神様がくれた贈り物

かみさまがくれたおくりもの


あたしはずっとあたたかいうみのなかにいたの
なのに、あるひとつぜんうみのおみずがなくなっちゃった
くらくてながいトンネルがあったわ
あたし、くるしくてしんじゃいそうだった
おおきなてがあたしをひっぱって
あたしのからだはまぶしいひかりにつつまれたの
あたしはそのままねむってしまったみたい。。。

きがついたら、あたし、あたたかくてちいさなはこのなかで
はだかんぼになってねていたわ
いままでとはちがう、もっととおくのほうで
ママがあたしをよんでいたきがするの
「がんばって!いっしょにおうちへかえろう!」

なんにちかたってはじめてパパとママとおそとにでたわ
はじめてのおそとはとってもまぶしくて
あたしずっとめをつむってた

ママとパパはいつだってあたしにチュウをするの
「かわいい、かわいい。あいしてるよ」
あたしのほっぺやあんよやおててにたくさんチュウをする
あたし、ときどきイヤってかおしちゃうけど
ほんとうはとってもうれしいのよ

ママはあたしにいったわ
あたしは『かみさまがくれたおくりもの』なんだって
だから、たいせつなたいせつなたからものなんだって
あたし、かみさまってよくわからないけど
ママがよろこんでくれるからあたしもうれしい
ママがニコってするからあたしもニコってするわ

ママ、パパ、あたしをうんでくれてありがとう
あたし、いま、とってもしあわせだよ
これからもたくさん、あたしにチュウしてね
『あいしてる』って、いってね



美紗樹(みさき)
2002年4月18日。午前4時16分
3108g
50.0cm

私達をパパとママに選んでくれてありがとう


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