重信川の岸辺から

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2016/09/17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
水上勉の故郷は敦賀だ。その敦賀をひとりの娘と一組の夫婦が訪れるというのがこの小説の設定だ。

これらの登場人物をとうして、辺境の地敦賀のさらに辺境の地の自然の美しさ、人情の細やかさが描かれる。

その敦賀も過疎で次第に衰えている。そこにやってきたのが原発だ。原発そのものは背景として描かれるが、原発の建設によって、土地の自然と人情が破壊されていくさまが描かれる。

政府は地方の衰退を放置し、それをよいことに原発などを導入した。そこに政府というものの酷薄さがある。

この小説はそういうものを総合的に描きながら、水上勉が愛してやまない故郷の自然と人間の美しさを描きつくしている。





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Last updated  2016/09/17 09:20:53 AM


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