三話まで見たのですが、ものすごいアニメです。
特徴を書きますと、
・超スピード展開(第一話からクライマックス)
・ねつ造された過去(回想は書き下ろし☆)
・斜め上行くネーミングセンス(やたら長い)
・使い捨てなヒロイン(毎回変わる)
……と、こう書くとおもしろくなさそうなんですが、こうまで揃うとおもしろくなるから不思議。
完全ギャグアニメです。
ぶっとび具合を笑い飛ばすしかない(苦笑)
とりあえず第三話の感想でも書いてみます。
ケン(主人公の友達)「俺の家、中華料理店やってるの知ってるよな」
知りません、初耳です。
新情報がさらりとでてくるのはカブトボーグではお約束です。
知らない情報がバンバン出てきても、いちいち説明してくれる親切設計です☆
……まぁ、話をまとめますと、はす向かいに新しい中華料理屋ができて客をとられてしまった、ということです。
ちなみにその店は悪名高いグループが経営している店で、
・ここ10年で勢力を伸ばした
・世界中に支店がある
・トップの料理人である3兄弟が新規店におもむき、徹底的に教育する
……どこらへんがあくどいんですか?
むしろいい店ジャマイカ。
話はまだ続きます。
・すでにある中華料理屋の近くに店を出す
・開店セールなどで割引をする
・派手な客引き
おお、悪っぽ……って、 資本主義じゃ仕方ないだろうが、それ。
まあ、小学生ですしね。そんなこと知りません。
相手の店に乗り込むと
リュウセイ(主人公)「店をたたんでこの町から出ていけ!!」
どっちが悪人だ!
リュウセイ「俺達と勝負しろ。負けた方が町から出ていく、それでどうだ!」
勝負内容はもちろん、カブトボーグ。料理関係ありません。
というか、主人公たち、 自分の得意分野
に勝負を持ち込みました。卑怯だ;
やたら一方的に申し込んだのですが、ちゃんと相手にしてくれました。うん、大人だな(ライバル店)。
しかし、そんなことで決められる方はたまったものじゃありません。
ケン「やっぱ俺、断ってくる」
リュウセイ「やめろ、そんなことして何になる。他に方法はない」
味で勝負させてあげようよ、そこは。
ケン「無責任なこと言うな! お前らは負けたっていいかもしれないけど……」
ケン「こっちは生活がかかってるんだ!」
ものすごく正論。
ケンは「俺はそんな責任とりたくねぇ!」と走り去っていきます。それを見た状況の読みこめてないらしき妹(推定)。使い捨てヒロインです。登場は今回限りかもしれません。
視点は変わり、ライバル店。
どうやら、料理だけでなくカブトボーグの方も腕が立つようです。
だから受けて立ったのね。なんか大人げないな……
そんなことはともかく、ライバル店の3兄弟のしゃべり方はいちいちむかつきます。
「あのガキども、無謀な勝負を仕掛けてきやがったな、 海老チリ
」
「ボーグバトルの賞金を元手に幸楽グループを立ち上げたことも知らないで…… 八宝菜
」
「見せつけてやろう、 春巻き
!」
……料理名が語尾。うざいです。うっとおしいです。もう黙ってくr(ry
そしてケンは悩みます。
「どうしてボーグバトルで決着つけないといけないんだ」
ごもっとも。心中お察しいたします。
「どうして親父も何も言わないんだ」
言われてみりゃそうです。
そこへ妹(推定)登場。どうやらマジで妹なようです。
名前は リンリン
。 ケンの妹なのにリンリン
。そして中華服を着ている。しかも似てない。
……養子か?
とりあえず妹です。
弱気な兄貴を叱りに来ました。
いや、あんたの兄貴の言ってることは正論だべ?
妹は兄貴をやる気にさせようと、ある場所に連れて行きます。
ある場所=主人公たちが練習している空き地
へばった勝治(なぜかボロボロ)を主人公リュウセイが叱咤激励しています。
この勝治は 心臓病
で、 第二話では余命三日
を宣告された人間です。(ただし奇跡的に回復)
無茶させんなよ、リュウセイ!
勝治はやる気なんですが、見てて不安です。病み上がりだぞ、一応。
そして素振りを再開する二人……なんで素振り? なんで傷だらけ? と突っ込み切れません。
※カブトボーガーに言わせれば、カブトボーグはチャージインに始まりチャージインに終わるそうなんで、素振りは超重要らしいです。
リンリン「わかったでしょ、お兄ちゃん」
分かりません。さっぱりです。
リンリン「二人ともどうでも良いなんて思ってないよ、お兄ちゃんのことを親友だと思ってるから負けないよう血の出るような特訓を……」
だから、リュウセイたちが勝手に暴走してるだけなんですが。
そして唯一正論を語っていたケン。やっぱり正論かと思いきや。
「ありがとう友よ! 俺はやるぜ、明日の勝負! 絶対絶対勝つ!」
そっちに流されちゃダメだぁぁぁぁ!!
視聴者の叫びもむなしく、ボーグバトル開始です。
しつこいですが、店がかかっています。
そして3兄弟はしつこいぐらい語尾が料理名です。
第一試合は、勝治。心臓は大丈夫なんだろうか、と余計なところでハラハラドキドキです
エレクトリカルスピードワゴンVSチャイニーズラッキーハッピー3号
機体のネーミングセンスはあえて無視。
途中経過は省略、結局、第一試合は相手の勝利です。
敗因:突き指
原因:昨夜の練習(素振り)
逆効果も良いところだ……というか、どうやって突き指をしたんでしょう、彼。
第二試合はツッコむ暇さえ与えないほどのスピードでリュウセイの勝利です。
早すぎです。
ちなみに トムキャットレッドビ-トルVSチャイニーズラッキーハッピー2号
もっと短い名前はないんかい。
そして注目の第三試合。中華料理屋の息子、ケンの登場です。
キーオブザグッドテイストVSチャイニーズラッキーハッピー1号
……機体名に関しては、いかに長くするかということがポイントのようです。
序盤は相手の優勢です
「われらのコンビネーションは何人たりとも打ち破ることはできぬのだ 蒸し餃子 」
語尾は料理名。これを忘れてはいけません。
「なぜなら我ら3兄弟は常に一緒に道を究めてきたからだ 五目お焦げ !!」
個人戦です。
そしてやっぱり語尾……(笑)
それを聞いたケンは笑いだします。壊れたか?
ケン「お前らは二つのミスを犯した」
※この間、バトルはお預けです。
ケン「ひとつ、残念だがこれは一対一の戦い。」
ケン「コンビネーションは関係ない!」
それ言っちゃらめえええええええええええ
ケン「そしてもう一つはたかだか15年の歴史でこの俺に勝負をいどんだことだ……」
お前、歳いくつだ、とつっこみたいですが、自重します。
ケン 「俺の中華は、親父仕込みの中華四千年の歴史だぁぁぁぁぁぁぁ!」
相手も中華四千年だろうがぁぁぁぁぁぁ!!
しかーし、相手はこのハッタリが利いたようで動揺。
※言い忘れましたが、ボーグバトルは精神状態が機体に伝わってしまいます。
すなわち、気合で負けたら負けます。
ハッタリで動揺させるのは定石! 口先勝負です! 特訓意味ねぇ(笑)
……そして勝利の女神はケンに微笑みます。
なんつーか、幸楽の3兄弟が哀れです。なにもやってないのに。
約束どおり店をたたむんですかね……
つっこみどころが多すぎてつっこみきれませんが、面白いです。
つっこみまくってくれ! と言うようなアニメです。
カブトボーグを見るときは、みんなで仲良くつっこみながら見よう!
それではまた来週~♪