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2016/09/26
内戦の裏側
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カテゴリ未分類
思うところあって、岩田昌征の『社会主義から多民族戦争へ』の第二部「多民族戦争」を読み返した。ユーゴー内戦、特にコソボ紛争について、知りたかったからだ。
コソボ紛争に関しては欧米のメディアがセルビアがジェノサイドをやっていると大宣伝して、ミロシェビッチの逮捕で終わったが、少数派だったコソボ解放戦線を米国が支持し、武器を送り込み、欧米のメディアに大宣伝させることで、欧米軍の大空爆を正当化したということが書いてあった。
これは、その後の米国や欧州の一部の国のふるまいをみると納得できることだ。アフガン、イラクなどは、米軍と欧州などの軍隊のあからさまな侵略であったが、その際にも欧米による大宣伝があった。
その後のいわゆるアラブの春に続く一連の国家破壊についても、反対勢力なるものを欧米が支持し、それら諸国政府の暴虐をメディアを使って大宣伝し、武器を大量に供与することによって、国家崩壊に至らしめた。
今はシリアがまさにその通りの状況にある。シリアは平和な国であった。それがいつの間にか暴虐な国家と大宣伝され、反政府勢力なるものに、重装備の武器を与えて国家を崩壊させようとしている。
こうみるとユーゴーから始まって、シリアまで、米国とそれに従う欧州諸国のすることがつながっていることがわかる。それは何を目的としたものか。それは、軍需産業やグローバリズムの市場づくりのためではないかと推測してみる。
いずれにしても、あれだけの兵器が、いわゆる反政府勢力にわたっているということが、一つのカギではないかと思う。
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Last updated 2016/09/26 02:34:38 PM
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