重信川の岸辺から

重信川の岸辺から

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

たつ年ですから:「… New! 天地 はるなさん

Welcome to Ichiro’s… Ichiro_Kishimiさん
沖縄でウエディング… 上等沖縄司会屋さん
2016/12/17
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 ヒロシマ平和公園のデザインは、有名な丹下氏の設計にもとづく。丹下氏の設計は、戦時中の設計で設計競技で一位になったものだ。戦時中に一位になったものを、戦後の平和公園コンテストに一部を変えて応募し、一位になった。

 それだけではないが、野上弥生子さんは、平和公園に違和感を持っていた。それは、ヒロシマヲ象徴するものではないからだ。

 岩波文庫『野上弥生子随筆集』の「ヒロシマに就いて」のなかで、野上さんはこう書いている。

 「放射能で焦げ崩れて散乱した瓦礫の前に連れてきたい」と。

 原爆の悲惨を忘却させてしまう施設よりも、それをそのまま残すことが大切だからだと。

 なるほどと思った、ナチスのホロコーストの跡をそのままに残したように、ヒロシマの被爆の跡をそのままに残すという形があってもよかった。

 世界遺産云々が騒がれている今日、はるか以前の作品ではあるが、野上さんの随筆に大いに考えさせられた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016/12/17 11:04:03 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: