が待っている( ゚ー゚)( 。_。)

“いつか説明しなければいけないことがある。

しかしそれが大切な話であればあるほどタイミングが重要だ。

相手が聞く耳を持っている時、 自分がそれを冷静に説明出来る精神状態の時、

自分が身を持ってそれを示した時、 そしてそれをごく自然に切り出せる状況の時。

そういう時に話すのとそうでないのとでは、結果が全く違ってくる。

人生においてのタイミングがいかに大切か、西園医師はよくわかっていたに違いない。

最後の彼の告白が、それを物語っている( ゚ー゚)( 。_。)

この小説を読み終えてから昨年、ドラマ化された“使命と魂のリミット”を観た(^^)/

小説でも泣けたけれどドラマの方がより泣けてしまった(;へ:








★聖女の救済 ★東野圭吾★
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男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。

草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。

湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない

どうしてその人物に犯行は可能だったのか?緻密に張り巡らされた伏線が、最後に結実する・・

ドラマではお馴染みの、柴咲コウ演じる内海薫刑事が登場している今回の長編。

草薙刑事と湯川博士と3人、良いバランスで話が進んでいく(o*。_。)o

理論的には可能だが、現実的には不可能と湯川に言わしめた殺人の方法とは?

犯人は推定できるが、アリバイがくずれない。 殺人の方法が特定できない。

果たして犯人はどうやって毒を仕込んだのか?(゜_。)?

トリックについては最初から様々な伏線が張られていて、緊迫感やスピード感は少ないけれど

ただ一つの答えを追い求めるだけのシンプルさで惹きつけるガリレオの長編も良いと思った(゚д゚)(。_。)

深い女心を解き明かすには、やはり内海刑事の女性ならではの発想は不可欠だったに違いなく

内海刑事なしではこの事件の本当の意味での解決は不可能だったかも?(゜_。)?

1年前に仕込んだ「亜ヒ酸」をこの日のため、この瞬間ためだけ計画していたとは・・

女の情念の深さを思い知る(-o-;)

この犯罪のトリックが結びついた時、タイトル“聖女の救済”の意味にハッとさせられる(O_O;)

トリックを見抜いた湯川、トリックを仕掛けた綾音、どちらもすごいと思った。

楽しめた作品だった(o*。_。)o小説の中に本当に福山雅治が登場している(o*。_。)o








★パラドックス13★東野圭吾★
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「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」東野圭吾

運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?(゜_。)?

13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した(O_O;)

陥没する道路・・炎を上げる車両・・崩れ落ちるビルディング・・

破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。

なぜ彼らだけがここにいるのか?彼らを襲った“P-13 現象”とは何か?

生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!

張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。

“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!!

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なぜ我々だけがここにいるのか?生き延びるにはどうしたらいいのか?

いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。

西暦200X年。日本時間で3月13日13時13分13秒から13秒間、

宇宙全体が《P-13現象》に見舞われるという情報が政府中枢にもたらされる。

これはブラックホールの影響により、宇宙にひずみが生じ、時空間が13秒空白に陥るという現象だ。

仮に13秒全ての時間が静止(或いは跳躍)しても人類全体が同一現象に遭遇するから問題はない筈だが、

未知の事象故、正確な予測は不可能。人体や自然界への影響も不明だ。

政府は社会不安やパニックを考慮し、公表を控える判断をする。ただし対策本部を設置し、

当該時刻には事件・事故等がないように各省庁細心の注意を怠るなという指示を出す。

そして、運命の日・・・当該時刻に人々が一斉に消失する。

ありとあらゆる場所から人々が消え去った。

だが、東京都内にほんのごくわずかの人々(13名)がなぜか生き残っていた。

彼らは生き延びるために行動を共にする。そして謎の現象を解き明かそうと努力する。

消えた人々はどこにいるのか。そしてそもそも何故自分達だけここにいるのか。

謎が謎を呼ぶ中、大地震や水位上昇が起こり、生存者の命がけの行動が始まる。

果たして彼らは元の世界に戻れるのか? それとも人類はこのまま滅びるのか?

そして一定時間の後に起こるという謎のゆり戻し現象とは? 

手に汗握るSFミステリーは読んでのお楽しみ?(´o^)?(゜_!)?








★夜明けの街で★東野圭吾★
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=この恋はどこまで続くのだろうか=

~不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた。ところが僕は、

その台詞を自分に対して発しなければならなくなる。

ただし、その言葉の後に、こう続ける。でも、どうしようもない時もある~

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渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。

僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、

ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。

両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、

父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。

殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。

犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。

果たして秋葉は罪を犯したのか?まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・

★*:;。・*:;。・★*:;。・*:;。・★*:;。・*:;。・★*:;。・★*:;。・*:;。・★

ストーリは中ごろまでは切ないラブストーリー?(゜_。)?

秋葉の謎めいた言動や行動が気になりつつ読み進んでいくと後半にどんでん返しの真実が(O_O;)  

読みごたえがあったけれど、読後感は少し複雑?(´o^)?(゜_!)?

その後二人はどうなったのかしら?(゜_。)?

番外編の新谷君(主人公渡部さんの友人で彼も不倫していた・・)の話は結構、面白かった(≡・ x ・≡)








★秘密★東野圭吾★
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主人公(平介)の妻(直子)と娘が不運にもバスの事故に巻き込まれ、

不思議なことにそのショックで妻と娘の心が入れ替わってしまった。

見た目は自分の娘・藻奈美であるはずなのに、中身は妻の直子。

そのギャップ、そして若い体を手に入れた妻が自分を捨て、

遠くにいってしまうのではないかという夫、平介の不安・・

そんな主人公・平介の視点から、彼の20年にも及ぶ心の揺れが描かれている。

平介と直子、二人がお互いを愛しているからこそ生まれるすれ違いに、

いつの間にか感情移入し、とても、せつなくなってしまう。

もし、自分が主人公の立場ならどうするだろう?と何度も考えてしまった(゚д゚)(。_。)

娘と父親の2人暮らしなのに、家族としての愛と葛藤、孤独が上手く描かれている(-.-)

完全に妻の意識と共に生きている平介は、娘のボーイフレンドにヤキモキする・・

父の気持ちというよりは、明らかに妻の浮気に嫉妬する夫の気持ちで・・

その嫉妬心むき出しの行為から、体は娘であることを受け入れられない

平介の苦しみが痛いほど伝わってくる・・

そんな平介の心情を知った直子の「意識」がラストで下す決断に、胸が痛くなった(v_v;)









★11文字の殺人★東野圭吾★
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「気が小さいのさ」あたしが覚えている彼の最後の言葉だ。あたしの恋人が殺された。

彼は最近「狙われている」と怯えていた。そして、彼の遺品の中から、大切な資料が盗まれた。

女流推理作家のあたしは、編集者の冬子とともに真相を追う。

しかし彼を接点に、次々と人が殺されて…。11文字に秘められた真実とは(・・?

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆

今年(2011年)の6月にドラマ化されると知り、

先ず小説を読んでからドラマを見ようとダビングしておいた(o*。_。)o 

そして・・2時間ドラマを見終えたのが最近だった(^_^;)

ドラマの方が面白かったかも...?^^);・・)?゜◇゜)?








★ブルータスの心臓★東野圭吾★
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産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、

オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。

そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本とともに、

共同で康子を殺害する計画を打ち明けられる・・(v_v;)
大阪・名古屋・東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした・・・

6月にドラマ化された「ブルータスの心臓」も先ず小説を読んでからと思っていたので、
何とか読み終え、ドラマを観た(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)ウンウン♪

主人公の驚きや恐怖、人を疑う気持など東野圭吾さんの巧みな表現で、

ハラハラドキドキ感が伝わって来た(~_~;)

信じていた人に裏切られ、殺される登場人物が数人いるのだけれど、

本当に信じられるものは何なのか(?_?) 

衝撃のラストとは…;・・)?゜◇゜)? 小説もドラマもなかなかおもしろかった!(^^)!








★回廊亭殺人事件★東野圭吾★
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一代で財を成した一ケ原高顕が死んだ。

妻子を持たない高顕の莫大な財産の相続にあたり、彼の遺言状が一族の前で公開されることになった。

公開場所は旅館“回廊亭”。一族の他には、菊代という老婆が招待されていた。

だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭で起きた心中事件の真相を探ることだった・・

その夜、第一の殺人が・・(v_v;)

老婆に変装した本間菊代が一ケ原一族から真相を聞き出すことができるのか?

老婆に変装した本間菊代の正体がばれるのか?

里中二郎を殺した犯人は誰なのか? 一族は犯人のトリックに見事だまされる・・

ラストになって、やっと謎が解け、そして・・どんでん返しが待っていた(@_@。

それにしても切な過ぎるラストだった(UoU;)

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今回も小説を読みおえてから、ドラマを観たのだけれど、

ドラマよりも原作の方が、面白かったと思う(o*。_。)o 

常盤貴子さんが老婆に変装するのは難しかったのかしら(・・?














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