2008年02月04日
カテゴリ： 出産
破水ということで、入院した奥さん。
予定日より6日早いタイミングでした。
腹の痛みなど、まったく分からない旦那としては
苦しがっている奥さんを見て
既に陣痛と闘っていると思っていました。
そして、明け方には。。。
そんな想像を助産士さんにバッサリと否定されたのだけど。
そのひと言は
「まだ子宮口が3センチくらいしか開いてないから、まだまだかかりますよ」
「まだかかるから、寝てなさい」
と、放置されました。
まさに、
『えっ！？』
という感じ。
2時くらいに
また助産士さんが現れました。
助産士さん
「陣痛はどんな感じ」
奥さん
「・・・」
「時間はかってないの？」
わたし
「あ、10分から15分くらいです」
助産士さん
「等間隔じゃないの？」
「はい。。。」
助産士さん
「そっか。長い戦いになるから、寝れる時にちゃんと寝てね」
ま、まだまだなんですか？
この不定期の陣痛は、まだ本番の陣痛じゃないんですよね。
奥さんを励ましつつ、ケータイで調べてみて分かりました。
いわゆる「陣痛」
5分間隔の陣痛がきたのが15時頃。
この頃から、奥さんの痛がり方が激しくなりました。
でも、夫は何も出来ません。
腰をさすってあげて、励ましてあげて。
奥さんは耐えて夜に。
でも、助産士さんは「まだまだ」だと。
この告知は、一種の殺意を起こさせます。
残酷な死刑宣告のようにも聞こえます。
奥さんと
「夜中の0時くらいに生まれるかもね」
「あと、数時間だよ」
そんな話をしていると
助産士さんが様子をみにやってきました。
「子宮口がだいぶ開いてきたね。
6センチくらい」
『まだ、そんだけなの？』
正直、ゾッとしました。
こんだけ痛がっているのに。。。
で、午前2時。
助産士さんが見に来ました。
「うん、8センチくらい。
もうすぐだね」
や、やっとですか。
でも、奥さん我慢の限界にきていました。
いきみたいのに、いきんじゃいけない。
歩いてみたり、トイレにこもってみたり。。。
これも、助産士さんに言われたのですが
いきんじゃうと、子宮口が腫れて赤ちゃんが出てこれなくなるんですね。
でも、これを我慢するのがとても大変そう。
午前3時半。
何度か呼び出しをし、まだまだとあしらわれ
ようやく
9センチだと。
で、
やっぱり少し腫れてきちゃったようです。
奥さん、トイレこもっちゃっているので
助産士さんの根負けです。
「あと、1センチだから手で広げてあげる
そしたら、分娩台に行こう」
このひと言に、
少し気分が楽になりました。
苦しんでいる奥さんを見てるしかできないって
非常に無力を感じるんです。
変わってあげたいけど、それもできないし、
気分を逸らしてあげたいけど、
奥さんにはそんな余裕もなくなってる。
さあ、いよいよ。
立ち会う予定の私が分娩室に入ったのは
ちょうど4時頃。
頭の側に立って、
いきむタイミングで背中と首を支えてあげるのがお仕事です。
１回目。
２回目。
３回目。。。
頭が見えてきたそうです。
４回目、５回目。
だいぶ出てきたみたい。
でも、途中で止まっちゃったみたい。
次ぎは６回目。
今度は、看護士さんがお腹を押してお手伝い付き。
もう一回。
で、出てきました。
ちょっと信じられない光景です。
こんな子がお腹にいたなんて。
まずは奥さんが寝たまま抱っこ。
赤ちゃんをキレイにしてから
わたしも抱っこ。
いやぁ～。
小さいです。
軽いです。
でも、しっかりと息をしてる。
命を感じる。
正直、立ち会うのは躊躇っていましたが
付き添って、立ち会ったからこそ感じる
ちいさな命の感覚。
とても愛おしい。
立ち会って良かったです。
1月20日4時20分
3038g 男子誕生です。
破水から32時間。
陣痛開始から12時間半。
分娩室に入ってから30分弱。
母子ともに健康。
よかった。
予定日より6日早いタイミングでした。
腹の痛みなど、まったく分からない旦那としては
苦しがっている奥さんを見て
既に陣痛と闘っていると思っていました。
そして、明け方には。。。
そんな想像を助産士さんにバッサリと否定されたのだけど。
そのひと言は
「まだ子宮口が3センチくらいしか開いてないから、まだまだかかりますよ」
「まだかかるから、寝てなさい」
と、放置されました。
まさに、
『えっ！？』
という感じ。
2時くらいに
また助産士さんが現れました。
助産士さん
「陣痛はどんな感じ」
奥さん
「・・・」
「時間はかってないの？」
わたし
「あ、10分から15分くらいです」
助産士さん
「等間隔じゃないの？」
「はい。。。」
助産士さん
「そっか。長い戦いになるから、寝れる時にちゃんと寝てね」
ま、まだまだなんですか？
この不定期の陣痛は、まだ本番の陣痛じゃないんですよね。
奥さんを励ましつつ、ケータイで調べてみて分かりました。
いわゆる「陣痛」
5分間隔の陣痛がきたのが15時頃。
この頃から、奥さんの痛がり方が激しくなりました。
でも、夫は何も出来ません。
腰をさすってあげて、励ましてあげて。
奥さんは耐えて夜に。
でも、助産士さんは「まだまだ」だと。
この告知は、一種の殺意を起こさせます。
残酷な死刑宣告のようにも聞こえます。
奥さんと
「夜中の0時くらいに生まれるかもね」
「あと、数時間だよ」
そんな話をしていると
助産士さんが様子をみにやってきました。
「子宮口がだいぶ開いてきたね。
6センチくらい」
『まだ、そんだけなの？』
正直、ゾッとしました。
こんだけ痛がっているのに。。。
で、午前2時。
助産士さんが見に来ました。
「うん、8センチくらい。
もうすぐだね」
や、やっとですか。
でも、奥さん我慢の限界にきていました。
いきみたいのに、いきんじゃいけない。
歩いてみたり、トイレにこもってみたり。。。
これも、助産士さんに言われたのですが
いきんじゃうと、子宮口が腫れて赤ちゃんが出てこれなくなるんですね。
でも、これを我慢するのがとても大変そう。
午前3時半。
何度か呼び出しをし、まだまだとあしらわれ
ようやく
9センチだと。
で、
やっぱり少し腫れてきちゃったようです。
奥さん、トイレこもっちゃっているので
助産士さんの根負けです。
「あと、1センチだから手で広げてあげる
そしたら、分娩台に行こう」
このひと言に、
少し気分が楽になりました。
苦しんでいる奥さんを見てるしかできないって
非常に無力を感じるんです。
変わってあげたいけど、それもできないし、
気分を逸らしてあげたいけど、
奥さんにはそんな余裕もなくなってる。
さあ、いよいよ。
立ち会う予定の私が分娩室に入ったのは
ちょうど4時頃。
頭の側に立って、
いきむタイミングで背中と首を支えてあげるのがお仕事です。
１回目。
２回目。
３回目。。。
頭が見えてきたそうです。
４回目、５回目。
だいぶ出てきたみたい。
でも、途中で止まっちゃったみたい。
次ぎは６回目。
今度は、看護士さんがお腹を押してお手伝い付き。
もう一回。
で、出てきました。
ちょっと信じられない光景です。
こんな子がお腹にいたなんて。
まずは奥さんが寝たまま抱っこ。
赤ちゃんをキレイにしてから
わたしも抱っこ。
いやぁ～。
小さいです。
軽いです。
でも、しっかりと息をしてる。
命を感じる。
正直、立ち会うのは躊躇っていましたが
付き添って、立ち会ったからこそ感じる
ちいさな命の感覚。
とても愛おしい。
立ち会って良かったです。
1月20日4時20分
3038g 男子誕生です。
破水から32時間。
陣痛開始から12時間半。
分娩室に入ってから30分弱。
母子ともに健康。
よかった。
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