HAPPY DOG

コマンド(命令語)の意味を教える


あなたは、「えっ?」って思うはず。

それと同様に、犬もいきなり意味が分からない言葉を言われても、何のことだかさっぱり分かりません。
「なんでこの子はお座りできないの!!」って叱られるのは、犬に公平だとは言えません。

だからまず、その言葉の意味を教えてあげることが大切です。
ここでは、どうやって犬に言葉の意味を教えれば良いかを紹介します。

犬は食べ物が大好き!初めの段階では犬の関心を引くのに、食べ物を使うと良いです。ご褒美(ドライドッグフードで十分です)を使って、コマンドを言いながら、犬をお座りなり伏せの姿勢に誘導してあげます。

「SIT(お座り)」の場合は、立った状態の犬の鼻先に食べ物を見せます(このとき人間はヒザをおとして、犬の高さに合わせておきます)。それで「SIT(お座り)」と言いながら(この場合は繰り返し言ってもOK)食べ物を犬の頭の上の方に動かしながら、犬の方へ体を傾けます。犬はそれにつられて座ります。座った瞬間に「GOOD BOY(GIRL)」と言いながら食べ物を犬に与えます。犬がお座りの姿勢を崩す前に、「OK」と言って、お座りは「OK」と言われて終わることも覚えさせましょう。この時もし「OK」と言っても犬が座ったままの場合、「OK」と言いながら、2、3歩動きます。そうすると犬がついて行こうとして動きます。

少し犬が覚えてきたかなと思ったら、今度は食べ物を持っていない方の手を少し挙げて「SIT(お座り)」と言います。それで出来たら、思いっきり褒めてあげながら、食べ物を与えてください。

それが出来てきたら、どんどん手の高さを挙げていき、それにも反応するようになれば、今度は人間が立った状態でコマンドを言ってみましょう。この時、腕は耳に付くくらい、まっすぐ挙げながら、犬の方へ一歩踏み出しましょう。そうすることで、犬も反応しやすくなります。そしてこの時も「OK」と最後に言うのを忘れないように!

犬が随分慣れたなと思ったら、お座りをさせて数秒待って、「OK」と言った後に食べ物をあげるようにしましょう。

「DOWN(伏せ)」の場合はまず犬を座らせた状態から始めます。食べ物を鼻先に見せ、「DOWN(伏せ)」と言いながら(繰り返してもOK)食べ物を持った方の手を犬の前足のつま先へ持っていきます。犬はそれにつられて伏せます。もし上手くいかない場合は、食べ物の位置を少し変えてみて下さい。そして、犬が伏せの姿勢を崩す前に「OK」と言います。

慣れてきたら、「SIT」の時と同じように、食べ物を持っていない方の手を床につけるように下におろしながら「DOWN(伏せ)」と言います。出来たら食べ物を与えましょう。

そして、床に手をつけずに少しずつ腕の位置を上に上げていきます。それが出来るようになったら、人間がまっすぐに立った状態で、まず手で肩の位置に持っていって、そこから腕をまっすぐ下に降り下げます。

それも出来るようになったら、犬が座った状態からではなく、立った状態からでも出来るように練習しましょう。その場合、手を床に付けるところまで戻って、犬がやりやすい方法で始めます。

これを繰り返し練習すれば、body language(身振り)だけで(腕を上げる、下げる)犬はコマンドに従うようになります。腕をパッと下げて、それに犬が反応して伏せると、結構カッコイイんですよね~(笑)

それから、犬が慣れてくれば、少しずつ食べ物を与える回数を減らしましょう。初めはコマンドに応える度にあげていたものを、2回に1回、3回に1回、4回に1回という感じで。

この訓練は、子犬が家にやってきた日から始められます。犬が家の環境に慣れたなって思ったら、すぐに始めて下さい。

いや~、長くなってしまいました(笑)とにかく、犬にとって、分かりやすくて楽しい練習方法が一番です!!一度上記の方法をお試しあれ!





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