わたしのブログ

わたしのブログ

2009.01.06
XML
テーマ: お勧めの本(7899)
カテゴリ: 読書感想
冷たい水と、砂の記憶  谷村志穂




●著者の谷村志穂さんからのコメントをいただきました!
 タイトルには「記憶」という言葉を使っていますが、記憶とは言えないほど淡い思い出だったり、かげろうのようにぼんやりとした感覚を、ふと思い出す瞬間があります。
 匂いや音、肉体の一部と結びついていることがあります。
 何かがきっかけで思い出のスイッチが入り、突如目の前に広がる風景が、今の自分を助けてくれることがあります。
 そんな感覚を手繰り寄せるようにして書いた短編がたくさん収録されています。
 どうぞ読んでください。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

すべてが、いつかは溶けて黄金色に光る。心の記憶と体の記憶。終わらせた恋の甘さと切なさを胸に秘め、輝かしく歩み出す女たちを描く、充実の作品集。



冷たい水と、砂の記憶/夏の終わり/よく冷えたもの/赤と白のワインの空き瓶/冬休みを前に/欅通りのカフェ・テラス/雨宿の白い花/Do you still Love me?/三年の後/微熱/世界にたった一つの香り/風になびく青い風船/春宵の旅人/蛍結び/白く贅沢な夜/水音/青いアーチを越えて、コルトレーンを聴く




一旦、車輪の動きを始めた車を前に進めたい、そう感じるのは女なのかもしれない。男は車輪をひとたび動かす事だけに夢中になる。


短編集にはあまり慣れていませんでしたが、最近、よく読むようになったので、面白さが解るようになってきました。
短いストーリーの中にたくさんのドラマがきゅっと詰まって濃厚な恋愛模様が楽しめます。
都会の大人の洗礼された風景が描かれています。
地方都市に住んでいる私には、無縁の風景。
心情はわかります。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.02.08 23:38:19
コメントを書く
[読書感想] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: