オープナーDolceからわくわくするようなアップテンポで、決め所がバッチリの曲。ユニゾン部分が全員で綺麗に決まりとても気持ちいい。ディジョネットの推進力にのってポルタルが鼓舞します。スリリングで軽快、カラフルでポップな印象。タイトル曲Bailador何処か挑戦的な尖った感覚のある演奏。何がかっこいいって、ポルタルの雄叫び。そして、ディジョネットのドラム。やってることは難解なのだろうけど、サウンド的にはこれも非常に軽快。ソプラノに持ちかてCuba Si, Cuba No。この急速展開なエキゾチックな曲調にトランペットが疾走します。う、、うまい。誰がソロをとっても、決して安易なバッキングなんかですませず、非常に計算しつくされた感じのサウンドが拡がります。ここまで、息もつけぬほどあっという間。素晴らしい!
フランスのオルガン奏者エディルイスの曲Citrus Juice。ちょっと民族音楽ポイ雰囲気が漂う。ダークな色合いだけどどことなく哀愁もあるトランペットの吹きプリがええです。ぴりっと辛口Alto Blues。ディジョネットの曲で、リズム陣が活躍するOne On One。しかし、5人の演奏(5,6,7,8はギターは入ってない)とは思えない音の厚さ。途中からフリーな展開。最後の Tutti No Hyst?riqueも反体制的な感覚で、挑む、って、言葉ぴったり。