旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

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≪ゾロ≫



さて、
最新のゾロの方が作品の出来としては良いのかもしれないけれど、
こういった怪傑黒頭巾ものは、ドロンのようなスーパスターが
演じてこそということで、絶対にドロンのゾロに軍配.

ドロンびいきということもありますが、
お顔の素敵な、マスクの下がハンサムということで、
ワクワクします.
世の殿方には、悪いけれど、
映画史上だけでなく、この世で一番の男前と思っているのです.
だから、どんな男性にも心動かさず、映画の世界で
うっとりっしていれば良い私なのであります。

とまあのろけはさておいて、
黒いチューリップ゚の方は、痛快であるけれども、
ゾロの方は一皮むけて、ゆとりあるアランが痛快に見せてくれるのであります。
女性に心動かさず、悪者をやっつけるだけ。
こんな理想的な出演映画は、私だけのものという感じで
なかなか宜しい。

簡単なストーリー.。

剣の達人デイエゴ(ドロン)は友人のミゲルに会うが、
彼は任地に着く前に殺されてしまう。
デイエゴに君が総督になって平和な街を作ってくれ、
殺しは決してしないでくれと言い残す。

ミゲルの親戚ということで総督になりすまし、着任する。
これがまた、おかまのようなひ弱い総督なのだ.敵を欺くためには
これも手段。
そして、前総督に仕えていた、聾唖者の青年と、飼い犬が、味方に
付いてくれた。
まずはあばれん坊将軍ならぬ、街見物.
そこで見たものはウエルタ大佐の横暴きわまる行動と、税の取立てに苦しむ民たちであった。

むやみに罰を与え、処罰している所へ突然、マントをひるがえして
現れた黒マスクの男。

街で知り合った男の子がいつかゾロが助けに来てくれると
言ったそのままにデイエゴはゾロとなって現れた。

武器は前半は鞭、後半はつるぎであります.

新世界への夢を持っていたミゲルの為に、きっと平和な街にすると
心に誓ったデイエゴ。
黒マントで颯爽と登場する所はもう拍手!拍手.

まあその展開がユーモアあり、快テンポで笑わせ、堪能させ、
そして、おかまのような総督のドロンが
結構楽しんでやっているのか、、はまっちゃって...る。

とにかくゾロが格好良いのである。
ラストのウエルタ大佐との決闘シーンは15分にも及び、
ラストは城の塔の上での決闘となるが、あわやと言う時に
愛犬のあれ、ボクサーかなあ、グレートデンかなあ、まあ
その犬がウエルタのお尻を押して,大佐は塔からまっさかさまに
落ちてしまう。

彼に思いを寄せる娘を尻目に馬にまたがり、どこかへ消えていったのであります。
全編、ハラハラはなく、結構笑いをくれて、ぐいぐいと
引っ張ってくれましたね。
いろんなデイテイールはドロンの為に張り巡らされていて。
ドロンフアンを満足させるように作られています。
痛快喜劇アクションで良いでしょう.
音楽も喜劇らしい軽快で乗りのいい,
口ずさみ易いメロデイーーです.

≪マスク.オブ.ゾロ≫と比べて如何なものでしょうか。
スーパースターがやるから、活劇も面白いのであるが、、
最初から、他のゾロは見る気もしないので、偏見もいいとこです.

おかまと正義の味方の変身振りを超二枚目がやるから笑えるのだ.
ただの人がやったってちっとっも笑えないと思う。
1度ご覧遊ばせ,
ただし、ドロンフアンでないと観てはいけません!(笑)
けなされるといけませんから。
ドロンのフアンになれる方だけご覧遊ばせ。

済みません!ドロンの映画となると我を忘れてしまうもので、
誉め過ぎ!てなかんがあるもので.。お許しあれ!

ドロンの映画でお薦めは、
≪暗黒街のふたり≫、≪フリックストーリー≫など結構
いけるのがありますので、ぼちぼち、紹介させてくださいね。

フリック....なんて、ジャン.ルイ.トランテイニアンが
無表情の悪役でいい線いってますしね.
彼は女優さんはあまり選んでなくてB級を使っているが
共演男優は絶対に一流さんを選んでいる。そこも好き!




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