ちょこ投薬大作戦！

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2005年02月05日

(4)

テーマ：猫のいる生活(139214)

カテゴリ：ねこ

投薬は翌日からなので、とりあえず前の晩から予行演習。

こねこ君が、口開け係。後頭部を持って、アゴを上げさせて、反対の手で口をこじ開けます。
私が、投薬係。錠剤を指先で、ちょこの喉の奥に投下します。

病院では、あんなにおとなしかったちょこですが、自宅では、スケ番復活です。
「にゃー（なにするのよ～）」
「おとうさん、しっかり押えて！」
「こねこ！　真っ直ぐクビを上げさせなさい！　横に寝かすんじゃない！」
怒声が飛交います。

病院では、アゴを上げると自然に口が半開きになったちょこですが、右に左に身体をくねらせて、口を開けようとしません。
とはいえ、試行錯誤の結果、ちょこの口を開けさせることに成功。

「ハグー！」
手を離すと、ちょこは、うなり声を上げて逃げていきました。

翌日、いよいよ本番です。
休日の遅い朝食の前、家族総出で投薬作戦開始です。
予行演習どおりやろうと思いましたが、やはり押さえつけるのに、床より高さがあったほうがいいかもしれません。
話し合いの結果、こたつの上でやってみることにしました。
相変わらず、ちょこは暴れましたが、無事、二つの薬を口の中に入れるのに成功。
（ちょっと、手前過ぎたかな？）
不安的中、次の瞬間には、コタツのうえに薬を吐き出してしまいました。

ぶっちゃんとしゃとらんが、いつもと違う様子のちょこを追いかけます。
「（ダメだなぁ、薬飲まなくちゃ治らないんだよ）」
ぶっちゃんは、そういっているのかもしれません。
「（僕なら、上手にのめるのにニャ）」
一時退去して、様子を窺うことにしました。

（チャンス！）
寝起きのボーっとしたところを狙えば、抵抗力も弱いでしょう。再度、ちょこを捕まえて、コタツの上に乗せます。
「（ニャに？　ヤダ、ダメよ～）」
抵抗しますが、まだ本調子ではないようです。
「ちゃんと頭を持って！　アゴを押えちゃダメ！」
今度は、用心深く、喉の奥にはいるよう、薬を入れ、口を閉じます。
「まだだっ！　まだ飲んでいない。顔を上に上げるんだ！」
おとうさんの指示で、もうしばらくちょこの顔を固定します。
「もう、大丈夫なんじゃない」
ちょこも観念したのか、動きません。
手を緩めると、今度は、ペロペロと舌を出して口の周りをなめました。
どうやら、こうなると成功です。うまくごっくんできたようです。

ちょこにとっても大変だとは思うのですが、まだ、頻尿は治っていないみたいだし。もうしばらく我慢してもらわねばなりません。

これを使えば、もっと楽になるかしらん？