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雪降る夜空を見上げると、雪は銀河のように大きく渦を巻いて落ちてくる。雪は、小さな小さな星くずなのかもしれなあーい。。(^_^);;このアルバムはとても手にいれたタイミングがわるくて、あれやこれやと後回しになってしまいました。。不思議な事に、ブログにあげようとする日はいつも雪。。後回しになったから、内容が悪いわけではありません。が、かなり微妙な立場なアルバムかもしれません。彼を知らずに、この選曲をみてすぐに手がでるひとには、スタイル的にはちょっとはずれてしまうかもしれません。前衛的でも、先進的でもないのですが、凝った演奏という感じでもないのですが、オーソドックスな、と、いうには、硬質でよく動く指、自分に対しての挑戦的なフレージング、、いわゆる唸り!わたし的ピアニストのおうた。。あの偉大な方に結びつくものが多い。でも、なんだ、二番煎じか、で、終わらないんだけどね。わたし的買いのポイントは、むたん兄弟の参加もそうなんだけど、Blue In Greenかな。べただけど、女の子だもん。(爆)やっぱ、ん十年、好きな曲なので聴いてみたいなあ、、って、おもったのさっ。オリジナルは無しで、スタンダード中心に8曲。どうも、選曲には彼が好きなミュージシャンへのリスペクとみたいな気持ちもふくまれているようーな感じがします。まずは、一見普通にはじまるLazy Bird 。が、彼の声とともにヒートアップ。ものすごいドライブ感でぶっ飛ばして行きます。硬質つうか、剛質?兄弟のサポートも常に戦闘態勢ね。ベースのソロからはじまるMoon And Sand。3人で進行していく感じは、まさに現代ジャズピアノ。風をきるスノーライダーに乗ったような疾走感のあるピアノそろ。ぱきぱききめるむたんべーすのちょっと無機質な感じが、逆にピアノの隠れた叙情を浮かび上がらせる。目覚めよ!といわんばかりのモンクのEvidence。みんなの好きなAll Bluesは、冒頭の美しいピアノからはじまり、おなじみの曲だときがつにはちょっと時間が。黒っぽ雰囲気がぐっと濃くなって、うたも絶好調なかんじ。(笑)ちょっと、どきどきしちゃうかっこよさ。オーネットのBlues Connotation。むたんどらむのパーカション的な?演奏、むたんべーすのアクロバティックなソロと、ちょっとねばっこい感じのピアノと、一筋縄でいかない雰囲気がええですわ。.It's Easy To Rememberの美しいメロディは、比較的オーソドックスに。哀愁のあるSummer Night。緊張感の高い演奏が続く。最後は、氷の溶けたしずくのように美しい音を選んだBlue In Greenの冒頭部分。。雪は手のひらでとける。小さな星くずはしらぬ間に胸の奥に入り、心の中でそっととけBlue In Greenとなりました。。ピアノのとどめをしらず溢れ出るフレーズと、むたんドラムが◎唸りはなかなかのもです。(爆)うなり駄目なひとはやめたほうがいいかも。わたしも唸りがすきなわけではないんですが、何もとらわれずぴあのに集中したときに、どうしてもでちゃうものを、、わたくしがはかいじめにしておさえるわけにもいかない気がするんでがまんしまーす。(爆)1.Lazy Bird2.Moon And Sand3.Evidence4.All Blues 5.Blues Connotation6.It's Easy To Remember7.Summer Night8.Blue In GreenRonnie Lynn Patterson (p)Francois Moutin (b)Louis Moutin (ds)音楽は(もちろん、、わたしの場合ジャズ)人それぞれの状況にあわせて、その人が自由にたのしめることが一番の魅力だとおもってます。最近、ふと、、そんなことをおもいました。。なんだか、残念気持ちになったりすることの多い昨今でしたが、、時々、ちいさな幸せが舞い込んで心がふんわりします。そんな時は、めちゃ甘い香りの香水つけて寝る。。本当に幸せな気分になるうだもん。。んじゃ、退散♪
2011年02月11日
わたしが育った関東平野の端っこも、時々、雪は降るのね。ほんの少しつもっただけで、子供たちは大はしゃぎで雪遊びに霧中になる。かまくらや大きな雪だるまは、作れないけど、小さな雪うさぎはいくつも作れる。真っ赤な南天の実を目にしたかわいい雪うさぎ。。並べて、並べて。。。と、ここからがかなりミステリアス。朝になると、必ず数が足りない。本当にいつもたりない。子供心に本物の白うさぎになって逃げたと思っていたんだけど。。。ずっと、黙っていたのです。で、、つい最近、、うさぎの数のたりない理由に気がついた。(笑)そう、大事なことは、なかなか直接聞けないもの。。そう、聞けないものですね。。イスラエル生まれのYaron Hermanは、バークリーに留学したこともあるそうですが、そこは水があわなかったよーーであります。とっと見切りをつけたのか、哀しみに打ちひしがれて米国をあとにしたのかは、わからないけど、そのあとから現在まで、、彼はずっとパリにすんでいる。メンバー全員が20代。タイトル、ジャケットから連想させるように、ルイスキャロルの「不思議の国のアリス」で、アリスを不思議の国に誘い込む白ウサギをイメージしたそうなぁ。14曲中8曲が彼のオリジナルでっす。オープナーはタイトル曲。ミステリアスなムードで始まる即興の曲。が、寒色系だけれどメロディアスできれい。Saturn Returnsはどこかで聴いたことがあるような気がする。。壮大な視野が広がるようなダイナミックな感じを持ち合わせる演奏。3人の息の合った感じが聴き手を惹きつけます。スリリングでシリアスなTrylon。ACTレーベルが期待しているピアニストだけあって、ピアノとてもうまいです。振り幅が大きいというか、一つの曲の中でもいろんな顔が見え隠れする。ニルヴェーナのHeart Shaped Box。心に渦巻く闇、闇と光、その両方を行き来して人はその日を生きる。ダークで躍動ある演奏。そういえば、The Time/Mozdzer Danielsson Frescoでも、ニルヴェーナの自殺しちゃったカートコバーンの曲を演奏してたな。。ヘルマンとモジュジェルは同じくらいの年代なのかなぁ。Ein Gediはイスラエルの5.60年代に歌われたポピュラーソングなんだそうですが、透明感ある演奏と優しく美しいメロディに息を呑む。。The Mountain in G Minorも、三位一体で果敢に攻め登っていく高揚感がたまらない。特にロックテイストが強いドラムがバッチシはまってル。Cadenzaはソロ。わずか3分の演奏は、果てのない音楽の世界への旅路への決意を感じる。。って、オーバーかなぁ。(笑)再び、3人に戻ってAirlines。甘さの全くない3人のたたみ掛けるようなやり取りが濃密で緊張感にあふれてる。ドラマチックなムードAladins Psychedelic Lamp。そして、ロマンチックで柔らかな音色で奏でるはBaby Mine。ディズニー映画、「ダンボ」の曲。母の愛は永遠です。メカニカルにシステマティックにピアノを引き倒すだけでなく、抒情あふれる演奏はシンプルでも聴きこたえがあります。リズム遊びのようなフリーの曲White Rabbit Robot。Clusterphobicは暗くシリアス、これぞ現代ピアノトリオと言う感じの躍動感。一分にみたないWonderlandは、一転、ご来光ののような希望の台頭。終演は、メルドーが好きなレディオヘッドからの曲で、No Surprises。心の闇をかかえながらも平凡な幸せを求めるのが人の道。。穏やかな光りで物語はおしまい。60分で14曲という、、曲数の多さからか、少し、後半は少し散漫な印象もあったりするかなぁ。でも、そこは、、やはり、その才能の素晴らしさを感じよしとしましょ。で、アルバムの中で、1,5、10,14がきれいきれいなのですが、特に5,10は必ず手が止まる美しさ。。この後、ジャズ好きや演奏者でもBaby Mineはブームになったりしてね♪そのくらい素敵な曲で演奏でした。1.Follow The White Rabbit2.Saturn Returns3.Trylon4.Heart Shaped Box5.Ein Gedi6.The Mountain in G Minor7.Cadenza8.Airlines9.Aladins Psychedelic Lamp10.Baby Mine11.White Rabbit Robot12.Clusterphobic13.Wonderland14.No SurprisesYaron Herman (p) Chris Tordini (b)Tommy Crane (ds) ★今週の金曜日は放し飼い+のライブでーす★放し飼いトリオ+@オルガンジャズ倶楽部(沼袋)開場19時 1st 20時 2nd 21時30分仕方ひろむorg 八木敬之ts 西尾研一ds 八木義之vtbゲストヴォーカル 平田志穂子 いぇ~~い!予約MC\2,200 当日MC\2,500冬の新潟ジャズストリートは、日程が1日と言うこともあり、放し飼いは参加いたしません。したがって、来週の、ジャズストリートの前哨戦、、とは、なりませぬが、、最近、はまっているらしい?「ザヴィヌル」祭りを決行するらしい♪と、二部には、かわいいけれど、、とっても上手な志穂子歌姫がフューチャーされたソウル放し飼いです。どなたさまも、週末を放し飼いで楽しくお過ごし下さいね。んじゃ、退散♪
2011年01月12日
とても寒い日が続きました。一年ぶりに雪かきを少ししたら、、スッテン、、って、転んじゃった。。いろいろある前から、次回のCDの感想は、元気なヤツ、って思ってたんです。で、、★悩んじゃうなぁ。。もうぉ★とか、、言っていたくせに。。。あとから来た、、このミッシェルポルタル盤にメロメロでござる。好き好き好き!!!こういうサウンド好き。かっこいいのでござる。1935年の11/25生まれのポルタルは、、ええと、78歳?幾つだほんとうは??最近、良い感じに歳を重ねて枯れた感じの演奏にまいっていたのですが、この御方は違いまっせ。尖ったスリリングな世界を追求しています。このジャケットのようにカラフルでスタイリシュでもあり、ガツンとした自分を押し出してくる。いぇ~~い!!エディルイスの曲と、ディジョネットの曲以外はポルタルのオリジナル。ベオグラード生まれ、フランス在住のピアニストBojan ZulfikarpasicことBojan Zがフランス繋がり。2007年のセロニアス・モンク・インターナショナル・トランペット・コンペティションで優勝したAmbrose Akinmusire、ギターはリオーネルルエケ、ベースはスコットコリー、ドラムはディジョネットというわたくし的豪華版なアメリカンな布陣。オープナーDolceからわくわくするようなアップテンポで、決め所がバッチリの曲。ユニゾン部分が全員で綺麗に決まりとても気持ちいい。ディジョネットの推進力にのってポルタルが鼓舞します。スリリングで軽快、カラフルでポップな印象。タイトル曲Bailador何処か挑戦的な尖った感覚のある演奏。何がかっこいいって、ポルタルの雄叫び。そして、ディジョネットのドラム。やってることは難解なのだろうけど、サウンド的にはこれも非常に軽快。ソプラノに持ちかてCuba Si, Cuba No。この急速展開なエキゾチックな曲調にトランペットが疾走します。う、、うまい。誰がソロをとっても、決して安易なバッキングなんかですませず、非常に計算しつくされた感じのサウンドが拡がります。ここまで、息もつけぬほどあっという間。素晴らしい!Ombresは、ちょっと影の薄かったルエケとバスクラでデュオ。緊張感はあるものの、砂漠でみつけたオアシスのような異空間が拡がります。元々は結構くせの強いギターなのですが、その辺もちょっとだけだしますが、綺麗にはまっています。フランスのオルガン奏者エディルイスの曲Citrus Juice。ちょっと民族音楽ポイ雰囲気が漂う。ダークな色合いだけどどことなく哀愁もあるトランペットの吹きプリがええです。ぴりっと辛口Alto Blues。ディジョネットの曲で、リズム陣が活躍するOne On One。しかし、5人の演奏(5,6,7,8はギターは入ってない)とは思えない音の厚さ。途中からフリーな展開。最後の Tutti No Hyst?riqueも反体制的な感覚で、挑む、って、言葉ぴったり。きっちりとした構想をしっかり現実化しているサウンドなのだろうけど、緊張感あふれる尖った空間も、多彩な色合いで難解さも感じない。と、無駄のない動きで、ほんとうにあっという間に終わってしまう。うーーん、かっこいい。って、馬鹿の一つ覚えが口にでるのじゃ。。(-_-);1. Dolce 2. Bailador 3. Cuba Si, Cuba No 4. Ombres 5. Citrus Juice 6. Alto Blues 7. One On One 8. Tutti No Hyst?rique Michel Portal (bcl,ts,ss, arrange)Ambrose Akinmusire (tp)Bojan Z (p, key, arrange)Lionel Loueke (g)Scott Colley (b)Jack DeJohnette (ds)12月の半分過ぎました。皆さまも、飲み会が入ったりしてませんか?さて、忘年会じゃ。丘の上で、美味しいものを食べてきますね。んじゃ、退散♪
2010年12月17日
夏バテ気味で、冷たいものばかりでに手が出るすずっくです。聴いてる音楽は、そうでも無いんだけど、、いざ文章にと思うと、なんとなく、、ぼんやりしちゃうのでありました。と、なんとなく、いいタイミングで閣下のところにこのアルバムが記事がアップされました。わたしのところにも二ヶ月以上前には、届いていたアルバムです。(^_^);;前作Share/Baptiste Trotignon同様、、洗練されてる上に、、ライブの熱さも加わって、Baptiste Trotignonわたし的には巷で大人気のLive at Smalls / Seamus Blake Quintetより得点は高いかも。しかし、このジャケットからは、こんなかっこいいサウンドを想像できないんじゃないだろうか。。アルバムのジャケットみると、男性のジャズファンとか、、「このコじゃれた野郎。。」、なんて、陰口叩かれそうですが、おフランスのイケメンですから致し方ないです。このお方のピアノは、知的でかなりハードボイルドですよ。メンバーは前回同様アメリカンな人達。しかも、今回はライブ録音なので、メンバーは1-9まで一緒。ペンマン&.ハーランドという強力なリズム隊です。フロントだけ、トムハレルに変わってペレットということだケド、事故後のターナーも居るという興味あふれるアルバムです。まずは、ロンドンのライブの組曲でスタート。このまま、一気に8曲目のPart Vまで突き進みます。Prologue、綺麗な彼のピアノから幕開け。美しいひとときは欧州のナイーヴな感性を感じます。組曲なのでそのまま2管ユンゾンが美しく浮遊するPart Iへ。。後ろのトロティニョンはじめ次第にハーランドの煽りが激しくなって羊の皮を脱ぎ捨てます。ペレットが踊りでる。こういう瞬間恥ずかしながら、叫んでしまうのだ。いぇ~~い!前作はハレルのフリューゲルが何ともいい味って、感じだったのですが、今回はトランペットも踊りまくる。モーダルでアグレッシブなピアノ全開。高揚感あるユニゾンではじまるPart II 、ペンマンのソロはダーク&クール。そのまま続くターナも相変わらずの不思議なフレーズ。淡々と続き大きな波へ。いや、ターナーは切断事故からの復帰は心配ないみたい。かなり熱く高速でとばすPart III でも、ペレットの咆えに負けない怒濤のふきまくり、、これは結構凄いよ。ターナーって、なんつうか吹きまくりを聴いてイライラしちゃうことがあるけど、これは、ストレートな感じに疾走してる。もちろん、トロティニョンは鬼になってます。(爆)Interlude Iって、ことで、リーダーのソロ。美しさと透明感、、フレーズと音の美しさ。そして、少しの棘と豊かな想像力。力強さと優しさ、静と動。この組曲の持つイメージそのものです。明るく楽しそうなユニゾンではじまるPart IV 。どの曲もそうなのですが、一つのイメージで終わらない。この曲も時々暗転。(爆)Interlude II 参加全曲で異様なテンションで煽っていたハーランドのドラムソロ、むしろ抑えめな感じ。でも、それがかえって耳をじっとこらす感じに。リスナー心理を巧く操って、、次第に音が小さくなって、トロティニャンにつなぎ最終章Part V へ。抒情豊かなムードが漂う演奏は何処か夏の終わりのようなセンチな気分に。美しく重なる柔らかな音の饗宴。このターナーのソロはエモーショナルで哀愁あっていいな。わたし的白眉。ようは、、とってもわかりやすい。(爆)会場からもヤンヤの拍手。。。って、えっとね、ここまで50分以上です。凄い、ここまで緊張感が一瞬たりとてとぎれることはないのです。圧巻。いやいや、各パート工夫されていて、巧く繋げられてるので、わたしのようなへなちょこリスナーでもここまで飽きることはないです。すごい。。。そして、ターナーのサクッスカデンツアから始まるFlow。クークルで何処か他人事のようなサックスプレイが熱い会場をヒートダウン効果。かと思いきや、いきなりテンションがあがってパーカッシブに弾きまくるトロティニョン。元々、コリアとかも好きだろうな、、って、人なのですが、いやいや。。。最後は、リズム隊だけ変わってパリのライブからスタンダード I Fall In Love To Easily。これは、ゆったりと気品ある感じにまとめてあります。欧州をイメージする流麗で知的なピアノプレイが堪能できます。と、あまりパーカッシヴなピアノって、好きじゃないのですが、、、彼は音数の多い人なのですが、1音1音がとても綺麗なので五月蠅くならないです。ターナーの後ろで弾いてるフレーズとかめちゃ美しいな。。と、終演。熱いけどべたべたの汗ではなく、すかっと爽やかな汗。(爆)夏バテしてても、大丈夫。(笑)熱さの中に、凛とした品格を感じる(死語かな?)一枚でござった。1.Suite Prologue 2.Suite Part I 3.Suite Part II 4.Suite Part III 5.Suite Interlude I6.Suite Part IV 7.Suite Interlude II 8.Suite Part V 9.Flow 10. I Fall In Love To EasilyMark Turner (ts) Jeremy Pelt (tp) Baptiste Trotignon (p) Matt Penman (b) except on #10Eric Harland (ds) except on #10Thomas Bramerie (b) on #10Franck Agulhon (ds) on #10で、これって、前に途中まで書きかけたのですが、なんだか、タイミングがわるくて投げ出してアルバムですが、一気に掻き揚げてみました。彼のサイトで、音が聴けるみたいです。Baptiste Trotigno Website試してみなはれ。さて、休日は皆さま何をなさいますか?わたしは地元の無料のイヴェント、万代ジャズフェスには行けませんが、きっと、お家で宴会モードでっす。って、実は昨日もプチ宴会でした。んじゃ、退散♪
2010年08月07日
「嫌いなものを食べないでいると美味しいものが逃げていくよ。。」小さな頃から祖父に耳元で言い続けられたわたし。。祖父の真意はわかりませんが、三つ子の魂百までも、って感じですり込まれてます。わたしは、幼稚園から小学校高学年まで祖父母に預けられて居たので、祖父にしつけられたって、いってもいいのだ。って、今はその反動で、、こんなんなってますが。(爆)人前で泣くな、っていうのも、あったな。ご飯の時TVみるな、とか、、漫画読むな、とか。。なんか、時代錯誤。。あんまり、いい教育ではなかった気もしますが。。でも、刷り込みっておそろしいもので、気がつくとなんとなく祖父の教えが生きてたりします。祖父が亡くなって、父母と暮らしはじめたときに、そのギャップに夕陽丘の気持ちになってた事がありました。(爆)このアルバムは、大好きなビルスチュさま&コリーさま、しかもワンホーンって、、わたし的黄金トライアングル(この2人がホーンを煽ったら絶対面白い)なので、発売前からわくわくして待ってました。リーダーのThomas Savyは、フランスのマルチ奏者です。でも、ここではバスクラだけを吹いてる!珍しいよねぇ。彼の事は晴れジャズのアーティさまや雨ジャズのクリスさまがブログに詳しくのせてますのでご参考に!リンク先には、ドンドンデリバリーされて、わたしがとっても信用して皆さま達が絶賛モードで、、もう、今か今かと首を長くして、、届いたときには、バリバリ表のダンボール破ってしまった。(って、がさつなんですよ、、)最初の音を聴いて、やったぁ!って思ったのです。しかも、思った通り、1曲目のビルスチュ&コリーのプッシュから、ものすげぇ、かっこいいのだ。ところが、、、なんだか、わたしの頭の中にドルフィーが浮かびはじめちゃって、、(小さな声、、ドルフィーってちと苦手。)とりあえず、何回か聴いておあずけに。で、少し間明けて、まずはiPodで、、。不思議と一回目ほどのアレルギーはない。あれって、なんだったんだろう。。つう事で、暫く。iPodで聴くことにしました。最初に聴いてから一ヶ月。明日から我が家も連休体制。びっしっとこの盤ブログにあげて、のんびり休日に突入したいなぁ、って、事です。8曲がオリジナル。エリントン&コルトレーン曲で全10曲!幕開けは、時の掲示のようなビルスチュの音で始まる。幽玄なムードを持ったバスクラのテンションがドンドン上がって行く過程の、ビルスチュのダイナミックデ大胆なドラムがもの凄く素敵。一転、アップテンポでうねうね吹きまくるIgnition。コリーのタイトでしっかりしたベースに支えられ、ビルスチュのドラムは既に全開。ここまでプッシュされたら、演奏だってスリリングにならないわけはない。真ん中あたりからの2人のコール&レスポンスはドキドキモン。 Atlantique Nordも4ビート。コリーのソロもいいんだけど、ビルスチュの切れ味はなんか、すごいのだ。もの凄い集中力って、いうか、途中から拍子が変わって攻めの体制で最後までスリリング。 E & L は、コリーが活躍するちょっとしゃれた感じの曲。力強く、はっきりしたピチカートソロもバスクラとの併走部分もビターで硬派で好きだなぁ。My Big Appleもアップテンポの4ビート。三位一体で生み出す疾走感。すげぇ、気持ちいい。特にバース交換やドラムソロで絶好調なビルスチュ。いや、すごいです。どうなんでしょう、、これ、ドラマーにもお勧めのアルバムですです。ハイ。緩急の緩でゆったりゆったりしStones。エキゾチックなムードの曲で石ころ?ってタイトルも不思議。石の心はなんでしょう?たんたんと進行していくのですが、まったく退屈な時間はなく、ザビーの自由度の高い演奏、志にドンドンと引き込まれます。静かだけど、ハードボイルドなんだなぁ。Ballade de Stephen Edwardは、即興中心のかなり緊張度の高い演奏。と、いってもサビーのバスクラはとても歌ってるので、取っつきにくい感じではありません。エリントン曲でCome Sunday。シットリしたバラード仕立てなのですが、テンポルバートをうまく取り入れて味のある演奏。もう一つの他人名義の曲Lonnie’s Lamentに挟まったオリジナルはL & E。コルトレーン信者らしいブルース臭さのないブルース曲。終演は楽しみにしてたLonnie’s Lament。コルトレーンオリジナルのこのメランコリックな曲は大好きな曲でもありまして、とても楽しみでした。バラードの鉄則、とにかくゆったりと構えて、メロディをしっかり丁寧に聴かせる。合格!最初にはっきり釘さして、あとは自分の意志をはっきり伝える。後半はかなりテンションの上がった気合いある、、いや、気骨ある演奏になり、終演に向かってはサビーに尊敬すら覚える演奏でした。とても、感動的な気分が残る素晴らしい作品です。生活の中にとけ込む音楽ではない気がしますが、時々コルトレーンで日常生活から非日常生活へ没頭するように、音楽と向き合えるアルバムかな。バスクラ好きはもちろんですけど、、ドラムが圧巻なので、ドラム好きにも是非♪「すずっく、、嫌いなものを食べないでいると美味しいものが逃げていくよ。。」ハイッ!1. Part 1 - Ouverture 2. Part 2 - Ignition 3. Part 3 - Atlantique Nord4. Part 4 - E & L 5. Part 5 - My Big Apple 6. Part 6 - Stones7. Part 7 - Ballade de Stephen Edward8. Come Sunday9. Part 8 - L & E10. Lonnie’s LamentThomas Savy (bcl)Scott Colley (b)Bill Stewart (ds)連休だねぇ。何処かにお出かけしますか?我が家には只今、、剣岳?あたりを登ってるヤツがおります。(^_^);;下山が3日なので、その間はちゃんと家にいないとね。。天気よいといいけど。雨ジャズのクリスさまは、ご家族でグァムへ。イタリアの女神さまは、イタリアで音楽三昧のようです。いいな、いいな。わたしは、この時期、ホームセンターの園芸の場所って、、おそろしい。皆さまが、中古をつい買ってしまうように、、つい、、トマトの苗なんて買ってしまうから。イングリッシュガーデンにハーブコーナーは許せるけど、、トマトはねぇ。。って、とっても便利なので、是非皆さまもお試しあれ。ベランダでもオッケイな品種も沢山ありますからね。引き続き、、楽しい連休を!んじゃ。退散♪
2010年05月01日
夜中には風が吹き荒れたかと思うと、暖かかった空気がいきなり冷たくなったり。。なんだか、ネコの目のようにくるくるとお天気がが変わります。ぼんやりしてたくても、風邪ひいて鼻水でちゃったら、、ぼんやりもできないッス。あぁ。。寒っ。ジャズの世界に兄弟で演奏している人達は沢山います。ジャズって音楽は家庭環境なんかもかなり影響したりするので、兄弟で演奏家になってしまうのもありですネ。でもって、嫌でも持ってる血からくる阿吽の呼吸。しかーーも、フランスのムタン兄弟は、双子なんですよ。お腹の中から一緒の環境なわけです。その阿吽たるや半端じゃない。ハイ。しかーも、リズムのキーポイント、ドラムとベースって、考えただけでもおそろしいでしょ?現在は、そこに、プリズムのベスマン、フロントにがっつりとマギッツアでMoutin Reunion Quartet!兄フランソワが5曲、弟ルイが2曲、兄弟仲良く1曲、そして、今回の兄弟デュオはモンクメドレーでっす。いけッ!噂には聞いていたんだけど(爆)、Sold Answersが始まってびっくり。ベースのワランソはウッドベースなのですが、サウンドは非常にウェザーリポートを意識したもの。弟の繊細なスティック使い、兄のかっこいいベース、そして、ベスマンのキーボードが頭を痺れさせる。Depths Lightは兄弟名義。ちょっと切ないメロディラインを持つメロウなバラード。雰囲気的にはA Remark You Made調、冒頭の遠く夢からのそっと近づいてくる感じはDream Clockに似てる。でも、なんとなく、マギッツアのバラードの歌心はブレッカーぽく感じてしまうわたしだったりして。Momentumは、変拍子好きなムタンご兄弟らしいリズムチェンジ?も入ったトリッキーな曲なのですが、後半、短いヴォーカルが入って(たぶん、ベスマン)って、ヤッパリウェザーかな。(爆)このバンドのお決まり、双子の威力を見せつけるお時間です。ベースとドラムのデュオ。一見、地味そうに聞こえる組み合わせなのですが、それはこの兄弟ですからホント息もぴったりな楽しいお時間です。互いの演奏を聴いて反応する、って、感じを遙かに超えた関係で何がでるのかわかっていて演奏してるくらいな感じ。Mr N.R.も複雑な拍子使いなのですが、そういうことに関係ないようにたんたんと吹き上げるマギッツア。ベスマンのエレピが無機質に響いてかっこいいナ。と、ここから兄フランソワの曲が4曲続きます。フランソワの高速パッセージのベースソロとベスマンのピアノが美しく響くバラードBlessed And Cursed。マギッツアの歌心あるソロとベスマンの躍動感あるピアノが堪能できるClinton Parkview。この人達、テンポとかリズムとか本当に自在に操って楽しそう。Forgotten Feelingsは現代感覚あふれた演奏。Quiet Forceのモーダルでスィンギーな感じ。気がつけば終了。前半のウェザーモードはなんだったんでしょう。なんか、、その感じが強烈に残ってるせいか、ポップな感じのアルバムみたいな気がするんだけど。。でも、後半結構しまっていた気がします。すげぇ人達はなにやって、すごいけど、余裕。。って、感じ大。1. Sold Answers 2. Depths Light 3. Momentum4. Monk’s Medley 5. Mr N.R. 6. Blessed And Cursed7. Clinton Parkview 8. Forgotten Feelings9. Quiet ForceFrancois Moutin (b)Louis Moutin (ds)Pierre de Bethmann (p, key,vo)Rick Margitza (ts)今日は、古町にお出かけしました。と、スワンさんによった。もうすぐ、ジャズストのタイムスケジュール上がりますよ、楽しみにしてね!って、言われちゃった!う~~ん、それはねぇ。。街中駆けめぐりたいけど。。。。。。。その足で、A7も行ってみたけど、開店前だったよーです。風が強くて、こまったこまった。。んじゃ、退散♪追記 とりあえず、情報として。 何故に、前半3曲、ウェザーリポートにソックリなんだ、って、話題があって、、 ザビヌルへの追悼か?って話が出たんだけど、、彼が亡くなったのは2007なんです。 間があき過ぎなんだけど、、前回のMoutin Reunion Quartet、「Sharp Turns」は2007年リリース。 ただし、ザビヌルが亡くなる前の録音だったのです。そして、Moutin Reunion Quartetととしては、、 去年このアルバム録音したんだな。。とりあえず、なんとなく納得。(爆) 追悼、、っていうか、、敬意を表したのかもです。ハイ。
2010年04月14日
欧州ジャズのイメージは何でしょう?哀愁、内省、静寂、クラシカル、、「哀愁漂う」なんていうのがキーワードだったりしますよね?実際にわたしもそこにも惹かれているわけなのですが、当然全部がそんなわけなくて、ホット&ホットな演奏もあるんじジャイ。ニコラフォメルはフランスのトランペッター。彼の巧さをフランスジャズの達人アーティさまが褒めちぎっていて、クリスさまも彼が参加してるビッグバンド共々お気に入り、って事で、わたしはブログにあげてないけど三枚仕入れてます。最初に仕入れた間の抜けた(クリスさまが言ったんだい)イラストの「」がお気に入りっす。硬派で演奏的には隙の無い人なのですが、不思議と間に心の投影を感じたりして、、それがなんとなくお洒落。この人の場合、作曲もするんですが、それがなかなか私好みな作品が多いのです。で、8曲中6曲が彼のオリジナル、あとはミンツァーとファラオの作品って、ことでぇ、、楽しみにしてました!パリのジャズクラブでのライブを録音したもので、1,2,3,5,6,8はニコラのバンドにミンツァーがゲスト、って感じで、しかーーもアントニオファラオが特別ゲストでピアノを弾いている!そして、4,7はミンツァーのバンドにニコラがゲスト、って、、感じ。ボブミンツァーって言えば、イエロージャケッツだけど、、最近はハードにブロウしまくってる印象が薄かったりするのですが、、去年だったかなぁ、、ミンツァーをライブで聴いた人がその清く正しいテナーップリに感動してたけど。。そして、ファラオさま!といえば、、デビュー当時は、モードの鬼、パーカッシブで硬質スピード感溢れる弾きまくりでエンヤや澤野のアルバムで日本のジャズファンを圧巻したのですが、最近は叙情豊かな路線を全面的に打ち出していて、、私のお気に入りにアルバムも何枚かでてたりするのです。って、買うときにはファラオがいるのわかってなかったけど。(爆)これが予想に反して。。オープナーであるOff the beaten tracksからめちゃ熱い。クラブシーンでも使えそうな(って、くらぶつうところに行ったこと無いのだ、、ちなみに昔のディスコってのも無いっ!)リズムにのったお洒落なサウンドなんだけど。。。その疾走感、力強さで一気に惹きつけます。で、一番バッターミンツァーが躍り出る。いきなり振り切れちゃう気合いの入ったソロでこのアルバムの方向性がわかる。途中テンポを自在に操りながらグイグイと吹きまくるミンツァーかっこよし。続くニコラもビターでシリアスな感じのソロなのですが、息切れをまったく感じない長尺のソロ。イェ~~イ、これもめちゃかっこいい。その後ろでベースとドラムがガシガシ煽ります。そして、音の隙間をピアノがセンスよく埋める。フロント2人の熱い闘志にメンバーも方向にまったくブレが無い。9分間リズミカルだけど、テンションの高い演奏。で、いけいけでお洒落なノリはそのまんまにFun blues。自由奔放なニコラのソロは天真爛漫な感じ。抽象的なんだけどダンサンブルなソロのミンツァー。その抽象的な雰囲気を引き継ぎながら次第に饒舌でパーカッシヴな世界に持って行くピアノ。。その指の速さ巧さにびっくりして、、名前を確認。げぇ、アントニオファラオだ。実は、情けないことにここまでピアノがファラオだと確認しなかった。いい加減なんです。すんません。3曲目Soothing spiritはゆったりしたテンポで叙情的なメロディを奏でる哀愁あるメロディ。ピアノフューチャーの曲で、多音でも美しくきれいなタッチのファラオを楽しめます。緩急つけた感じ。。4曲目はミンツァーのオリジナルBop boy。これは、ミンツァーカルテットにニコラがはいるカタチ。再び、アップテンポでミンツァーが清く正しくテナーの王道ップリを発揮。怒濤の吹きまくりでっす。もちろん、ニコラも負けちゃいません。その経歴、経験、立場からは師弟対決くらいの感じなわけなのですが、ニコラの闘志むき出しはすごいよぉ。あきらかにその場かっさらおう、、ってか、ミンツァーにターゲット絞ってる。その勢いを後半のバトルに繋げるのですが、、デヘヘ、、一瞬、理性がぶっ飛ぶミンツァー。いぇ~~い!!しっとりとしたバラード風にAbsinthe Minded。管二本はゆったりと情感タップリなメロディを繰り返しながら静かな世界に迎え入れる。ミンツァー&ニコラが重なりあう向こうで、次第にエキサイティングになっていくピアノ。後半2分、堰を切ったように鍵盤を縦横無尽に動き回ってます。。真昼の情○って、感じィ!Let's Rendez-Vous !は再び、ハードバピッシュな曲&演奏。まるで、トランペットの練習でもしているように音の階段を掛け違えていくニコラ。ハードボイルドに応えるミンツァー。熱く燃え上がるファラオ。鬼ファラオ復活。炎上ですね。2管のカッコイイユニゾン部分に戻っても抑えきれない熱さが出てますです。ハイ。再び、ミンツァーカルテットにニコラで Le chateau de Guillaumes。めちゃムーディなラテンバラード。ミンツァーのバンドのPhil Markowitzが叙情豊かなピアノを聴かせてくれます。ファラオが鬼になってしまってるので、この曲のピアノの間をうまく使った演奏にほっとしたりして。(爆)そして、ミンツァー優しいサックス。と、ここはニコラはミュートで、むせび泣く。ニコラ、徹底してるな。(笑)しかも、うまいのだなぁ。。最後は、不気味に静かに始まって一気に燃えあがって行くファラオのBlack Inside。いやいや、ニコラもミンツァーもすごいのですが、鬼ファラオがこれまたすごい。う~~ん、参加の何曲かはファラオがサウンドを支配してる感じスラするしちゃいます。バッキングとかもやっぱりうまいのだ。モードの嵐で、ホント、1秒たりとも休まない演奏は、賛否もあるんだろうけど、久しぶりだとなんだかうれしい気がしちゃう、、って、ファンって勝手だな。(爆)お洒落な街の、素敵なライブハで、、めちゃ熱い、、テンション高い演奏で汗かきましょう。アチチな一枚。(爆)花村さまには、スズックさん、こんなんも好きなの?って言われましたが、、ハイ。好きです。(きっぱり)1. Off the beaten tracks2. Fun blues3. Soothing spirit4. Bop boy5. Absinthe Minded6. Let's Rendez-Vous !7. Le chateau de Guillaumes8. Black InsideNicolas Folmer (tp)Bob Mintzer (ts)Antonio Farao (p)Jerome Regard (b)Benjamin Henocq (ds)Phil Markowitz (p #4,7)Jay Anderson (b #4,7)John Riley (ds #4,7)イタリアのマックイオナータが来日して、ライブハウスにでている。残念ながら今回も上京できない。実は、密かにお茶の水ナルのライブをねらっていたのですが、今週の頭に熱が出ちゃったので実家に帰れなかったのです。って、まぁ、予約してなかったから、無理だっただろうけど。。今回のライブハウスDuc des Lombardsは、パリのニューヨク52番街と言われる、ロンバール通りにあるらしい。穐吉敏子さまも演奏してるらしい。。近くにここを含めて4つのジャズが聴けるお店があり、パリっこも観光客も巻き込んだ楽しいライブスケジュールなんでしょうねぇ。。行ってみたいなぁ、、って、呟きたいけど、、その前に、せめて地元フラッシュでのスカンジナビアンコネクションのライブに行きたい。でも、、これが、、とある引っ越しに重なってるいるのです。うむ。。。んじゃ、退散♪
2010年03月25日
3月の真ん中、、やっと青空が広がった。黄色のビオラが輝いて見える。禍福はあざなえる縄のごとしといいますが、、2月3月は良いこと悪いことが交互にきた。でも、人生ってそんなものですよねぇ。。小さな幸せに有頂天になったり、現実に目を瞑りたくなったり、、。気がつくと、3月も半分以上過ぎちゃったなぁ。ガラス越しの外はまだまだ寒いけど、陽射しが忍び込んでくるリビングは暖かい。心の中にチクンと刺さっていた小さな棘が、レモンドロップみたいに消えてなくなりそうな気分。。だから、、コープランドはおあずけ。(笑)ソロ繋がりで、ギターソロのアルバムを引っ張りだす。去年の11月の終わりにみつけた私の王子さまの新譜。Nelson Verasは、ブラジル生まれのフランス在住のギターリスト。アルドロマーノの「インターヴィスタ」というアルバムに参加してるところから、お気に入りになったのですが、5年くらい前に出た初リーダー「Nelson Veras」は、、なんとなく、、もうちょっとぉ、、って、感じでした。今回は、ソロでブラジルの大御所ジョビン、ナシメント、シコ・ブアルキの曲、スタンダード、ジャズメン曲等比較的みんなが知ってる曲をたんたんと率いてます。13曲で42分ですから、次々と曲が現れていく感じね。日本人なら誰でも知ってる?ラテンの名曲Besame Muchoから。哀愁を漂わせながらも臭みのない洗練された情感。ミルトンナシメントのLiliaを軽快に、ジョンルイスのDjangoは威厳と品格を漂わせながら。コルトレーンのMoment's Noticeでは、短い演奏ですが速いフレーズを繰り出しながら、ジャズギターとしての凄腕をご披露。モダンにアレンジされたジョビンのWave。情感タップリに響かせるシコ・ブアルキのNao Fala Maria。ジョビンの曲が2曲、まずはアップテンポで息もつかずにTristeを弾ききって、余韻を響かせるゆったりしたCorcovadへ。コリアの名曲Windowsはリズムにのって、再びシコ・ブアルキの曲Todo O Sentimentoではサウタージたっぷりのブラジルの夕暮れ。モダンで知的なマイファニ。感情豊にシコ・ブアルキのA Ostra E O Vent。最後は、シンプルな感じだけどクールで聴き応えのあるMy Favorite Things。巧い!基本的にはテンポの速い曲では、ジャズギター独特のテクニックを行使して淀みなく弾ききる。ゆったりした演奏では、クラシカルな響きも持たせ、浮遊感も情感もある演奏。それらが緩急うまく配置されており、飽きず聴けます。ただし、ブラジルのサウタージをたっぷり期待されると肩すかしですね。ブラジルのサウタージも身体の中にあるジャズギターリスト。。って感じ。インテリジェンスたっぷりで、想像力も豊か。抑えめの感情がいろんな場面にあいそうな感じ。。1. Besame Mucho2. Lilia3.Django4.Moment's Notice5.Wave6.Nao Fala Maria7.Triste8.Corcovad9.Windows10.Todo O Sentimento11.My Funny Valentine12.A Ostra E O Vent13.My Favorite ThingsNelson Veras (Acoustic Guitar)ご本人でござる。。王子さまぁ、公開♪きゃぁ~~♪アコースティックギターとあるのですが、写真みると、エレアコとかエレガットとかいうヤツですかねぇ。今日は、駅に家族を迎えに行ってきました。三連休が始まるからかな。。ちょっと、混んでたな。連休はお出かけしますか?私は、、新潟にいまーす。んじゃ、退散♪
2010年03月19日
春になりそうなんだけどな。まだ、春にならない。今日は時々空が青いけど、お天気もあまり良くない日が続く。。しとしとしとしと降る人の心を無視するような冷たい雨は、もう嫌。。。だな。この頃、、不思議と鬱な気分になると聴きたくなるのが、メルドウの「Day is Done / Brad Mehldau Trio」。ええとねぇ。。心に闇を持たない人間なんていないでしょ。どうやって、向き合っていくか、、気づかぬふりしていくか、、人それぞれ。。深淵な底なし沼を覗いてみる人、、みない人。。沈んだ心で、遠く幼い頃の想い出をたぐり寄せるのと、、近い気分、、似た気持ちになるのがこのアルバム。メルドウもうすぐ来日するんですよねぇ。そんなメルドウと良く比べられるのが、フランスのピアニストBaptiste Trotignon。超絶系ですけど、わたくし的にはメルドウより一般うけするんじゃないかなぁ。。って、思うのですが。って、感覚はおかしいかなぁ。。(爆)十年くらい前に出した「Fluid」ってデビュー作は、話題になって、ジャケット見ると、あぁ。。って人多いと思うのねぇ。今回は、とってもニューヨークなメンバーです。しかも、しかも、話題のドラマー二人。Eric Harlandは、ロイドのアルバムで彼の絶大な信頼のあるヒギンズ亡き後のドラマーだモンネー。おまけに、最近はACTでの録音も結構あって、ラーシュダニエルソンの新作「Tarantella」にもいるんですよね。Otis Brown3は、聴いたこと無いかな。Matt Penmanも話題盤に良く登場するし。。気がつけば。。ゲストには、トムハレル迄居る始末!11曲全て彼のオリジナルです。オープナーは、内省的で洗練された音使いクールなメロディなのですが、ハーランドのドラムが縦横無尽!それと共に、トロティニョンの高速フレーズも現れて、期待に胸高まる出だしとなりました。。Samsaraは、ドラマーが代わり、ハレルとターナーが入る優しく柔らかなバラード。まるで清流が銀色の光が乱反射するような美しいバッキング&ソロでハレルとターナーがしっとりと歌いあげる悠久な世界。このドラムも繊細にサポートしています。Mon Angeは、ハーランドが多彩に攻めまくって1日のうちに四季がぐるぐる巡るように変化にとんだ展開。再び、2管そろえてのDexterはハードバピッシュな演奏。Dexter Gordonのことかなぁ。パリに住んでいたものね。。前3曲とがらりと雰囲気変わって、アルバムのアクセントになってます。先攻ハレルさま快調。。めちゃスリリングなソロではありませんが、ちょっとウィットのある感じる陽気なメロディをうけて短いけど楽しそうに演奏してるんだもん。一転、 Peaceは美しいメロディ。耽美的な響き、思索の森に迷い込んだような繊細な心持ち。。Flowは、ターナーの流暢なソロを中心にクール&ホットなピアノでスタイリュッシィなワンホーン。Blueは、ハレルとデュオ。ハレルの哀愁たっぷりのフュリューゲルのソロ。遠くを見つめるようなソロ。絡むような流れるような切ない旋律を持つピアノ。当然、わたくし的至福の時間。(キッパリ)哀愁がありながら現代的な危険な香りが漂うメロディで始まるGrey。ハーランド&ペンマンと三位一体アグレッシヴでダイナミックな展開に。一見、我を忘れたようなエキサイティングなソロのように見えるけど、予定調和の世界。。。Waitingは、ビターなテイストで、やはり彼独特の美学を感じる演奏。Red Light District。このタイトルって、、、ええと、、あれですか?な、、わけないか。。(誰か。。)疾走に次ぐ疾走。低音多めだけど躍動感に溢れた演奏。終演はその熱気をさますような静かな雰囲気のメロディを持つVibe。静かに始まり、よせて繰り返す。。次第に互いの心に共鳴し、響きあい、、やがて、、消える。このアルバム、メンバー集めた時から約束されてるような、、素晴らしい作品となりました。メルドウの「Day is Done」のように、時々、無性に聴きたくなるアルバムになる。。かなぁ。。それはねぇ、、、月日が流れてみないとわかりませんが。。ピアノ好きはもちろんですが、ドラムの好きな人も楽しいと思う。もちろん、ハレルな信者にもね。(笑)1. First Song 2. Samsara 3. Mon Ange 4. Dexter 5. Peace 6. Flow 7. Blue 8. Grey 9. Waiting 10. Red Light District 11. Vibe Baptiste Trotignon (p)Matt Penman (b except7)Eric Harland (ds 1,3,8,11)Otis Brown3 (ds, 2,4,5,6,9,10)Tom Harrell (flh 2,4,7)Mark Turner (ts 2,4,6)早く、わたくしの水仙咲かないかなァ。今年の秋には、超早咲きの球根植えよう。。月末だねぇ。。んじゃ、さっさと、、退散♪
2009年02月24日
新潟は、晴れているのに、空気の冷たい日が続いていたのですが、、今日は、、蒸し暑かったァ。湿度、、、満々。(笑)やる気、、半々。(爆)中途半端な田舎っくさい髪型なので、うなじにまとわりつく髪の毛鬱陶しい。家事をするときは、バチンとはさんで、アップにしておくのですが、、それでも、、少し、動くと汗が滲みます。ベタベタァ。。窓を開けてもぬ~るいウォータージェルみたいな風がノタノタ入ってくる。顔にぺたんとくっついて、呼吸困難になってしまいそう。。助けてぇ……。。。仕方ない、爽やか必殺アイテムの登場でっす。フランスのギターリスト、Sylvain Luc、、以前にも、「SYLVAiN LUC / TRiO SUD」を取り上げてます。好きなんだなァ☆(#^_^#)☆フランスには、ピレリラグレーン、って有名なギターいますが、たぶん、あっちより、、好き☆ジャズギターリストは、、、太ったら、、アカン。。(小さな声で。。)今回は、新譜案内のタイトルみてビックらぁ。なんと、タイトルが最近、マイ「マイナー」ブームである「Young And Fine」なのでーーす。うむ、、まぁ、、Joe Zawinul なくなりましたからねぇ。。でも、 Infant Eyes等選曲してますから、もしや、ショーターファンですか?シルヴァンリュックは、基本的には、Godinのエレアコをつかっています。Trio SUD名義では三枚目。アーティお姉様がいってましたが、 SUDは、は「南」って意味なんだって。のびのび、明るく、爽やかにィィ。彼自身は、バスク地方の出身で、民族楽器の名手でもあるのだそうですが、兄弟と出しているそちらのアルバムは聴いたことはありません。いろんな要素が解け合った、ギターリストで、あまりジャズジャズしてないのですが、要所要所で決まるジャズギターのテクニックが、やはり好きなギターにさせます。スタンダード、1曲、ジャズミュージシャンの曲3曲、スティービーワンダーの曲1、ベースの曲4、ドラムの曲1、本人3で、全13曲。1曲目、浮遊感あるメロディに、疾走感あるリュックの演奏がギターファンには絶対たまらないと思う。しかし、ジャズギターのテクニックは完璧だけど、やっぱり、何処か、お洒落なセンスに溢れていて、それがサウンドに羽根を、。。。続く、2曲目も光と影を感じる。エスプリの効いた明るく饒舌なリュックのおしゃべりが楽しめます。スタンダードのDarn That Dreams。歌心たっぷり。彼のギターはどんなときにも、ギターの向こうから唄が聞こえてきそうなほどメロディアスなライン。そのあとに続く曲が、スティビーワンダーのSweetest Somebody I Know、って言うのも彼らしいカモ。これ、「A Time 2 Love」って、比較的新しい(2005)アルバムの2曲目に入ってます。これね最後はこどもの声で終わるんだけど、ジャズファンクな感じのブラアジリンテイストを感じるスウィートな曲。(ナンダ、ソリャ)スウィートなメロディだけ残して、全く違う曲に変身。5曲目、 Messageは、シンプルにシングルノート中心な静かな心にしみ入る演奏。チェカリ先生の軽いドラミングで始まる、ガレスピーの名曲、 Con Almaも素晴らしい。やっぱリ、先生のスティックさばきは素晴らしい。ボサリズムに乗せて、揺れるInfant Eyesにも、しびれる。イェ~イ♪夏だねぇ。。チェカリ先生のドラミングで始まるAvenue Des Diables Bluesはモチロン先生の曲。ギターとベースが入ってスリリングに展開していきますが、静と動が交互に来る不思議な曲。そして、お待ちかねYoung And Fine!タイトル通り、ウェザーのように明るく、元気に、「ピチピチ」とぉ。(爆)イヤ、素晴らしいっす。ヤッパリ、この曲、ベースもドラムも張り切りまァす。デ、、おぉ、最後はヤッパリそう来るかぁ。(爆)思索的なRenaissance、、スリリングでシリアズナFrench Brothers、オーバーダヴで賑やかなImperfect Tuneと続き。。最後は、ジプシーの哀愁たっぷりに、Magnificent Marcel。スキャットも入って、ヒェ~かっこいい。この演奏とか聴きますと、やっぱり、お国、風土が演奏にでてますよネ。涼やかに終演!夏ばて防止に♪でも、夕方になったら、涼しくなってきたァ・・。ギター好きには絶対のオススメ。そして、、夏を楽しみたい人にもネ。1 Song For My Twins2 Sylvain Shadows3 Darn That Dreams4 Sweetest Somebody I Know5 Message6 Con Alma7 Infant Eyes8 Avenue Des Diables Blues9 Young And Fine10 Renaissance11 French Brothers12 Imperfect Tune13 Magnificent MarcelSylvain Luc (g) Jean-Marc Jafet (b) Andre Ceccarelli (ds)しかし、ここのところ、七年ぶりとか、八年ぶりとか。。何故か、多い。・・・勘弁して下さいませ。(爆)次回リリースの時には、ほんと、どうなっているやら。。
2008年06月20日
春一番が吹いたそうですが、新潟は先週末は大荒れのお天気。強風が吹き、結構雪も降りました。19日は雨水でしたから、暦の上ではそろそろ春なのに。立春→雨水→啓蟄、、そして、春分となるのです。。よね。「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」関東のお庭にはすでに「水仙」なんて咲いて、早春の香りをただよわせてるようですが、新潟は今年も雪が少なかったといえ、まだまだ、庭にお花は少ないのね。それでも、ちょっと注意してみると、力強く、、虎視眈々と春の準備をしている自然界を感じることはできます。特に雪国の春は一気に訪れるので、草木は一斉に準備にはいるわけです。見た目にはまだまだ寒々とした木々も、、大地も一ヶ月後。。には、、お楽しみ、お楽しみ。。寒さや積雪にめげずに春を待つ草木のように、、精神的にも身体も、、力強くなりたいものです。。しかも、冬は沈滞ムードになりがちな私も、今年は冬のジャズストで萌、、じゃねぇ、、燃えたので、暖かな気持ちで春を待てそうです。去年仕入れたこのアルバム。ジャケットにサボテンの絵、、、写真がまぎれてるのねぇ。そう、タイトルのCactus Dance、、Cactusって、サボテンらしいのですけど。。このアルバムを仕入れたのは、フランスのベテランピアニストであるManuel Rochemanが好きだったとか、なんとか、、ではぁ、、無い。(きっぱり)ベースとドラムのメンバー買い。特にベース☆大好きなスコットコリーと、、アントニォォがトリオのメンバーだから。実は、このピアニストはピアノファンや、フランスファンには有名な方らしいのですが、私は意識して聴いたのはこのアルバムが初めて。(お恥ずかしいこってぇ)時々、私の事をマニアとかオタクとか仰る方がいますけど、興味範囲意外はホントボロボロです。そもそも、好きなミュージシャンでもコンプリ目指した事がないのはマニアでオタクでも無い、、って、根拠無い確かな証拠。(爆)で、確かに検索すると有名な方々のアルバムに参加されてるし、ご自身のリーダー作も沢山あるのです。。やっぱり、世界は広い。。。ね。2006年にパリではなく、ニューヨークのスタジオで録音されたアルバムです。12曲中、オリジナルが5曲、キース、エヴァンスが1曲づつ、トニーニョオルタ1曲、ポールサイモン1曲、スタンダード3曲。。まずは、オリジナル曲から。キースとエヴァンスが好きで欧州、とぉ、、想耽美系でリリカルなタッチで、、みたいに勝手な想像してましたが、かなり手数も多く鍵盤を走り回るアップテンポでノリノリなかなり力強いタッチ。変拍子でビターでカッコイイ。スコットコリーのぐぃぐぃ引っ張るベースににんまり。行けっ。お馴染みエヴァンスの秀盤からの1曲。静かにピアノソロでエヴァンスをリスペクトした感じで始まりますが、次第に熱を帯びていき、途中、エレピになり、また、ピアノの戻ります。これをしてるのはこの曲だけなので、エヴァンスを意識しての事とおもいますが。熱が入ってきたところで、エレピになるのでそれはそれで感情表現の一つとして捉えることもできますが。。さほど必然性はかんじなかったりして。。m(__)mで、オリジナルが2曲つづきます。オリジナルは一ひねり二ひねりした感じの曲が多く、さすが、フランス人、一筋縄ではいかない気がします。タイトル曲も執拗にリフが繰り返され、こういう執拗さはキースに通じたりするのかもねぇ。サボテン踊り、ってタイトルとはおもえない暗さをもった、でも結構キャッチーなメロディ(笑)しかし、この人、左手と右手が本当の意味での「別人格」エヴァンスかキースぽい感じかななんて思って買うと手放したくなるかも。この二人のロマンティシズムというより、二人が耽美的な面と一緒にもってる「えぐさ」ここに通じるきがします。どちらかというとパーカッシブで饒舌シリアス。特にその右手は止まってることができないのか?って、くらい動き続けてる。それに較べると、左手はバッキングに徹してる感じに聞こえてしまうくらい。そして、キースのオリジナルSo Tender。これは比較的にストレートにロマンティシズムが現れた感じの演奏だとおもいますが。。微かに残る乙女心がぁ。。キュンとしちゃいます。コリーのソロはやはりカッコイイ。でも、なんとなくベースの音が後ろ気味なきがする。トニーニョオルタのToninho Hortaでパットメセニーが弾きまくってる曲がPrato Feito。疾走感ある演奏。しかし、硬質なピアノだよねぇ。エヴァンスのオリジナルComrade Conrad。叙情的な美しいメロディなのですが、甘さに流されることなくアグレッシブに、でも情感もこもった演奏。ポールサイモンのI do it for your love。。。何故にポールサイモンの曲、って思う?エヴァンスの愛想曲だから。Affinity、パリコンサートでアルバムの冒頭を飾る後期のエヴァンスのお気に入り。と、いって、エヴァンスちっくかといば、やはり答えはノーでしょうねぇ。ここまで曲が揃うとエヴァンスが好きなことに間違いはないのでしょうが、スタイルはパーカッシブで饒舌、音はクリアで硬質。再びリジナルが2曲。やはり、流暢な右手のフレーズに耳がいく2曲。ワルツの10曲目もかなり情熱的な演奏。そして、7/4と4/4でI love you。最後まで、テンション高く力強い演奏でした。一枚72分弱。あちらの体力も相当ですが、、こちらも体力無くして聴き通せないアルバムかも。春を待つ雪国の女は強いのよぉ。。。春をじっと待つあなたに♪1. Aulnay Blue 2. You must believe in spring 3. Batida de Coco 4. Cactus Dance 5. So Tender 6. Prato Feito 7. Comrade Conrad 8. I do it for your love 9. El Mosquito 10. Waltz for Marianne 11. I love you 7/4 version 12. I love you 4/4 version Manuel Rocheman (p,el-p)Antonio Sanchez (ds)Scott Colley (b)じっと、耐える雪国の女。。私。。では、、なく、、雪に埋もれたクリスマスローズ。。できあがったアルバムに、あぁだこうだ、、言っても仕方ないのですが。。できたら、曲を10曲以内に納めるとより良かったかも。本当に私の勝手な言い分なのですが、オリジナルでない曲は全て好きなので、オリジナル2曲減らして、2ヴァージョンある、あなたが好き☆も一つにすると嬉しいかも。が、しかし、これが彼の出した答えなので真摯に聴きましたけど。。今日も長くなりました。。けど。。月末ですけど。。いろいろ、話題はあるのですけど、、これで、、退散♪あ、サボテンといえば、、好きな絵本で、「おどるサボテン/川端誠」って、、あったわねぇ。。
2008年02月26日
秋の夕陽は綺麗だけど、すとん、とおちますね。。。あっけないわ。好きな秋もあっとうまに終わりますね。そして、駆け足して、、冬になってしまうのです。11月も、半ばになると、、少し、気持ちがざわついてくるものです。毎年、この時季、、憂鬱になってしまうのですが、、それでも、薄くなった陽にすけるブナの葉の茶色の美しさに思わずため息。晩秋の色ですねぇ。。日本海の冬独特の大荒れのお天気の日に用事があって、万代島にでかけました。用事の前に、友達とスタバランチのお約束とったのですが、そのビルにはHMVがあるのです。。。。ランチが終わって、、、なぜか、、HMVに居る、、私。目新しい、、クリスマスアルバムも、、ないよなぁ。。ニューリリースの棚に「Aria / Bebo Ferra & Paolino Dalla Porta」の日本盤があるのを大変嬉しく横目でみながらも、、(偉いぞ、HMV新潟ジャズ担当者殿)欲しいアルバムは見つからず、見あたらず、、、なんとなく手にとったのは、随分前にリンク先で話題になっていて、購入を迷っていたこのアルバムです。Jean-Pierre Como入りのフランスのベーシストの澤野のSKETCHシリーズからのリリース。最近、なぜか。。澤野の新譜を購入してない私ですが、つい、手にとってお会計でございました。以前から皆さんのお薦めだった、コモ初体験っす。Pierre-Stephane Michelは、フランスのベーシストだそうです。澤野から既にピアノトリオで二枚アルバムをだしており、今回はピアノをJean-Pierre Comoにかえてのリリースです。クレジットされてる曲10曲、All The Things You Areを除いて他は彼のオリジナル。オリジナル、なかなか、よかったですよ。4ビート主体の、ロマンティックで美しいメロディ、自然や風景が見えるというより、、絵画を眺めるようなイメージの曲が多いきがしました。わぁ、いかにも~、って感じの出だしで、ちょっと、びびったのですが、ベースソロが終わるあたりから、3人でぐぃぐぃと引っ張っていく演奏からピアノの表情の豊かさが嬉しくなる。時折はいる、スピード感溢れるフレーズと叙情豊かな艶っぽさ自然と同居してるピアノ。2曲目は、「革命前夜」みたいな、面白いテーマにつづくのは、超速いテンポで流れるように弾くピアノ、ベースのソロも聴き応え有り、短いけどスリリングで緊密度の高い演奏。このトリオのレベルの高さと相性の良さをひしひしと感じるのではないでしょうか?目にもとまらぬ速さで疾走するピアノなのですが、無機質な感じはせず、続く、、ロマンティックな3曲目にすんなりつながってしまいました。哀愁も含んだ優しさと、シンプルさにおもわず、うっとり♪4曲目、フレーズを重ね、積み上げていく、、美しさの中、次第にスピード感が増していくピアノのエモーショナルな演奏かっこいい。速くても、優雅。ベースソロの後の揺れ動く振り子のような、、演奏が気持ちいい。。。フォークロアな雰囲気の素朴さをもった5曲目もいいな。再び、優雅で洗練されたムードが満載の6曲目。冴え渡るコモの指の動き。。しっかりしたベースラインにのって、切れ味のよいフレーズがよどみなく続く。少し影のある雰囲気の曲を挟んで、8曲目はお馴染みのAll The Things You Are 。スタンダードといえ、ヨーロッパ色の味付けで、オリジナルの中にぽんと紛れてもなんの違和感もなし。されど、原曲のおもしろさもきちんととどめており、インテリジェンスの高さ感じてしまう演奏です。情熱をぐっと隠して、音数抑えめの9曲目のバラードも綺麗です。繊細で気品のある音選び。優雅。。優雅なのですねぇ。。コモって。ちょっと、エキゾチックな味わいのあるタンゴっぽいメロディがキャッチーな10曲目。終わったのかなぁ。。。って、思ってると、、王子様が迎えに来ますので、、(笑)あわてて、、切らないようにね。端正で洗練されたヨーロッパピアのトリオでした。リリカルで、ロマンチシズムがたっぷりなんだけど、凛とした気高さも漂ようのですね。緊張感やスリリングな感じもあじわえるし、全体に、曲調や曲順などもよく考えられてるし、ヨーロッパの優雅な、、気品ある、、といっても、コモはスピード感溢れるフレーズを次々と繰り出すタイプですので、静寂系は駄目、って人にも全然オッケイだとおもいまーーす。やっぱり、困ったら、、澤野かな。(笑)あ、ベース(^_^);ヨーロッパのベースらしく、クラシックの基礎を持ち、お洒落な繊細な音楽的なセンスがいっぱいで、自分を表現していくことに努力しているベースでした。でも、決してでしゃばりではありませんので、ご安心を。1,Chapo-Bas 2,L'occitane 3,Haute-Fidelite 4,Stella Maris 5,Chateau D'argol 6,Rayon Vert 7,Axel 8,All The Things You Are 9,Volte Face 10,14 Quai De La Quarantaine & Secret TrackPierre-Stephane Michel (B)Jean-Pierre Como (P) Frederic Delestre (Ds) どうやら、、コモは、ここではかなり、、よそゆきしているらしい。まぁ、それでも私的にはかなり興味がしんしんなピアノの仲間入りしちゃったのですが。。当初の目的だった、「storia…」をやはり手に入れてみたいという、、欲望が、、、ふつふつと。。。。moguさ~ん、、やっぱり、ただでは、、かえれなかったよぉ。しかも、、moguさんに返すアルバムすっかりわすれちゃったんだよね~。また、今度ね。m(__)m
2006年11月13日
Michel Portalは、以前に、「Blow Up / Galliano - Portal」のアルバムを紹介したことがあります。ライブで観ると一見互いの間には、何もきめごとの無い即興の世界のようにみえて、実はかなり周到に計算づくめの世界なんだろうな、、って感じ。演奏にヤンヤヤンヤで興奮する客席までも、想定の範囲なんだろうな、って、おもったりもしたへそ曲がりすずっくであった。でも、誤解無く、、たとえ、なんであってもこに凄さ、、このデュオ、やはり聴いたときの興奮は今でもわすれらない。すげかった。。そんなポルタルには、ちょいとアヴァンギャルドなバンドリーダーの顔もあって、、個人的には、情緒たっぷりな後ろ髪ひかれ隊な世界から「ぶっとびたい時」に選び出してきます。今日は、オラシオさんの影響で選盤したけど。。。まぁ、、タイムリーかも。。おフランスのミュージシャン流「強面」(愛国心も芸術魂も強く楽器を熟知しており、枠にはめられるのが大嫌い、曖昧な言葉や音楽でその場を紛らわすことなんて、大きら~~い、ってかんじ、芯が通りまくり。。)でもある彼が選び出してくるメンバーはその時々に旬でかっこいい。自分の嗅覚に忠実。特におフランス系のメンバーは、肝いりかっこいいメンツです。その彼が主催してるバンドは、言葉は悪いのですが決してアメリカに媚びを売らず、ジャズというカテゴリーにも縛られず、まさに「自由の女神」の精神!(ホントか?)だけど、なぜかジャズのもつ魅力をたっぷり抱え込んだ、アルバムです。六曲収納されてるのですが、当然ジャズスタンダードなど一曲もなく、一曲だけパーカッションやキーボードで参加してるMino Cineluの曲がはいってます。参加メンバーも、なかなか豪華で、ポルタルが全曲参加は当然なのですが、曲によってメンバーが適材適所にいれかわり、まさにポルタル軍団怒濤の攻め体制。攻撃は最大の防御なり。。スリルと緊張感が連続するアルバムです。豪華なメンバーなのですが、ゲスト参加的なメンバー配置という感じではなく、ポルタルの曲のイメージ、アレンジに一番びびっど、くるメンバーを配膳する感じでしょうかねぇ。。一曲目から解説不能なかっこよさ。全曲、無国籍つうか見事に美しくいろいろなものを取り込んでる作品がつづくのですが、、インアド出身のパーカッション奏者、Trilok Gurtu参加の3曲の中の一曲なのですが、民族色の濃い伝統的な音楽エッセンスと現代的なエレクトリックなサウンドが解け合った、面白いサウンドになっていて、マイダーリンNguyen Leも独自の個性で良い味付けになっております。ほんと、5曲の中で、この曲が一番彼にあってる。な~んとなく、不穏に響くポルタルのバスクラではじまるToccata。充分な間をもって、不気味に煽るTrilok Gurtu。う~ん、いきなりくるんですよねぇ!Didier Lockwood。ちょっとづつ、ちょっとづつ、、メンバー全員が互いの美味しいやばい部分を刺激しながら、きづくと総攻撃の体制です。後半再び舞い降りた怪鳥Didier Lockwoodのすさまじさには、たじろく事請け合い。タイトル曲は、クールに洗練されたポルタルの持ち替えたソプラノサックスもフリーキィにうねってます。Marc Ducretがちょっと毒っけのある彼らしいギターを聴かせテクれっるんだけど、もっと、聴きたいかな~。ちょっと、雰囲気の変わる2曲はMino Cineluが参加。一曲目はかれのヴォーカルもはいった脳天気な雰囲気の中にもシリアスな場面がかくし味。次曲もカラフルな明るさを持ちながら、やっぱり、きづけばシリアスに凌ぎあうスリリングな展開。最後は、Michel Portal、Kenny Wheeler、Yves Robertの三管にJenny Clark、Daniel Humair、そして、Andy Emlerというう、これぞ、ユーロ的ホーンアレンジの極地。ユニゾンでばっちりきめてても、すごく自由な大きな空間が広がる。Kenny Wheelerのソロかっこよすぎ!しかし、当然ながらこのアルバムの主役はポルタル。バスクラの魅力はもちろんなのですが、確かな技術に裏付けられた表現力の豊かさ、鋭き突っ込み、反応、、インタープレイ、全体を把握する力、ホント、恐いもの知らずな発言を続けるだけあるよなぁ~、って感じです。どんなアルバム?ってきかれたら、迷わず「かっこいいアルバム」ってこたえます。ゾクゾクするぜぇ。1. Sons Meles2. Toccata 3. Any Way4. Octaver5. James6. IntranquiloMichel Portal、、他、沢山m(__)mたぶん、Label Bleuの真髄かとぉ。(ホントか?)あて、詳しい音楽的な事は、マイリンク先オラシオさまの記事をごらんください。意味不明な私(T_T)の言ってることが、きちんとかかれております。はい。
2006年08月03日
毎日が暑い。。。夏だから当たり前。。。。でも、暑いぃ。ちょっと、前にNguyen Leのことを書きました。簡単に持ってるアルバムかきましたが、今日は最近一番のお気に入りのBakidaでございます。最新作もいいのですが、ここの所、夏ばて気味な頭と心に、超染みいっているのがこのバキダ?なのであります。彼には3 Triosと言う、三つの異なるリズムセクションとのアルバムがありまして、それぞれのイメージから、silk,silver,sandと名付けられていますが、その中のsandと言うトリオにゲストを迎えた形でアルバムが構成されています。何度も書いていますが、ベトナムを中心にアジアンテイスト、そして、いろんな音楽を融合させたような意味不明の音楽です、その国籍不明、意味不明、だけど、一度聴いたら忘れられないメロディを、これまた、がんとして自分と自国を主張してるゲストを迎えて、一見ゴッタニ風、世界丸ごとザ・ワールド、って感じのあるばむです。有名所では、クリスポッターはでてくると、もう、アメリカの臭いぷんぷんするし、フレズは、いつものように陰影あるイタリアの伊達男だし。。。でも、みごとにNguyen Leの世界にはまってるのです。で、私はそれだから好き、っていうのでなくて。。。「美しい」から好きです。はい。それだけ。五弦ウッド・ベースのRenaud Garcia-Fonsの弓弾きは、身をよじるような切なさがあって、いつも聴き惚れてしまいます。アルバムは二曲をのぞいてNguyen Leのオリジナル。とにかく個性的。一曲目からフランス人のマリンバ、トルコ人のNey Fluteといったゲストを有効につかってNguyen Leの世界への招待状!続いて中近東&ヴェトナム的メロディから、テンポ変わっていきなり割ってはいるのは、いかにもアメリカンなクリスポッター。このミスマッチな感じが非常に脳内革命。ポッターの乗り乗りな演奏が、妙にかっこいい。エレベ参加の3曲目をはさんで、哀愁漂うメロディ、タイトル曲Bakida。ぴ~~~ん、と放った一音で、背中の悲哀を表現しちゃう素敵な演奏。お気に入りです。はい。再びポッターがはりり、タブラが入って、現実感あふれる世界に。と、思うとフォンスの弓引きと、叙情豊かなメロディでノックアウトだった、Noche Y Luzで、再び夢の世界を浮遊します。Nguyen Leの美しさに呼応するような、エモーショナルなフォンスの弓弾きがあるこの曲は、何度聴いても飽きることがありません。続いて、ギター弾きまくりなロックなお兄さまとなり、不思議なメロディの8曲めでもエレベを有効活用して飛んだ世界をつくっています。9曲目はこのアルバム一番のヴェトナム度高い演奏。なぜか、参加してるフレズがいい味だしてます。頭では絶対融合しないはずなのに、もう。。。違和感なく!フレズのフレーズは恐ろしく洗練されていてかっこいいです。この中で演奏して自分を見失わないフレズに、拍手喝采でございます。スピードアップしていく後半もNguyen Leのギター堪能!最後は、奇しくも北欧代表になってしまった?Jon Balke が、美しくリリカルな演奏!!少しもの悲しい雰囲気もふくんだバラードで静かに幕を閉じていきます。これも、非常に好きな演奏。Nguyen Leの世界に一つしか無い世界を堪能してください。1.Dding Dek2.Madal3.Encanto4.Bakida5.Chinoir6.Noche Y Luz7.Feel Feliz 8.Heaven 9.Lu10.RomanichelNguyen Le (G)Renaud Garcia-Fons (B..ac.)Tino di Geraldo (Ds, Per)andCarles Benavent (B..el.)Karim Ziad (a.o.)Hao Nhien Pham (meo&saoFl, Vo)Paolo Fresu (Tp, Flh)Kudsi Erguner (NeyFl)Jon Balke (P)Chris Potter (ts)Illya Amar (Marimba, Tuned Gongs)
2005年08月03日
Sylvain Luc - GAnde Ceccarelli - DsJena Marc Jaffet - BMoon Riverの入ってるSUDの一枚目はNight in Tunisiaからはじめるのですが、初めて聴くギターだったけど、すぐにファンになってしまったです。ベースもドラムもベテランでしっかりサポートしてるし、何よりギターが好きです。うん、ベースも非常にうたっていていいです。はい。彼のギター、ちょと不思議な異国情緒がただよいます。一見、優しく繊細な感じですけど、聴いてると結構強気のフレーズ満載。ギターに自信あり、ってやつでしょうか。面白い。だから、二枚目の邦題アルハンブラの想い出を見つけたときも、私がいつも中古に払う金額より高かったけど、すぐに拾ってきました。不思議な異国情緒のルーツは、生まれ故郷南フランスのバスク地方、っていうのにあるよう・・。ここで、彼の家族達はバスク音楽を演奏する人達のようです。でも、ロックも好きだし、ブラジル音楽も好きだし、当然、ヨーロッパでは絶大な人気をほこるジャンゴにだって、いっぱい聴いたのでしょう。でも、ギターには、あまり、出てこないとおもうのですけど・・。いろんな音楽の中で育って・・そして、ジャズともめぐり逢った・・って、感じのようですよね。ホント不思議な歌心ある。当然何曲か入ってる彼のオリジナルも、ナチュラルな輝きをもった魅惑的な曲になってます。彼の心の中では、常にこんな音楽が流れてるのか、一つラインがあるようにおもえます。生まれた土地のメロディなのだろうか?一曲目、軽快なテンポではじまるJorduを聴いて、もう、ワクワクしちゃいました。二枚目も一発でノックアウト。(^_^);バラードで演奏のPeaceなんても意外だけど素敵だし・・。最後のRecuerdos de la Alhambraでは、トレモノを使わずに、見事に叙情豊かなアルハンブラでございます。(トレモノ聴くと脳みそが揺れちゃうので助かります)夕闇にけむるアルハンブラ宮殿。ものすごい、テクニカルな事してるとおもうのですが、そういうことを感じずゆったりと胸にしみる演奏でした。不思議な歌心をもった、ファンタジックなギターをどうぞ。1.Jordu2. Les Amants D'un Jour3. Xarmegaria4. Out Of The Night Came You5. Eraldi6. La Complainte De La Butte7. Pata Pata8. Could It Be Magic9. Peace10. Brazil11. Irdir12. Don't Tell Me13. Recuerdos De La Alhambraところで、全編アコースティックギターだとおもうのですが、写真なんだか、変なギターなんです。Godin、ってありますです。違うのだろうか?・・・・。
2005年03月25日
C'Est Si Bonを他のギター&ベースの演奏で聴いていたら、このアルバムききたくなりました。彼はヤングジャンゴ、ってことで有名になったらしいのですが、持っている三枚では、そんな感じないです。王道いくジャズギターです。ジプシースィング、っていうのちょっと苦手なんで、助かりますです。めちゃくちゃ速くひくのですが、速いからいけてる、っていうよりは多彩なフレーズに、感動ちゃう、不思議な超絶ギター屋です。ドレフェスのライブ盤Live in Marciacと随分、曲目かぶりますねえ・・ドラムはいっしょですが、ベースはドレフェスでは、ドーキー弟です。Live in Marciac、Blue Eyesもわるくなかったから買ったのです。ただしぃ、全部中古。人気ないのかなぁ・・。Blue Eyesは、シナトラへのトリビュート盤ですが、唄ってます。4曲。このメンバーなので、手数、足数?多そうですが、不思議とバランスとれちゃってて、嫌みはない。うるさくも無い。ペデルセンのおそろしいまでに、しっかりしたベースラインにのって、ふたりとも、のりまくっています。ペデルセンは言うまでもなく、アンドレチェッカレリのシンバルワークも絶品。やはり、ジャズきち、ギター馬鹿的には、Donna Lee、Softly, As in a Morning Sunrise、Autumn Leavesって、ところは涙ものでしょうか?すごいぞぉ。圧巻!疾走なんてものでない。爆走。でも、個人的には、一曲目のC'Est Si Bon大好き。おもわず、口ずさみたくなりますね。Smileなんてのも実にしっとりとパリの街並が浮かぶような演奏です。How Insensitive も、私の好きなギターヴァージョンの一つ。ちょっと、泣ける演奏で~す。この人とシルヴァンリュック、ってギターでのデュオが欲しいのですが、なんせ、中古探しなので、未だめぐり逢っていませ~ん。1. C'Est Si Bon 2. Softly, As in a Morning Sunrise 3. Days of Wine and Roses 4. Stella by Starlight 5. Smile 6. Autumn Leaves 7. Teach Me Tonight 8. Donna Lee 9. Body and Soul10. Ornithology 11. How Insensitive (Insensatez) 12. NuagesBireli Lagrene - GuitarAndre Ceccarelli - DrumsNiels-Henning Orsted Pedersen - BassDominique Di Piazza - Bass (Electric) Nuages
2005年03月08日
ジャズ、って投稿でいいのかちょっと悩むけど今回もあまり気にせず投稿しちゃう。アコーディオンとバス・クラリネット他のデュオです。Portalが楽器の持ち替えもしてますので。これ、随分前にはまったアルバムだったのですが、友達がピアソラのOblivionを演奏したって書いてるの見てからこのアルバム聴きたいな、っておもってました。そう、Kotaさんもピアソラボックス10マイ1460エン?って記事(なんだか、デイリーコタックス、ってかんじっす)書いていて、ますます、このアルバムきくぞぉ、っておもってたのでした。このアルバムは、ピアソラ、パスコワールの曲と彼らのオリジナルとがはいっていまして、そりゃ、「凄い」アルバムです。もちろん、それって、誰?って私のようなレベルの人も充分楽しめるとおもいます。もう、最初から最後まで、息を呑むような瞬間の連続なのです。あるときは、戦い、あるときは、戯れ・・・本当に、ふたりの表情の多彩さや、とぎすまされた音感覚、超絶と言うような型どおりの言葉は、彼らにはほめ言葉にならないのですが。毎日、いつでも聴きたくなるようなアルバムでは無いとおもいますが、なんの知識がなくてもその音だけで感動しちゃうとおもいます。とにかく、哀愁のあるメロディだけでも、それはぐっと来てしまいますから。Richard Galliano (accordeon)Michel Portal (ss, cl, bcl, bandneon,jazzophone)ええとね。一昨年の秋にこの二人のライブを聴きにいきました。もう、完璧でした。ライブもやっぱりビックリなのです。「Blow Up」とほとんど同じ事をやっているのです。ホント唖然、凄すぎます。お互い目を合わせるでもなく、合図するでなく、観客の方を向いて演奏しているのですけど、演奏はスリリングで、寸分の狂いもなくピタリと息があってるのです!ここまで来るとこれはジャズ、ってものとは違うぞぉ?とも思ってしまいます。まさに熟練工の技のようなものがありました。でも、だから、音楽的にレベルが低いとかいってるのでは全くありません。その素晴らしい感情表現に「魂」を抜かれて家路につきましたから。でも、今度はMichel Portalさま、ご自分のバンドで来日してね♪そう、この二人、同じような新しいアルバムでてるんですよね。
2005年03月01日
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