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沙絵子さんCalendar
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昨夜は一応娘の昇格?昇給祝いで私がレストランにてご馳走しました。人を育てるのが苦手な娘はマネジメント業務ではなく、営業やアイデアを出す係?よくわからなかったけど(笑)若い会社なので、年功序列にもならないし、個性を尊重してくれるようで娘は張り切っています。でも仕事の内容、聞いてもチンプンカンでございました。
どっちかというと前半は私の愚痴になってしまった。そして娘にズバズバ本当のことを切り込まれて、ありがたいのだけど、胸に刺さりました。
「ママはどうしたいの?」
「何を目的にしてるの?到着点は?」
う、うーん。そんなに合理的に考えられず、感情で動く私は返答に困る。
私の悩みは色々あるが、目下、やはり母のことで困っているのだ。
「ばあばに認知症のテストを受けさせたい理由は?ばあばはそんなことやりたがってないでしょ。89才にもなったら色々わからなくなって忘れるのは当たり前。ママは年寄りの扱いがわかってない」
と、かなり手厳しい。
「ばあばとどうなりたいの?」
もう、詰問状態。
私としては、上手く行かなかった親子関係だけど、母も年寄りだし、最後くらいは穏やかにいきたいと答えた。
「絶対、無理!ママ、わかってないね。ばあばはママのこと、嫌ってるんだよ。だから何をしても感謝されないし、カチンと来てるの。ママが穏やかにやりたいって言っても相手はそう思ってないんだから」
う、そう来たか。客観的に見てやはりそうか。
「ばあばはママのこと良く思ってないの、見ててわかるよ。悪口も言うし。ママだってこう言っちゃ悪いけど、ばあばに対してはキツいよね。そりゃ、こども時代からのことが積み重なってるんだろうけど、客観的に見てたらママだってばあばのこと、嫌ってるのわかる。あのね、二人は合わないの!最後は仲良くなんて、あり得ないから。嫌いな人にどうして近付いて余計なおせっかいしてるの?」
だ、だって相手は年寄りだからあまり放っておくのは…社会的にも、人に迷惑がかかるではないか。
母はやっぱり私の悪口を娘に吹き込んでいたんだな、と再認識した。私達の親子関係がどうなろうとあの人は知ったこっちゃないというか、娘にも私を嫌わせたいのだ。被害妄想じゃなくて、やっぱりそうなんだな。
「ばあばの連絡はこれからは私がする!叔母さんが何か言うのなら私に言って!間に立つから。ママには無理なの!その叔母さんって人の連絡先教えて。もうママには関わらないでって私が言うから。安否確認も私がする」
そ、そんな。孫がそんなことをしなくてはいけないなんて可哀想過ぎる。
「私はばあばが好きだよ。ママがばあばのことを悪く言うと私も嫌な気持ちになる」
そうだよね…あなたは育てられてないからわからないだろうし、わかれというのは酷すぎる。まだ20代なんだもの。
娘に連絡くらい頼んでもいいけれど、私って何のために存在してるんだろうか。
かつて、元夫と夫婦喧嘩したとき、言われて堪えた言葉があった。
「お前なんか、親にも愛されてなかったような人間じゃないか!」
本当のことだったから、私は返す言葉がなかった。
私は野良犬、野良猫以下なのだ。彼らはネグレクトされているかもしれないが少しは自由がある。
しかし、私は苛められた上にがんじがらめにされていて、自由もなかった。逆らったところで結局母の言いなりになるしかなかった。私が逆らったのは結婚したことくらいで、激怒した母は何とか離婚させようと何度も何度も…最終的には従ったのだからどうにもならない。母はこどもを生むことにも反対していたが、妊娠してしまったので「二人目は絶対にダメだから!」としつこく言ってきた。状況的に、ワーキングマザーの私が親の援助もないのに二人目を生むことは事実上、無理だった。諦めた。
しかし、そんなことは娘に言う必要がないのだ。私が墓場まで持っていけばいい。娘に心配をかけたり、自分の肉親はそんなに酷い人なのかと思わせることは自己肯定感を低くするだろう。
娘は言い過ぎたとおもったようだ。
「でも、私とママは仲良しだよね。それで良かったでしょ?」
はい、その通りです。
私は自分の暗闇を娘に連鎖させてはいけない。
辛くても、別の場所で発散しよう。
親に愛されてなかった…私はなんでこんな簡単なことを認められなかったのだろう。
親子でも相性はあるだろう。
しかし、母は兄とも相性が悪く、「早く死んでくれて良かった」という人なのだ。私が死んでも悲しまないに違いない。つまり、誰も愛せないのだろう。可哀想な人、というほど私は優しくない。母に対しての感情は打ち切ろう。
連鎖しなかっただけでいいのだ。私は娘と仲良しなんだから。連鎖しない、これだけが私の使命だったのかな。
暗い話ばかりではお祝いにならないので、娘がこれから沖縄旅行をしようとしていること、スカッシュをやりたいと思っていることなどを楽しく話してもらった。
神様
私はもう仕方がありません。
娘だけは幸せに生きていけますように。
私は重荷になってはいけない、と気付かされた夜だった。
暗くなってしまったけど私は大丈夫。
家の中に私を脅かす人はいません。
こんな私でも慕ってくれるここちゃんがいます。
そして、娘がスカッシュを始めるように私もピックルボールでラケットを振り回します!
楽しみです!