マルスの遺言

マルスの遺言

ページⅢ(四行目)



グラン・サタンとは大悪魔という意味である。アメリカはテロの首領たちをどう呼んだか、記憶に新しいだろう。ブッシュは彼らをイーブル(evil)邪悪な、悪の枢軸と呼んだ。イーブルには悪魔という意味もある。(evil eye、悪魔の目)悪魔とはもともと宗教用語つまり、宗教的な意味あいも含んでいるということではないだろうか?まさに9.11、アフガニスタン空爆、イラク戦争、これらの戦争が宗教色を色濃くしているように。。。

グラン・サタンとは同時に彼らを強力に先導する人物がいることを現わしている。しかもその人物が悪への路を農民たちに示すのだ。このグラン・サタンは悪行の限りを尽くしたそうだ。貴族の娘を犯し、その上手足を四方から馬にひかせた馬車で引かせ八つ裂きにしたり、子供をさらってきてその人肉を食っていたという。

第四行目。

「その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配に乗りだすだろう」
その百姓一揆から急転して大暴徒と化した暴動を収めるために、あろう事かおせっかいにもイギリスの国王、エドワード三世が軍隊を率いてフランスに乗り込んだ。つまり、他国の内政に干渉して侵略行為を行ったのである。
マルスとは戦いの神、軍神である。いつでも戦える準備のある強大な兵力とも受け取れる。その最新テクノロジーを駆使した、向かうところ敵なしの兵力を基盤にアメリカがアフガン、イラク等の中東に乗り込んだのである。イラクに至っては名目は違うが(その名目も偽りであったことが明らかにされようとしているが?)まさしく内政干渉ではなかろうか?イギリスのエドワードがフランスに進軍したように。それは侵略行為だった。

エドワード三世はしかも大軍を率いた容赦ない非道な侵略者で、一般人、女子供まで見境なく殺戮していったという。結果的にエドワード三世の激しい暴徒鎮圧は成功はしたが、その後に累々とした死体が転がったのである。しかも民間人までも。
当時でもなぜフランスにまで派兵するのか隣国に疑問を持たれた。その虐殺の言い訳にエドワード三世は口癖のように
「これもフランスの平和のためだ。幸福のためだ」
とことある事に何度もいっていたという。これは誰かの言いぐさにそっくりではないか!まさにアメリカの大統領のそれに。「世界の安全、平和のためだ」
幸福の名のもとにまさにアメリカが今、世界に乗りだそうとしている!


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