モノスキー日記

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梨木健太郎@ Re:7号食※ を再開しました。(11/07) だれも見んし、コメントも他にはないね。
中居正郎@ Re:7号食※ を再開しました。(11/07) びっくりのアップ~だれもみんよね。
よきん @ Re[1]:緊急事態宣言 !!(10/19) 銀線名人ぬかしんぼさんへ (^O^)ア(^○^)ハ(…
よきん @ Re[1]:緊急事態宣言 !!(10/19) 銀線名人ぬかしんぼさんへ 一年近く返信…

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2007年05月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 財団法人骨髄移植推進財団 地区普及広報委員  広畑 紀子様 のスピーチ  その2
       その1から続く

骨髄バンクにかかわって多くの方にお会いしましたが、
亡くなられた方が多くて、涙なくしては話ができません。
今日も泣かないでおこうと思っていますが・・・

福山の瀬戸町のK君に出会ったとき、彼はまだ18になっていませんでした。
16歳のときに発病して、骨髄移植しか助かる道はないということでした。
国内と海外に登録して、抗がん剤で治療していました。

抗がん剤治療をすると一時は良いのですが、だんだん薬がきつくなります。

東京で私を紹介されて、メールがきました。
で、会うことになって尾道で会いました。

自分はつらくて辛くて、もう死んだほうが楽だと思うことが多いのだけど、
自分を支えてくれている人が多いから、何もしないまま死ぬわけにいかない。
だから、頑張るんだといっていました。

亡なったのは20歳でした。
亡くなる前にはもう移植に耐えられる身体ではなくなってしまっていました。
ドナーが見つかっても移植できないというのは最後通告です。

2週間ほどは落ち込んだそうです。

その後気を取り直して、こんなことを言われました。
いままで血小板などの成分を多くの方からもらってきているので、


もう身体が普通ではなく、活動ができませんから、インターネットで
紹介をするようなボランティアをされました。
あるとき連絡がなくなって、どうなったのかと思ったら、
激痛のためにメールが出来ないでいたそうです。

痛みがひどくて時々モルヒネを使うようになっていました。

彼は、極限までモルヒネを使うのを断り、激痛に耐えていたそうです。

痛みに耐えながら病院のベッドでパソコンを開き、ボランティアを
していたそうです。ついにはベッドに座ったまま、そのままの姿で
亡くなったとお母さんから聞きました。

彼を通して亡くなられた方のことを多く知ることになりました。
亡くなったかたを思うと悲しくなるばかりです。

でも、尾道や、加茂には元気になられた方もおられます。
元気になられた方がおられるから、また次の一歩を目指せます。

この20年間なんども、くじけそうになったり、頑張ったりしています。
家族と会社の理解のおかげでこうしてボランティアを続けていられます。

私には息子が3人います。
次男が4年前にドナー体験ができました。

私も一度はドナー体験をしたいと思っていたものですが、だめでした。
51歳の誕生日を迎えるとドナー登録が抹消になります。
(当時のこと、今は55歳)

息子が「やったぁ体験できそうだ」と喜んで報告してきました。
広島で骨髄採取をしてもらいました。

本人が言うのには、移植が決まってから、移植が完了するまでは
自分の身体だけではないと、好きな酒を控えたそうです。
タバコもやめついには、禁煙をしてくれました。

お医者さんの話ですが、
「息子さんは麻酔からさめたとき、朦朧とした意識の中で
 ありがとうございますと言っていましたよ」と聞かされました。

自分は覚えていないといいます。

黄色の信号で止まらない人が多いですね。ドナーになると自分の身体が
自分だけのものではないから、大事にしたという気持ちになれるそうです。
普段は守らない信号も守ったり、横断歩道をきちんと歩くようになるそうです。

骨髄を提供したら、コーディネータを通して、手紙を交換できます。

患者さんのお姉さんからの手紙が届きました。
その中に、たった一人の弟のために
生きる光をありがとうという言葉がありました。
感激して、二人で涙をぼろぼろ流しました。感動しました。

彼は短大の教師をしているので、みんな(学生)にドナー体験を話しているそうです。

私は、いまは地区普及広報委員をしています。
広島県内には、3箇所の固定窓口があります。
月に3回県内で移動バスでも登録ができます。
献血の際2cc余分にいただいて検査をするのです。

ドナー登録をするには説明員が必要です。
私はその説明員の指導をする仕事もしています。

中国四国を毎週毎週ずっと回ります。遠いところが多いのでどうしても
泊りがけになります。夫の理解があるので、続けていられます。
「あんたは良いことをやっているんだから」と理解してくれています。

献血は65歳までできますが、ドナー登録は18から45歳までです。
年齢制限があるので、超えたかたは、若い方に声がけをしていただければと
思っています。(爆笑:どうやら会場には越えた人がほとんどのようだ)

こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、ボランティアをしていて
とても楽しく過ごしています。

 その3へ続く





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Last updated  2007年05月21日 12時06分37秒
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