マルスの遺言

マルスの遺言

■愛と平和



個人と個人の人間関係の上の不調和。国家と国家の間の諍い。そういったものを解決するのが愛であり、平和である。決してその逆ではないのだ。

われわれは、争いやごたごたを解決した先に、結果として平和や愛がそこにある、あるいは芽生えると考えがちである。物の順序としてそう考えるのが普通正論かもしれない。

しかし、それは親近感を感じることのできない遠い未来にあるような気がする・・・。

宗教家はよく、愛や平和を何かの特効薬のように唱える。いつなんどきでも、バカのひとつ覚えのように。

考えてみると、愛や平和は与えられるものではない。自ら与えるものである。与えると同時に双方に広がっていくものである。(一部の宗教家のように強要される物ではないが)

とすれば、一見結果としての平和や愛のほうが与えられたもので無いように思うが、実はその逆であることに気づく。

愛や平和は特効薬でも何でも良い、与えるものなのである!

与えて、結果が変わっていくものなのである。だから、最後に愛や平和が自然発生のようにリアライズする(起こる)のではなく、先に無償で与えるものなのである。やはり、傷口に即座に塗ることのできる特効薬なのである。

だから兄弟よ、愛と平和はそれのみで在り、それのみで成る物なのである。

それを傷口に塗るのだ兄弟よ!

人と人、国と国の傷口、争いやごたごたに、愛と平和という薬を塗りつけるのだ!!



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