昨年のことになるのだが
かねてから行きたいと思っていたところを訪れる機会に恵まれたので行くことにした。
本来の所用はこことはまったく別のところなのだが、その目的地に行くまでにちょっと寄り道もありじゃない?ということで、夫を説得して連れて行ってもらうことにしたのである。
その場所はメーカーズマーク蒸留所。
この国の代表的なウィスキーといえばバーボンウィスキーだが、そのバーボンウィスキーの発祥ともなった地で製造されている有名な蒸留所のうちのひとつである。
本来ならば蒸留所ツアーなどに参加して心置きなくウィスキーを堪能したかったのであるが、所用の途中の立寄りで、それほどに時間を取れなかったので1か所だけ、ということになった。
それでも心は踊っていたしなによりも賛同してくれた夫に大感謝だったのである。
ここからは、自分の経験をもとに記載していくので、検索をかけて間違えてこの駄文ブログに着いてしまった方にはほとんど有益な情報がないし、主観で記載をしているので、真剣にバーボン蒸留所を訪問したいと思っていらっしゃる方はこんなブログよりもはるかに正確で確実な情報を得ていただきたいと思う。
このブログはあくまで個人的見解の感想文程度、ということでご容赦いただきたい。
バーボン蒸留所に行ってみたい、と思っている日本からの観光の方々も少なからずいらっしゃることだろう。
ケンタッキー州にはメーカーズマークだけではなく、たくさんのバーボンウィスキー蒸留所があるが、広大な州の中に必ずしもまとまって存在しているわけではないので、目的の蒸留所がどの地域にあるかによるのだと思う。
この国で運転したことがない、したことはあるけれどそれほど慣れていない、という方々にはなんらかの蒸留所ツアーに参加して楽しんだ方がよいかと思う。なぜならば、慣れていない方にとってはかなり道中ハードだと思われるからである。
今回訪問したメーカーズマーク蒸留所はケンタッキー州の大きな都市であるルイビルにほど近い。
なので、日本から行くのであればルイビル国際空港からはそれほどの時間も距離もかからないかと思う。
2024年現在、ルイビル国際空港までは日本からの直行便が就航していないはずである。そのため、ルイビルまで行くためには日本からの国際線の乗り入れしているいずれかの空港より乗り継ぎをする必要がある。
もし自力で蒸留所ツアーをするのであれば、ルイビル空港などからレンタカーをして蒸留所までドライブで向かうことになるかと思う。
ルイビル国際空港はルイビル市内からはそれほど離れていないので、空港に到着してからはルイビル市内のホテルに宿泊するという選択肢もあるかと思う。
空港から直接蒸留所に向かう場合は、車でI-65という州間をつなぐ高速道路を使い、ナッシュビル(テネシー州)方面に向かうことになる。
I-65を南下して112番出口を降りてClermont Roadを東進する。フラットではないが若干アップダウンのあるこの道路を直進していくと、左側にJim Beamの大きな蒸留所が見えるはずである。
実際、自分はこれを見た時に鼻血が出るかと思うくらいに興奮した。
その後、ナビに従い道なりに進んでいくとこれまた日本でも有名なFour Rosesの蒸留所も出現する。
その他も2-3か所くらい蒸留所を道すがら見かけて、そのたびに興奮しっぱなしのドライブだったように記憶している。
自分たちは、蒸留所に行く前に途中のBardstownという街に1泊して向かうことにした。
I-65の道路状況にもよるかもしれないが、順調であればルイビル空港からは約45分で到着する。
実際自分たちも1時間もかからずに到着することができた。
Bardstownには夫も自分も初めての訪問。
夫が言うには「オールドケンタッキーホームの公園があるらしいよ。明日早起き出来たら行ってみる?」
と提案してくれた。行ってみたいけれど、もしも今夜飲んだくれてしまったら明日はきっと早起きなどできないであろうし、まちがいないと思う。
案の定、到着日の夜は、Bardstownにあるいくつかのバーのうちのひとつにチェックインし、バーボンは飲まなかったけれど、ロコビールがタップでいくつかあったのでそのうちの2杯くらいをいただき、典型的なアメリカの田舎町のダイニングのルーベンサンドウィッチやフレンチフライなどをつまみながら楽しいひとときを過ごした。
小さな観光地という感じで、自分たちはホテルからバーまで徒歩で動いていた。都市に比べたらそれほど危ない感じとは思わなかったけれど、もしこのタウンを訪れることがあったら、夜は十分に気を付けてバーホッピングなりディナータイムを楽しんでいただければと思う。
Bardstown。個人的にはとても気に入った。また機会があれば訪れたいなと思うし、おすすめのタウンである。
Maker’s Markの蒸留所はBardstownから田舎の山道を行くこと約40分くらい。
起伏の激しい土地で、しかも蒸留所を訪れる人以外は地元民しか使わないような道なので、運転の際には十分にお気をつけいただきたい。
また、当然ながら、アメリカでも飲酒運転は重罪なので、やっぱりツアーとかに参加するのがいいんだろうなぁ・・・。その方が複数で行った時にもドライバーに気兼ねすることなく飲んだくれることができるだろうし、なにしろ、初見で行くにはかなりハードル高いかもしれない。でも、あえてチャレンジしていってみる、というのも大いにありかと思うので、バーボンファン、酒ファンの方にぜひ楽しんでもらいたいな、と思う。
2025年1月現在のMaker’s Mark蒸留所のWebsiteの、蒸留所ツアーのリンクを貼っておきます。
https://www.makersmark.com/en-us/distillery/visit-us
毎度のことながら備忘録程度の内容を最後までごらんいただきありがとうございました。