ホンヤガヤマダ（読んだ本の記録）

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出版社: 光文社 (2006/3/14)

　シリーズ第八弾。
　今回のメインは真壁と駐車場の管理人のおっさん（大江）だ。

...........................

　殺人で服役していた真壁が出所した。
　しかし、真壁の居場所はないものと一緒で、組の人間は以前争った中国人と商売をしている。その中には真壁が弾いた人間も居て、真壁の存在に気付いたら大変なことになると鮫島は感じていた。
　一方では、出所を待っていた雪絵は母と共に足を洗うことを真壁に勧める。

　鮫島は自動車窃盗団を追っていた。被害が新宿に集中していることから、近くに必ず運び込める場所があるはずだと睨んでいた。以前に取り逃がした、あの仙田が関わっているかもしれないとも。

　駐車場の管理人大江は何かを隠しているかもしれない。

　鮫島は、大江のやさしさ、真壁を想う雪絵のやさしさに答えるべく行動を起こす。

...............................

　なんといっても最後がいいですねー、ウルウルきちゃいましたよ。
　もうね「真壁―！」「鮫島―！」って（笑）
　第四弾に次ぐ面白さ、いや、一番好きになったかも。

　そういえば以前にこの作品を読んだ後に「第一弾からもう一度読んでみたい」と思ったんだった。

＜登場人物メモ（ﾉﾝﾚｷﾞｭﾗｰ）＞

真壁俊三
　（関東共栄会藤野組、ｱｲｽｷｬﾝﾃﾞｨ事件の時若頭だった角とは兄弟分）

　（真壁の出所を待っていた銀座のホステス）

若松妙子
　（小料理屋「なづな」おかみ）

矢崎守
　（関東共栄会藤野組、真壁が弾いた中国人と商売をしている）

　（「淀橋パーキング」管理員）

王漢英
　（真壁が以前に襲撃し弾丸が咽を貫いた為、声を失い真壁を恨んでいる）