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November 20, 2011
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カテゴリ: 歩き遍路88

久万の町が広がっている。大宝寺はもう少し左側かな。

ひわ田峠(H790m)から久万郵便局(H486m)まで、たったかたぁ=とくだってきました。

P1060679久万の町並み.JPG 暖かい秋日

先達さんから聞いた小さなうどん屋さんでまずは腹ごしらえ。

3年前に老いた母親を亡くしてからはおじさんが一人でぽつぽつと営んでいるそうで・・・二人でNHKの「カーネーション」を見ながらまったり、足が楽になりました。 でわ。

P1060680山門.JPG この先1km

旧道から見えるこの 山門からまっすぐ、 1kmほど上がった所にお寺があります。

お遍路さんは見当たらず静かな道を進む。 

P1060681参道1キロ.JPG 歩きの方左へ

♪  44番 大宝寺  ♪

飛鳥時代、百済からきた僧侶が 十一面観音菩薩を安置 したのが寺の始まり。その後狩人の明神兄弟が見つけ庵に祀って本尊とした。 大宝 元年、天皇の勅願により寺院を建立。「大宝寺」とした。 修験道の道場 として栄えたが長宗我部氏の兵火にあい衰退したが、松山藩に再興された。

P1060683山門.JPG 仁王門

門の両側には どでかいわらじ が吊るしてあります。100年に一度取り替えられる(?)とか。

金剛力士像は1455年越前の大仏師・法眼の作。

境内は銀杏が色付いて、黄色に染まっています。 とっても^^きれい

    「朝まいりは わたくし一人の銀杏ちりしく」   種田山頭火 作

P1060684本堂.JPG きら♪きらと

本堂は大正時代に再建された銅版葺き。大師堂はS59年再建、総檜造り。

読経をして顔を上げると、格子窓に映った黄葉が美しくて、思わず息を呑みこむ。

P1060687団体さん.JPG 講でしょうか

しーんとした境内に大勢のお遍路さんがやってきた。小さい子や女性が多くみられる。

そこに不意に風が・・・まるで 銀杏の葉っぱ吹雪 。みんな大喜びだ。

アッ! 早く納経所に行かないと。

P1060691水子地蔵.JPG きいろく、紅く。

45番岩谷寺はR12車道と裏山の杉林から入るあるき遍路道がある。

こんなはずじゃあなかった ・・・近道のつもりでいたのに、結構登るじゃないの。

二つの峠越えで今日はほとんど終わったつもりでいたから、 このおまけは予定外 だった。

P1060693お寺うらのへんろ道.JPG くたびれた

自分を励まして、もぅひと踏ん張り登ると、トンネルの横に出た。この上を越えてきたのか。

河合の休憩所でトイレを借りて一休み、この先 車道を進むか 途中から 歩き道に入るか 考える。

なんだか、雲行きが怪しくなって、早くも薄暗くなってきた。15:00

P1060694トンネル.JPG 河合トンネル

車道を進み、途中から右手にはいって山道を行くことにした。

この先2.5kmの歩きへんろ道は今夜の宿 <古岩屋荘> に続いている。

大宝寺を打って久万の宿に荷物を置き、その日のうちに岩谷寺を打つ人が多いので、お遍路さんはこの道を往復するはずなのに、またもや誰にも会わない。

結局、先達さんやノッポさんにはもぅ会えなかった。

P1060700八丁坂へんろ道.JPG 右:八丁坂へ

八丁坂の急坂 は岩谷寺の裏手に通じるもう一つの歩き道につながっている。私は左へ。

確かに岩谷寺方面にすすんでいるんだ、 よね?  夕方になると心細い。

左下を車道が走っているはずなのに何も見えない、エンジン音もしない。 でもゴルフ場が見えるから大丈夫だ、 よね?

P1060704もうすぐ、宿.JPG 絶壁

薄暗い木立を抜けて視界が広がると、絶壁の岩肌が見えてくる。空洞の穴があいた奇岩が続き、しがみつくように岩肌に木々が生える。

紅葉と岩肌が絵葉書で見る観光地みたいで素敵。 あたし独り占め^^

あっ。一人なんだ!! 暗くなる @@; もぅ、5時じゃん。

P1060706古岩屋荘.JPG 国民宿舎

ピョン♪ と出たところが今夜のお宿。 古岩屋荘 (ふるいわやそう)。

部屋の窓は岩山と紅葉が目の前に広がって、本来ならもっと色が映えただろうに、風呂から上がった頃には雨がふりだしていた。

予報より早く天気が崩れてきた。 明日は雨か・・・

3日目  H23・11・4  晴れのち雨   出発 7:00  到着 17:00

                           距離  24km 

                           宿  国民宿舎 古岩屋荘






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最終更新日  November 22, 2011 10:24:30 PM
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