カケラ紡ぎ

2008/06/23
XML
テーマ: ココロ(1386)
カテゴリ: 人格



誰かと一緒に居れば何も考えずにすむ。
だから俺は1人になりたくない。

家に帰れば、聞こえるのは親父がつけてるTVの音だけ。
そのまま部屋に入り、一気に「俺は一人ぼっち」『俺達は一人ぼっち』
そう思い知らされるから、ならべく家には居たくない。
オリジナルである"A"と俺との戦いの始まり。

「消されてたまるのもか」と必死に食いしばり耐え続ける。
俺はお前よりも心はもろくない。
俺は俺であるためにお前に負ける訳には行かない。
そう・・・・心で怒鳴り続けて、アイツが執拗なまでに『出せ出せ』と言う時は
左目を封じる。

左半身はアイツのものだと俺が勝手に決めた。
左腕・左足には心のもろさが生々しく残っているから。
だから視覚さえ奪えば落ち着くはず。
そう自己暗示をかけて目を塞ぐ。



俺達の事を一般の人間に話しても信じるわけがない。
話したとしても「頭が狂ってる」と思われる。
だから誰にも話せない。

自分の存在すらわからない。
自分の年齢すらわからない。
そんな俺。
ホスト人格である俺。
だけど"人格だとしても知りえるわけがない"事を俺は知ってる。

広い広い樹海にたった一人残されたような錯覚。
周りに立つ人間という名の木。
だから、身内以外には会いたくない。

身内と居る時はすごく楽しい。
この時間が有限で有ることが悲しい。
時間が恨めしい。

手首がうずく。
手首の血管のなかにアイツが居るような・・・・気持チ悪イ。
胸も苦しい。

水曜日になれば仕事だ。
人間に会える。 話せる。
楽しい時間がやってくる。

頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ!!!!!!






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/06/23 07:13:03 AM
[人格] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: