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2007年04月14日

２００５年　　アメリカ　　
マイケル・ピット　　ルーカス・ハース　　アーシア・アルジェント　　

ストーリーは、みすぼらしい姿の若者がひとり森の中を彷徨っている。彼はカリスマ的な人気を誇るロック・アーティスト、ブレイク。麻薬のリハビリ施設を脱走した彼は、そのまま森の中で野宿し、翌朝森の中にひっそりと立つ廃屋のような屋敷に辿り着く。そこは彼の別荘。その中には彼の取り巻き連中が常に居候していた。業界関係者や家族がブレイクの行方を探し正気に戻らせようと奔走する中、取り巻きたちは淡々と彼を放っておくばかり。こうして、誰もがブレイクの心の叫びに耳を傾けることなく、ただ終末へと向かっていくのだった…。　　

人気絶頂の中、自ら命を絶った“ニルヴァーナ”のカート・コバーンの死に衝撃を受けたガス・ヴァン・サント監督が、その悲劇に到るまでの彼の心境に思いを巡らせて撮り上げたドラマ。

この映画ってカート・コバーンのファンでないと理解しにくい作りになってます。
あまりにも説明不足で監督がこれぐらい知ってて当たり前って解釈で作った感じがします。
そんなもんファンやなかったら状況を理解出来へんでってツッコミを入れたくなりました。
それは冒頭の森の中を彷徨うシーンからして意味不明になってしまいます。
なんせカート・コバーンの大ファンで【ニルヴァーナ】のアルバムを聴きまくってた、あつぼうが戸惑うぐらいですからね。

色々な人から話を聞いて最後の２日間を彼なりに編集したんやろうけど最後の自殺に至るまでの経緯が浅はかで本当のカート・コバーンの苦悩が全然伝わってこなかったです。
天才ゆえの孤独感ってのは淡々とした映像からヒシヒシと伝わってきたけど、何が彼をそこまで追いつめていくのかが描かれてないので麻薬中毒者の自殺映画になってしまってました。
カート･コバーンのファンとして凄く残念です。
この監督【エレファント】で絶賛されたから同じような手法で【ラストデイズ】を撮ったのが裏目に出ましたよ。

どうせなら自殺した時に付き合ってたコートニー・ラヴなどの証言などが入ってた方がドキュメンタリータッチで面白かったと思う。
いくら架空のバンドと主人公を作っても、これはカート・コバーンの話やって宣伝してるから誰もがカート・コバーンの最後の２日間を観れると思いますよね。
もうその期待感がおもっきり肩透かしされる映画でした。

主人公を演じたマイケル・ピットはカート・コバーンのよく似てましたよ。
【ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ】やこの映画でも演技力は凄いって思いました。
ジャケットの顔がそうなんですが、ほんとソックリです。
しつこいけど、このジャケットを見たらカート・コバーンの話やって思うっちゅうねん（笑）。

（1.8）

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最終更新日 2007年04月15日 02時11分56秒
コメント(10) | コメントを書く

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■コメント

ツッコミが(笑）

タイニーポエムさん

あつぼうさんはニルヴァーナのファンだったんですね！カート・コバーンの死は本当にショックでしたよね。
私もカート・コバーンの映画かと思いましたが･･･
やっぱり説明不足なんですか。
ガス・ヴァン・サント監督ということで、何となく想像がつきます(笑）
このジャケットがマイケル・ピットとは驚きですね！ホントそっくりです。
彼は若いのにすごい存在感ですよね。
この映画はホント先送りになりそう･･･
あつぼうさんのさすが大阪人なツッコミが面白かったです(笑）
ついツッコミたくなる映画だったんですね(笑）
(2007年04月15日 17時21分30秒)

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Re:ラストデイズ(04/14)

虎弥太♪ さん

スミマセン･･･カート・コバーンって知らなかったです
そんなに人気のあったバンドだったんですね～(^-^;
曲聴けばわかるのかも･･･
ファンでも戸惑ってしまうのなら、そのバンドを知らない私は「？？？？？」なのでしょうかね??
ファンだからこそのツッコミに笑っ
(2007年04月15日 17時29分00秒)

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Re:ラストデイズ(04/14)

以蔵@yama さん

ガス・ヴァン・サントの作品って確かに淡々としてて、今の若者の虚脱感を映し出すのは上手いと思うけど、そ～いうの私は苦手なんですよねぇ。
結局何を言いたいの～！！とジタバタしたくなります。残念ながらカート・コバーンは知らないのできっと観てもわからないんでしょうね・・・ (2007年04月15日 21時28分50秒)

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タイニーポエムさん

あつぼう～さん

【ニルヴァーナ】のデビューアルバムは衝撃的でしたよ。
あのカート・コバーンの自殺ってフライデーに写真が載ってて凄くショックでした。
この映画はおもっきり説明不足でしたよ。
ガス・ヴァン・サントの自己満足映画って感じすらしました。
マイケル･ピットがこれほどカート・コバーンにソックリなのは本当にビックリでした。
これからどんどん活躍していく俳優でしょうね。
最後まで観るのにかなり根気のいる映画でしたよ（笑）。
あまりにも不親切な映画やったんで、ついついツッコミを入れてしまいました（笑）。
(2007年04月16日 01時11分50秒)

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虎弥太♪さん

あつぼう～さん

９０年代に音楽業界に衝撃を与えたバンドが【ニルヴァーナ】やったんですよ。
そのバンドのボーカルでカリスマ的存在やったのが、カート・コバーンです。
曲を聴けばなんとなく聴いた事のある歌もあると思いますよ。
この映画はニルヴァーナを知らない人には、麻薬中毒者の最後って感じの映画に映ってしまうと思います。
あまりにも淡々としてるので眠たくもなりますしね（笑）。
(2007年04月16日 01時17分24秒)

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以蔵@yamaさん

あつぼう～さん

ガス・ヴァン・サントの映画は好き嫌いがありますよね。
独特の世界観があるけど、淡々と展開するのは眠たくなる人も多いはず。
そうそうこの映画も結局は何を伝えたいのか分からないんですよ。
カート・コバーンを知らないと、さらに理解不能な映画になってます。
まぁ～監督の一人よがり映画なんでしょうね（笑）。
(2007年04月16日 01時19分56秒)

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Re:ラストデイズ

ANCEP44 さん

はじめまして。
カート・コバーンのタグをみて遊びにきました。
私もこの映画に関しては同意見でした。
監督が自己満足で作り一人で納得してる感じがしました。
エレファントが評価されすぎて天狗になってしまった結果ですね。
すごく退屈で眠気を誘う映画でした。 (2007年04月16日 07時00分35秒)

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Re:ラストデイズ(04/14)

シナモンヤミーさん

それほどのファンではないんだけど、クラブでニルヴァーナの曲がかかると全員踊り出して、すっごく楽しかったのを思い出すので、思い入れがあります。
この映画も見ようと思ってたんだけど、そんなかんじなんですか・・・
突然世界的に大ヒットしてしまって、いろんなプレッシャーが彼を追い詰めての自殺なのかな？って思ってたんですけど
ただただジャンキーに描かれてしまっては悲しいですね。
(2007年04月16日 15時12分20秒)

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ANCEP44さん

あつぼう～さん

はじめまして。
カート・コバーンのタグをみて遊びにきたって事はANCEP44さんもカート・コバーンのファンですか？
監督が一般受けしないでもお構いなしって感じで作った映画ですよね。
自分の世界を自分だけ堪能したのかも。
たしかに天狗って表現はよくわかります。
あまりにも淡々としてるので眠くなるのは仕方ないですね（笑）。
(2007年04月16日 21時19分34秒)

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シナモンヤミーさん

あつぼう～さん

クラブでニルヴァーナがかかってたんですね。
なんとセンスの良いクラブでしょう（笑）。
あつぼうはボウリング場に置いてたったジュークボックスでニルヴァーナばかりかけてました。
他のお客にしたら迷惑やったでしょうね（笑）。
あまりにもマニアックに作りすぎていて面白さを発見出来なかったです。
本当は凄いプレッシャーがあったと思うけど、そこらへんは全然描かれてないです。
麻薬中毒のミュージシャンの死だけが強調された映画でした。
(2007年04月16日 21時23分06秒)

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